さて、肝心の音ですが
You Tube にアップされている音源のなかでは、
"Best of the best"
の音として、長いこと追い求めてたアンプなんで、
狙いどおりの音が出たときは、感激もひとしお。
先に紹介した動画のギターを箱モノから、ビザールに置き換えて、
ディレイを差し引いていただければ想像つくかと...
ま、H44は、チェンバード・ボディ特有のエアー感もあるし、
ほとんどおんなじ音ですわ。
いやぁ、それにしても便利な時代になったもんや。
こげなアンプ、日本国内で試奏できるチャンスなんざ
そーそーないスからね。
You Tube様様。
☆
アンプの目の前にいる人間にしか分からんインプレとしては、
☆
まずは、お約束の
音が小さい。
6SL7GT 2本で増幅され、6L6GC 2本が生み出したパワーは、どこに消え去ってるんや??(熱になってるんでしょうが) ってくらい、音が小さい。
が、これがこのテのアンプの最大の特権でして、部屋弾きの音量で、マスター・ヴォリュームもアッテネーターもカマしていない、アンプ本来のサウンド / トーン / クランチを得るとこができるんですわ。
細かくいうと、
Input 1 と Input 2 は歪みましぇん。 いつまで経ってもクリアーな音です。
1 と 2 の出音の違いも、よく分からず。
Input 3 が ゲイン・チャンネルとして使えるようで(正しい使い方か?分かりませんが)、エレキ・サウンドとして色気たっぷりなクランチ・サウンドが得られます。
☆
いやぁ~、ほんとアーリータイム・シカゴ・ブルースそのまんまの音ですな。
なんとも、
甘く
ふくよかで
やさしい
音
といっても、”爪”弾けば、弦鳴り豊かな「チリカリ」した生々しい芯の強い音がちゃんと出やす。
指の”腹”で弾けば、丸っこく柔らかなエッジながら「パンッ」とした圧のある音。
5、6弦は、ヴィブラートを効かせてないのに、Mark Mumea氏の動画のような
「バボバホ、ブヨブヨ」空気感がありますな。
なんやろ、目の前で皮の張りが少々くたびれた生太鼓が鳴ってるような。
☆
ちゃちい造りと、ちゃちいスピーカーだからこそ、生み出される本物のブルース・サウンド。
☆
☆
☆
部屋弾きの音量で、十分クランチする
「ブリブリ、バホバホ」感
Eastwood H44が一番合う
点は、Oahu397kが一番近いスけど、一言でいうと「より上質な音」ってことになるのかな。
より厚みがあり、余裕が感じられるのは、6L6GC 2本、12インチ・スピーカー、と箱の大きさ(Supro Cometより一回り大きく、明らかに箱が鳴っている)のおかげっぽいな。
☆
こりゃあ~、箱モノ・ギター入手が加速しちゃうな~
困ったもんや。
☆