Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

’55 175

2024年01月20日 | Gibson ES-175



 久しぶりに天気の悪い土日になる予報。
 ギター引き籠りの2日になりそうなんで、あっさりしてた175を手放したことについて、書いときましょうか。
 一番の要因は”弾かなくなったこと”。 ここ1年くらい、ギターの状態チェックと古真空管アンプの灯入れのため、くらいしかギターケースから取り出して手に取る機会がありませんでした。
ギターの本数を減らす、ってことをずっとやってるんで、「そろそろ手放す時かな。」と。


 あと、175への思い入れ度合かな。 前から175より、音もルックスも125のほうが好きってことはコクってましたが、その後、Doug Raney や 浅葉裕文さんの影響で、フェイバリット・ジャズボックスは、”P-90を積んだフルデプスのES350”となり、軍資金を用意してたりしたんですが、終に現れず... そのうち、わいのジャズギター熱も下降気味に...もちろん、P-90を積んだ175の古真空管アンプから流れる黄金期の音は、ブログで綴ってきたとおり、大好きなんですけどね。 175を手放して、P-90を積んだギターが手元から消えちゃいました。

 こちらも以前コクりましたが、「俺の〇〇」という所有意識っていうんですかね、そういう意識はどのギターに対しても薄く、「一時期預かってるだけ」っていう姿勢なもんで、”美しすぎる”状態も手伝い、「できるだけこの状態のままバトンタッチせな」という気配りもあって、結局、最後まで”他人行儀”感は拭えませんでしたな。

 でも、ジム・ホール巨匠の175と同年製造、兄弟みたいなギターですからね。 正真正銘”ヴィンテージ”と呼んでよいギターだと思います。
当時の
ホンジュラス・マホガニー
ハカランダ
P-90
グレイタイガー
ラッカー塗装
・・・
弾き心地、音
ジャズ黄金期のジャズボックスがどうゆうものか、よい体験をさせてもらいました。


 最後、下世話な話題ですが、¥についても話しとかないけませんな。 10年前に購入した金額のほぼ倍の入金がありました(委託販売)。 10年前の購入額は、”美しすぎる”コンディションもあり、相場より¥10万 高かったです。 ¥売り値の設定はお店にお任せしました。 皆様、ご存知、もしくは頭を抱えていらっしゃるとおり、コロナ以後のギター価格の上昇度は酷いものですが、店頭販売価格が妥当か否か、は買い手がつくか否かなので、即売れたってことは、妥当、もしくは、お買い得価格だったってことでしょう。 ヴィンテージ・ギター(ただの自称ヴィンテージも含めて)が、投機対象として扱われている現実ですな。

 175には、貴重な体験をさせてもらったうえに、¥面でも貢献してもらって、感謝を越えて、なんか悪いコトをしたような気がしてなりません。



















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