竹林亭白房

正太郎「星野屋」★落語

□本日落語一席。
◆春風亭正太郎「星野屋」(寄席チャンネル『夢 寄席』)。
新橋内幸町ホール、令和2(2020)年12月20日(春風亭正太郎独演会「正太郎百貨店」)。
昨日は、上方落語で桂春雨の「悋気の独楽」を聞いた。今日も「悋気の独楽」同様、旦那が妾を囲う噺。
そして、おもしろいことに、昨日の春雨も今日の正太郎も、東京で「おめかけさん」、上方で「おてかけさん」、目をかけるか手をかけるかのちがいですなどとマクラで語り、また、この妾というものはきまって愛玩用に犬の狆を飼うという同じことを語っていた。さて、このマクラの発祥は東京か上方か興味深い。

これは昨年暮の高座。正太郎は年が明けて、今年の3月には九代目春風亭柳枝を襲名した。大名跡である。六十二年ぶりの復活だ。先代の八代目春風亭柳枝は、やはり先代で三代目春風亭柳好とともに、「野ざらし」で人気のあった落語家だ。当代の柳枝も「野ざらし」を演るなら聞いてみたいものだ。そして、当代柳好も。

これで、春風亭というと、柳朝、柳好、柳橋、そして、この柳枝と、大きな名跡はほぼ復活したことになる。最後に残っているのは、春風亭柳昇だが、これは昇太が継がないのだろうか。何か諸問題でもあるのか。
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