年末から都内を震撼させたバラバラ殺人事件。
被害者は20歳の短大生。
加害者は21歳の次兄だそうだ。
「夢がない」となじられた。「一生懸命がんばっているのにだめだ」と
言われているように「感じた」加害者。
3年ぶりの会話・・・とされているが、とにかく、会話が少ないきょうだいだったのだろう。
福島章先生が既にコメントを今日発表している。
祖父・父も歯科医。兄も歯学部にいる。
妹も自分の夢に向かって都内の芸能事務所に在籍していたらしい。
加害者は、3浪だったそうだ。
この時期、いかに不安があったか。
また、3浪という長い浪人期間にいかなる不安に耐えていたのか。
そうでなくても、孤独になりやすい浪人時期。
「家族内での劣等感」の「爆発」、それでも、済まない怒りを
「バラバラ殺人」にしたという。
私の見解・・・現段階の報道内容でしか分からない。
①家族内での劣等感は募らせていったと考えられる。そして、孤立感・疎外感。
小学生時代・中学生時代・高校時代には、もうそういう感情を持ち始めていたかも知れない。
②家族の中だけではなく、社会の中からの自分の身の置き場がなくなる不安感。
彼に友達がいたら。
自分の心の悩みを話せる友達がいたらどうだっただろうか。
③浪人中の家族関係。
事件は、被害者である妹との会話が発端にはったように報道されている。
しかし、祖父・父・次兄とはどうだったのか。
食事は家族でとっていたのか。
話題に出てこない「母」の存在は?祖父がいるなら「祖母」は?
全く報道にのってこない。
④それでも歯科医になりたかったという彼の言葉
認めてもらいたいという欲求をずっと持っていたのではないか。
しかも、自分の一番身近なひとたち(家族)に。
受験シーズンまっただなかで、起こったこの事件は、
やはり現代は、「学歴社会」なのか、と感じさせる。
「歯科医」以外の道は、やはり考えられなかったのであろうか?
本当は、ほかにしたいことがあったのではないか?
興味があったことがあったのではないか?
⑤芸能事務所からみた妹(被害者)の印象
「笑顔が少ない」という第一印象だったそうだ。
また、家族で悩み事を抱えているということ。
次兄との関係、とは限定できない。家族全般に何か、ぎくしゃくしている
空気があったのではないか。
光と影・・・の「光」とされている妹の、芸能事務所の第一印象は、
「笑顔が少ない」
妹も、家族の中で寂しかったのではないか?
芸能事務所や舞台などは、だれかの脚光をあび、また、一緒につくりあげるひとたちが
いる。妹は妹で孤独だったのではないか。
ただ、妹は、動くことができていた。
⑥兄はなぜ妹を殺害したのか
兄を「ゆうくん」と呼んでいる妹。年子である。
また、彼は父の40歳過ぎの男子。年子の娘とは比較されたであろう。
長兄とはもちろん比較されるであろう。
きょうだい関係とは、時につらいものだ。
開業の歯科医ならば、期待が相当かかっていたことは想像しやすい。
「夢がないね」の一言が取りざたされているが、その前後の
兄の行動、妹の行動、きょうだいの会話に関心が向く。
長いこと会話をしていないきょうだいが、会話をすることには、
お互い相当な勇気が必要であるのではないか。
なぜ、妹を殺害したのか。
長兄ではなく、親でもなく、なぜ妹か?
母は?
⑦暴行から殺害・遺体の分解まで
木刀はなぜあったのだろう?
「死体は語る」の著者は、気の弱い人間ほど、
残忍な殺人をすると述べている。
バラバラにするのも、見付かりたくないということであり、
また、執拗な暴行にも、そういう心理のメカニズムをうかがうことが
できよう。
髪・胸・下腹を切り取っている。もちろん、関節で、身体も分解されているが。
髪・胸・下腹・・・女性の部分である。母性の部分である。
女性への劣等感を持っていたのかも知れない。
全く出てこない、母の情報。母への怒りか。
生別を分からないようにするため・・・という理由ではない、
もっと深い理由があるような気がする。
⑧妹はなぜ「サメ」か?
