Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

Best of the best

2013年05月18日 | Masco MAP-15 Amp

さて、肝心の音ですが

You Tube にアップされている音源のなかでは、

"Best of the best"

の音として、長いこと追い求めてたアンプなんで、

狙いどおりの音が出たときは、感激もひとしお。

先に紹介した動画のギターを箱モノから、ビザールに置き換えて、

ディレイを差し引いていただければ想像つくかと...

ま、H44は、チェンバード・ボディ特有のエアー感もあるし、

ほとんどおんなじ音ですわ。

いやぁ、それにしても便利な時代になったもんや。 

こげなアンプ、日本国内で試奏できるチャンスなんざ

そーそーないスからね。

You Tube様様。

アンプの目の前にいる人間にしか分からんインプレとしては、

まずは、お約束の

音が小さい。 

6SL7GT 2本で増幅され、6L6GC 2本が生み出したパワーは、どこに消え去ってるんや??(熱になってるんでしょうが) ってくらい、音が小さい。

が、これがこのテのアンプの最大の特権でして、部屋弾きの音量で、マスター・ヴォリュームもアッテネーターもカマしていない、アンプ本来のサウンド / トーン / クランチを得るとこができるんですわ。

細かくいうと、

Input 1 と Input 2 は歪みましぇん。 いつまで経ってもクリアーな音です。

1 と 2 の出音の違いも、よく分からず。

Input 3 が ゲイン・チャンネルとして使えるようで(正しい使い方か?分かりませんが)、エレキ・サウンドとして色気たっぷりなクランチ・サウンドが得られます。

いやぁ~、ほんとアーリータイム・シカゴ・ブルースそのまんまの音ですな。

なんとも、

甘く

ふくよかで

やさしい

といっても、”爪”弾けば、弦鳴り豊かな「チリカリ」した生々しい芯の強い音がちゃんと出やす。

指の”腹”で弾けば、丸っこく柔らかなエッジながら「パンッ」とした圧のある音。

5、6弦は、ヴィブラートを効かせてないのに、Mark Mumea氏の動画のような

「バボバホ、ブヨブヨ」空気感がありますな。

なんやろ、目の前で皮の張りが少々くたびれた生太鼓が鳴ってるような。

ちゃちい造りと、ちゃちいスピーカーだからこそ、生み出される本物のブルース・サウンド。

Masco_map15_045

Masco_map15_046



部屋弾きの音量で、十分クランチする

「ブリブリ、バホバホ」感

Eastwood H44が一番合う

点は、Oahu397kが一番近いスけど、一言でいうと「より上質な音」ってことになるのかな。

より厚みがあり、余裕が感じられるのは、6L6GC 2本、12インチ・スピーカー、と箱の大きさ(Supro Cometより一回り大きく、明らかに箱が鳴っている)のおかげっぽいな。

こりゃあ~、箱モノ・ギター入手が加速しちゃうな~

困ったもんや。


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