竹林亭白房

小満ん「犬の字」★落語

□本日落語二席。
◆春風亭昇也「庭蟹」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年5月2日(第659回「TBS落語研究会」)。

◆柳家小満ん「犬の字」(TBSチャンネル『落語研究会』)。
東京三宅坂国立劇場小劇場、令和5(2023)年10月25日(第664回「TBS落語研究会」)。
これは初めて聴くネタだ。2005年に書いた日記の記事で、犬や猫の落語の話題にふれて、「犬の足」「犬の字」「犬の無筆」などといった落語が『増補 落語事典』に載っているけれど、聴いたことがない旨を記している。
2005年時点での記憶で聴いたことがないと言っているのなら、忘れたとかではなく、たぶん本当に聴いていないのだろうとは思われる。ただ、今回聴いた小満んの一席で、落げだけはどうもうっすらと記憶に残っているのが気になる。なお、『増補 落語事典』には、この落語を別名「白太郎」とも言うとあるが、これで調べても鑑演記録には出てこない。

よほどレアなネタなのだろう。川戸貞吉『落語大百科』には項目がない。白犬が神信心の末に人間に生れかわるというのは「元犬」と同じだ。『増補 落語事典』の解説には、「橘家円玉(本名岩出源次郎)が、『これが元犬の上でございます』といってやっていた」と記してあるが、今回聴いた小満んの筋では、ここから「元犬」にどうもつながりそうな気がしない。いろいろ調べてみたい落語である。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る