Chicago51

ギター、ジャズ、BABYMETAL...ぼちぼちと

あ、こりゃまたくさい part2

2013年07月20日 | Gibson ES-140

「終着駅になるのか

Charlie_christian

このセッションでの音の特徴は、

Gibson初の「エレクトリック・スパニッシュ・ギター」es-150、

特にズバリ ”Charlie Chiristian Pickup” と、Gibson EH-150 アンプ

に因るところが大きいですな (ジャケ写どおりなら、es-250になりますが...

ま、音はほとんど変わらんでしょ)。

まずはギターですが、シングルコイルらしい芯を残しながらも、丸くメロウなサウンドとトーン。

この音を聴いた瞬間「ジャズだ」と思いますから、ジャズギター・サウンドの主流は彼以降、

そない変わっていないっちゅうことでしょう。

これだけでも、彼の偉大さが分かります。

次に、アンプですが、戦前のラップスティール用 小出力アンプですから、他の楽器に

負けないくらいの音量をだすには、音は膨らみ、微かに歪を内包することになります。

特にチャーリーが多用する1~3弦のあたりの単音、和音を用いたアタックの強い

アクセント音では、かなりクランチしてます(阿呆烏の大好物)。

このへんの、ブルージーなワイルドさが残ったスタイルが阿呆烏が全く違和感なく、

スーッと入っていけるポイントでしょうな。

さて、そのチャーリーが多用する「ピュッ ピュッー」「ピュン」ていう短いグリス?

を噛ませたアクセント音(なんていうテクニック?)ですが、今更ながら、Vintage47 Amp

のデモ演奏と同じっちゅーことに気づきましたがな。

チャーリーが元ネタやったんかぁ~

そりゃ、ベタ惚れするワケや~

そーなると

ライ・クーダとオープンD...
デュエインとレスポール...
クラプトンとマーシャルアンプ...
ブルームフィールドとフェンダーアンプ...
フレディと345...
5F1...
ヴァルコ・アンプ...
140...

四半世紀に渡る、阿呆烏の音の旅路は、

この人と、このセッションに辿り着くためやったんや~

と泌み泌み想いを馳せるのです。

となると、手持ちのギターとアンプで再現するには、

ギターは当然、es-140

アンプは、Pre-Fender Amp 期、Pre-12ax7 期、しかも同じラップスティール・ギター用

とくれば、Oahu 397K となりますが、

ここは、丸っこい音がよりソレっぽい Masco MAP-15 で。



Input3

ギターのトーン5

てか、ほとんど同じ音が出とるがな~。

こりゃ、凄いことやぞ。

P-90の好きなところは、丸っこい音作りでも、シングルコイルらしい

「シャリ、チャリ、カリ」した芯を失わないところ。

ボディの鳴りのニュアンスをもっと近づけるなら、比較的入手しやすいフルデプスの

es-125 なら P-90 でも十分この音が出そう。

わしの耳では、 Charlie Chiristian Pickup と P-90 の音の違いがよくわからん。

それでも、Lollar をはじめ、レプリカが作り続けられてるってことは、直に聴いてみれば、

っぱ違いがあるんでしょうな。

いつかは、オリジナルの初期150を手にしたいもんや。

アンプのほうは、私見ですが、第二次世界大戦を挟んでの’30年代~’40年代後半の

ラップスティール・ギター / ハープ用のスピーカー単発アンプは

Valco(National Dobro) だろが、Gibson だろが、Premier、Silvertone、Masco、

Flot-A-Tone、Kamico、Vega あたりならブランドは違っても、概ね同じ出音。

でも正直、EH-150、EH-185 の両モデルは、ずーーっと狙い続けておりますww

なんつーても、ルックスがカッチョよい。

いつでも、輸入する用意はできとるぞ~


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