Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

'86 Epiphone Emperor (F) ~其ノ一~

2016年07月07日 | Epiphone Emperor (S)

『Bossa Antigua』が爽やかに吹き抜けていく季節になりましたな。


毎度、恒例のトップ、バック、サイドから見ていきまひょ。





Top : Spruce
Width : 17"
Bracing : Pararell Pattern
Color : Dark Vintage Sunburst

スプルースですが、スポルテッド気味の杢が浮いてて、なかなかええ雰囲気です。
ボディーラインは、寺田のほーが、洗練されてます。
こっちは、無骨っちゅーか、クラシカルなフォルム。

塗装もテカテカと輝き、より分厚い感じ。
明らかに寺田とは、質感が違いやす。

...にしても、綺麗すぎる!
金属ハードウェアに、磨かれたことによるメッキの薄れと、ピックガードには、ピッキングによるスクラッチが見られやすが、
ボディには、キズひとつ無く、弾き込まれた痕跡すら無いもんな。
かといって、リフィニッシュされたよーな形跡もないこの一体感。
寺田ディアンジェリコもそーですが、稀にこのレベルのコスメティック・コンディションの一本がお出ましになるんスよね。
大切に保管されてたんやろな。





Back : Maple

うっすらバーズアイが浮かびあがるバック。
残念ながら今回も、バリバリの鳥目とか泡はゲットならず。





Side : Maple

こっちもよーく目を凝らせば、光の角度で虎杢がうっすら浮かび上がる程度。 ほぼプレーン。



ズドンとフルデプス! サイドで、87mm。
17インチのBoxって、1cmくらい薄いのが、多いんスが。
この分厚さも相まって、より無骨に感じやす。



  

評判高いマツモクですが、けっして寺田より作りが丁寧とかゆー印象は受けないですな。
ご覧のとおり、材も見た目 地味。
想像働かせるに...
工場の閉鎖が決まり、新たな材の仕入れも止まったんで、在庫には、AAAAAクラスの材は残ってなかったんやないでしょか。

 


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