さて、ちょっと怖い生き物。。。。かっぱのケイン君は
みんなに無視されていながらも、そこにたたずんで
みんなの船を作っている様子をながめていました。
そして4人は、それぞれお気に入りの船を
完成することができました。
みんなとってもうれしそう。
さっそく、川に浮かべて乗ってみることにしました。
だいじょうぶそうです。
初めてにしては、みんなうまくいったねと、
大喜びで、舟をこぎ始めました。
そのときです、こぐまのしょうくんと、はりねずみのなーなの
船がお互いにぶつかってしまいました。
そして、はりねずみのなーなが、川に落ちてしまいました。
”うわ~~~~、た、たすけて。。。わたし泳げない。。。。”
たいへんだあ!!
みんな慌てました。
りすのすーちゃんも、うさぎのあみちゃんも泳げないのです。
こぐまのしょうくんが急いで助けようとしましたが、
川の流れが急に早いところまで流されてしまったのです。
そこへ、急にささ~~~~とすばらしい速さで
泳いでいったものがありました。
そして、あっというまにはりねずみのなーなは
川岸にたどりついたのです。
助けてくれたのは、あのかっぱのケイン君でした。
”あ、あ、ありがとう。ほんとに、ありがとう”
はりねずみのなーなは、涙をこぼしながら、
お礼を言いました。
”どうってことないよ。僕、泳ぐのが大得意なんだ。
でも、よかったね。たすかって。”
かっぱのケイン君は照れくさそうに言いました。
りすのすーちゃんも、うさぎのあみちゃんもびっくりしています。
”ほんとに、ありがとう。
わたしの大事なお友達を助けてくれて。
わたしたち、あなたになんていったらいいのか分からなくて、
無視したりして、ごめんね”
”わたしも、ごめんね”
”いいんだ。僕は。たいていいつも、新しい場所では
友達がなかなかできないから。”
みんなは、ちょっと心があったかくなりました。
そのときです。
川の中から、するするする~~~~~~っと、飛び上がってきました。
川の妖精でした。
髪の毛から、体から、着ているドレスまで、
きらきら透明に光っている、
とてもきれいな妖精です。
”みなさん、こんにちわ。わたしは川の妖精、キャリーです。”
つづく。
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