Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

Blues、ブルース!ぶる~す!! ~その9~

2011年11月05日 | Blues CD

モノホンなんですわ...

Leadbelly

Leadbelly

...この人。 10代の頃から、懐にはスマホならぬ、リヴォルヴァーを忍ばせ、婦女暴行、殺人、殺人未遂に、恐喝...と、ムショとシャバを往ったり来たり...服役中も脱走を試みたり...と。 だから、歌も”本場仕込み”のフィールド・ハーラーなんですわ。 そりゃ、っぱねぇーパワフルな歌唱力も身に付くわさ。 なんや、ジャケットの顔がだんだんとデニス・ロッドマン、はたまた、イブラヒム・バに見えてきたわ。

 ま、根っからの悪党なんでしょうな。 

州知事を小股潜り宜しく、舌先三寸で丸め込み、35年の刑期をたった2年で釈放されると、10才も年下のブラインド・レモン・ジェファーソンと無理やり義兄弟の契りを交わし、『Bonnie and Clyde』のごときドサ回りの末、門外不出のブルース虎の巻を盗取り、アラン・ロマックスという大ボスの後ろ盾を得て、ニューヨークの闇世界に君臨したわけですわ。 なんや、すぐ映画化できそうやないか。 『ブルース・ブラザーズ』なんかより、こっちのほうが、絶対おもろいぞ。

 ま、ホラ噺(半分くらい)はこれくらいにしといて。

ギターに関しては、パワフルなストロークで”ビシバシ”と弾く12弦ギターの独特な響きが、印象的なくらいで、これといった採りあげるべきものは無し。 まぁ、この方の場合は、ギター以上にパワフルな甲高い声で歌い上げる歌詞のメッセージ性が大事なわけでして。 被差別民が支配階級(ホワイト・アメリカン)に激しく咬み付いた反体制のメッセージは、ブルースよりもボブ・ディランなどの”フォーク”の人たちに、より絶大な影響を与えたんでしょうな。

☆ 

そーいやぁ、カート・コバーン(モノホンのロケンローラー)もアンプラグドでカヴァーしてたし。

ほんで、ギャング系のハシリでもあったわけや。

ま、この方は単独犯ですが。

 

 


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