アメリカ貧乏結婚生活日記。。。こぶつき

貧乏の棒は、太くて長いんだって。でも、まけないぞ!!

"森のコンテスト 4話”

2010年06月17日 07時05分09秒 | ポジテイブに生きる!



さて、ちょっと怖い生き物。。。。かっぱのケイン君は

みんなに無視されていながらも、そこにたたずんで

みんなの船を作っている様子をながめていました。





そして4人は、それぞれお気に入りの船を

完成することができました。

みんなとってもうれしそう。



さっそく、川に浮かべて乗ってみることにしました。


だいじょうぶそうです。

初めてにしては、みんなうまくいったねと、

大喜びで、舟をこぎ始めました。




そのときです、こぐまのしょうくんと、はりねずみのなーなの

船がお互いにぶつかってしまいました。

そして、はりねずみのなーなが、川に落ちてしまいました。




”うわ~~~~、た、たすけて。。。わたし泳げない。。。。”


たいへんだあ!!

みんな慌てました。

りすのすーちゃんも、うさぎのあみちゃんも泳げないのです。

こぐまのしょうくんが急いで助けようとしましたが、

川の流れが急に早いところまで流されてしまったのです。



そこへ、急にささ~~~~とすばらしい速さで

泳いでいったものがありました。

そして、あっというまにはりねずみのなーなは

川岸にたどりついたのです。



助けてくれたのは、あのかっぱのケイン君でした。




”あ、あ、ありがとう。ほんとに、ありがとう”


はりねずみのなーなは、涙をこぼしながら、

お礼を言いました。




”どうってことないよ。僕、泳ぐのが大得意なんだ。

でも、よかったね。たすかって。”


かっぱのケイン君は照れくさそうに言いました。



りすのすーちゃんも、うさぎのあみちゃんもびっくりしています。




”ほんとに、ありがとう。

わたしの大事なお友達を助けてくれて。

わたしたち、あなたになんていったらいいのか分からなくて、

無視したりして、ごめんね”




”わたしも、ごめんね”




”いいんだ。僕は。たいていいつも、新しい場所では

友達がなかなかできないから。”





みんなは、ちょっと心があったかくなりました。


そのときです。




川の中から、するするする~~~~~~っと、飛び上がってきました。



川の妖精でした。


髪の毛から、体から、着ているドレスまで、

きらきら透明に光っている、

とてもきれいな妖精です。




”みなさん、こんにちわ。わたしは川の妖精、キャリーです。”






つづく。



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