Exploring the Scene /
The Poll Winners Barney Kessel with Shelly Manne and Ray Brown
☆
「ニコラス・ぺタスやないかい!?」
☆
☆
★★★
☆
1960年8月30日、31日、9月1日 Los Angelsは、Contemporary Records' Studio
で録音の4枚目ですな。
3枚目がトンでる謎は謎のままにしといて...
コレ以上、The Poll Winnres のCDが増えなかったのは、
笑えないジャケ写に愛想をつかしたワケではなく、
まあ、アレですな。
スタンダードのカバーが大半を占めるアルバム構成、演奏スタイルもあまり変わらず、
『~Ride Again !』より、レイのベースがノーマルになっちゃってるんで
「もーエエか...」
てゆー。
☆
でも、まあ~アレですなぁ
大概のジャズは”都会の夜”向きですが、このThe Poll Winners 一連の作品は、
"カラッとした青空の下”
が一番、似合いますなぁ~
注)BGMとして流すなら、あんまりVol.を上げたらダメですぜぃ。
「ん? なんじゃこのベース?」
って 気になってしゃーなくなりますから。
☆
さて、
トリはもちろん、ギターのバーニー。
Charlie Chiristian PUを載せた Gibson es-350 の音ですが、
1枚目は、わりと丸っこく、ふくよかな仕上げだったのに対し、
2枚目と、この4枚目は、贅肉がソギ落されてて、コードは「クシャ」と、
シングル・ノートは、けっこう硬質な”クリスタル”な響きなんかも出ちゃってます。
それでもやはり、
やさしく
温かい
バーニーの音は共通。
結構なテクニックを駆使してる割に、スポーツ的とか、技巧的とか感じさせない、
陽性の人間味溢れる演奏。
☆