祖父に「サメが死んでくさいから」と次兄は言ったそうである。
この言葉には違和感がある。
普通、サメなんて家で買わない。
祖父は、この言葉をどうとらえたのか。どう感じたのか。
⑨ほかに問題行動はなかったか
生育歴上の可能性をあげるとキリがない。
浪人中で言えば、「ひきこもり状態」などは
どうだったのか、ということである。
予備校の合宿に出ていたようであるので、完全な引きこもりでは
なかったのかも知れないが・・・・。
・・・・・・・
思うことはたくさんある。
彼の気弱で孤立し、劣等感を強めていた姿が想像できる。
ただ、福島氏の言う「怒りがどんどん爆発し・・・」というコメントは
私としては、少し考えさせてもらいたいと思う。
エスカレートしすぎたことは確かである。
反省の言葉が出ない・・・という報道がなされている。
まだ当然であろう。
大きな事件をしたときには、大きな緊張感が伴う。
まだ、彼はその緊張感がほどけていっている段階なのだから。
家族の動向、コメントを聞きたいところである。
また、これに関しては、引き続き、考えていきたいと思っている。
被害者は20歳の短大生。
加害者は21歳の次兄だそうだ。
「夢がない」となじられた。「一生懸命がんばっているのにだめだ」と
言われているように「感じた」加害者。
3年ぶりの会話・・・とされているが、とにかく、会話が少ないきょうだいだったのだろう。
福島章先生が既にコメントを今日発表している。
祖父・父も歯科医。兄も歯学部にいる。
妹も自分の夢に向かって都内の芸能事務所に在籍していたらしい。
加害者は、3浪だったそうだ。
この時期、いかに不安があったか。
また、3浪という長い浪人期間にいかなる不安に耐えていたのか。
そうでなくても、孤独になりやすい浪人時期。
「家族内での劣等感」の「爆発」、それでも、済まない怒りを
「バラバラ殺人」にしたという。
私の見解・・・現段階の報道内容でしか分からない。
①家族内での劣等感は募らせていったと考えられる。そして、孤立感・疎外感。
小学生時代・中学生時代・高校時代には、もうそういう感情を持ち始めていたかも知れない。
②家族の中だけではなく、社会の中からの自分の身の置き場がなくなる不安感。
彼に友達がいたら。
自分の心の悩みを話せる友達がいたらどうだっただろうか。
③浪人中の家族関係。
事件は、被害者である妹との会話が発端にはったように報道されている。
しかし、祖父・父・次兄とはどうだったのか。
食事は家族でとっていたのか。
話題に出てこない「母」の存在は?祖父がいるなら「祖母」は?
全く報道にのってこない。
④それでも歯科医になりたかったという彼の言葉
認めてもらいたいという欲求をずっと持っていたのではないか。
しかも、自分の一番身近なひとたち(家族)に。
受験シーズンまっただなかで、起こったこの事件は、
やはり現代は、「学歴社会」なのか、と感じさせる。
「歯科医」以外の道は、やはり考えられなかったのであろうか?
本当は、ほかにしたいことがあったのではないか?
興味があったことがあったのではないか?
⑤芸能事務所からみた妹(被害者)の印象
「笑顔が少ない」という第一印象だったそうだ。
また、家族で悩み事を抱えているということ。
次兄との関係、とは限定できない。家族全般に何か、ぎくしゃくしている
空気があったのではないか。
光と影・・・の「光」とされている妹の、芸能事務所の第一印象は、
「笑顔が少ない」
妹も、家族の中で寂しかったのではないか?
芸能事務所や舞台などは、だれかの脚光をあび、また、一緒につくりあげるひとたちが
いる。妹は妹で孤独だったのではないか。
ただ、妹は、動くことができていた。
⑥兄はなぜ妹を殺害したのか
兄を「ゆうくん」と呼んでいる妹。年子である。
また、彼は父の40歳過ぎの男子。年子の娘とは比較されたであろう。
長兄とはもちろん比較されるであろう。
きょうだい関係とは、時につらいものだ。
開業の歯科医ならば、期待が相当かかっていたことは想像しやすい。
「夢がないね」の一言が取りざたされているが、その前後の
兄の行動、妹の行動、きょうだいの会話に関心が向く。
長いこと会話をしていないきょうだいが、会話をすることには、
お互い相当な勇気が必要であるのではないか。
なぜ、妹を殺害したのか。
長兄ではなく、親でもなく、なぜ妹か?
母は?
⑦暴行から殺害・遺体の分解まで
木刀はなぜあったのだろう?
「死体は語る」の著者は、気の弱い人間ほど、
残忍な殺人をすると述べている。
バラバラにするのも、見付かりたくないということであり、
また、執拗な暴行にも、そういう心理のメカニズムをうかがうことが
できよう。
髪・胸・下腹を切り取っている。もちろん、関節で、身体も分解されているが。
髪・胸・下腹・・・女性の部分である。母性の部分である。
女性への劣等感を持っていたのかも知れない。
全く出てこない、母の情報。母への怒りか。
生別を分からないようにするため・・・という理由ではない、
もっと深い理由があるような気がする。
⑧妹はなぜ「サメ」か?
祖父に「サメが死んでくさいから」と次兄は言ったそうである。
この言葉には違和感がある。
普通、サメなんて家で買わない。
祖父は、この言葉をどうとらえたのか。どう感じたのか。
⑨ほかに問題行動はなかったか
生育歴上の可能性をあげるとキリがない。
浪人中で言えば、「ひきこもり状態」などは
どうだったのか、ということである。
予備校の合宿に出ていたようであるので、完全な引きこもりでは
なかったのかも知れないが・・・・。
・・・・・・・
思うことはたくさんある。
彼の気弱で孤立し、劣等感を強めていた姿が想像できる。
ただ、福島氏の言う「怒りがどんどん爆発し・・・」というコメントは
私としては、少し考えさせてもらいたいと思う。
エスカレートしすぎたことは確かである。
反省の言葉が出ない・・・という報道がなされている。
まだ当然であろう。
大きな事件をしたときには、大きな緊張感が伴う。
まだ、彼はその緊張感がほどけていっている段階なのだから。
家族の動向、コメントを聞きたいところである。
また、これに関しては、引き続き、考えていきたいと思っている。