Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

コードの螺旋

2013年07月29日 | Jazz CD

The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery / Wes Montgomery

The_incredible_jazz_guitar

★★★★☆

Wes Montgomery (g)

Tommy Flanagan (p)

Percy Heath (b)

Albert "Tootie" Heath (d)

Jan 26 & 28, 1960 NYC

es-175っスか~

こっちも、アンプは何を使ってるのか探索中ですが、

この剥き出しな「シャリ、ペン、ペチャ」感が堪らんのぉ~

これ聴くと、『The Wes Montgomery Trio』は、妙なリヴァーブが邪魔や。

さて、

『~Trio』のゆったり感に馴染んだ脳ミソは、一曲目の『Airegin』が流れだしたとたん

「これからいったい何が起こるんや」

と思わず身構えてしまいやしたが、

それも束の間、

たちまち、ウェスの世界に引き摺り込まれてしまいますわ。

アルバム通した緩急の中で、この曲と、『Four on Six』は、重要なアクセントになってるな。

全曲共通の構成

イントロ

テーマ・・・実にシンプルかつ説得力のある演奏なんで、一度聴くと忘れない。

アドリブ・・・単音、オクターブ、コードを織り交ぜたソロ展開力のデカさ。
       おそらくこのループの拡がりは、人類史上最大級の産物。

テーマ

エンディング

...と、にわかがホザいてみましたが、

っぱこの人が凄いのは、アドリブで駆使してるであろう超絶技巧を包み覆い隠してしまう

表現力。

ほんま、

耳触りよく...

心地よく...

温かい

脳ミソは浄化され、体は揺れ...ジャズを通して、人生は楽しむもの、という

真実を剥きだしにしてくれる。

この幸福感には、相変わらず柔らかなトミーのピアノも大いに一役買っている。

とくに『In Your Own Way』の演奏は秀逸。

『Full House』も、はよ届け。


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