藪遊び

藪歩きの後、体の表面に付いた見えない
砂鉄のようなもの
小瓶に集めて、眺めてみます。

ジム系トレーニング?

2020-03-16 12:11:14 | 山で


今季の積雪量の少なさを 甘くみて・・
3月前半の扇ノ山へ 向かってしまいました。

数年前の5月1日に行った時 林道の残雪に阻まれた場所より
さらに はるか下部で残雪に阻まれ 車を降りて・・



雪の林道を 延々と2時間登り続けて
ようやく登山口に到着しました。

林道歩きで すでに充分疲れていますが・・
雪の壁を ワカンで這い登り 1時間だけ
ブナの原生林を登って 13時にはUターンしました。



登山口から また1時間40分位は
雪の林道を下りるのですから・・



まあ 林道では 何頭もの鹿の走り去るのを見たり
いきなり ヤマドリが飛び出して来たり・・



そして 狭い雪解けの場所では 幾つか
フキノトウも採る事が出来ましたが・・・

”野外雪上ジム系トレーニング”をやって来たような
異質の疲労感が・・あります。

まっかっか!

2020-03-11 09:34:43 | 山で


平地は雨で 風が強く吹き荒れた 翌日
氷ノ山へ向かうと そこは樹氷の新世界でした。



Iさんと共に ワカンを履いて雪の萱原を登り
樹林帯を詰めて 稜線へと這い登ると・・



青空を背景に見事な樹氷世界が 遠く山頂まで続いています。

この日の この稜線での先行者は2名のみ
それぞれ単独の男性でした。



風は弱く 日差しは暑い程で・・
(色白のIさんは 可哀想に 下山後はまっかに
日焼けしていました・・)



難関の コシキ岩下部のトラバースでは
急な斜面が カチカチに固まっていて
ワカンのままでの通過は 本当は無謀でしたが・・
なんとか通過して 山頂へと直登します。



山頂へは スキー場方面から幾組もの人達が
往復したらしく 沢山のスノーシュー跡がありました。



日溜りでランチの後 はるか彼方に見える三ノ丸へと踏み出します。
下ったり登ったり また下ったり・・
雪道を進んでいると スキーを履いた男性が一人
大きめの犬を一匹伴って 登って来ました。



三ノ丸からスキー場上部へ下る尾根筋は
笹原がスッポリと雪に埋もれていて障害物が無く
山頂から三ノ丸への稜線が 最高の展望です。

そしてスキー場上部へ出ると 積雪量不足の為か
リフトは動いていないで 人影皆無でした。



カチカチの急斜面(上級者コースです!)を
この日初めて ワカンをアイゼンに替えて
そろりそろりと下りて行きます。

スキーヤーが居ないので 遠慮なく
大きな白い斜面を 好きなように
ザクザクと下るのは 快感!!

林道に降り立って 登り直して
車に帰着したのは 16時をまわっていました。

色白で まっかっか!のIさんと
色黒で 変化なし!の私との この差は・・何?

季節の事柄

2020-03-05 18:20:10 | 雑感
もう 積もるような雪も無く(もっとも 今季は
こちらの平地では ほとんど積雪無しでしたが・・)
このまま春に 流れ込んで行くのでしょう。



裏庭には 雪の中から果敢に蕾を伸ばしてきた
クリスマスローズ(チョコレート色系)が
大きく花びらを広げています。



その向こうでは 古い株から また今年も
アスパラガスが黙って(?)芽を伸ばして・・
こちらも春を告げています。



そして まだ雪のまだらに残っている登山口で
お初に見つけた フキノトウです。

こうして毎年繰り返されていく 季節の事柄が
今年は何だか ひっそりして・・

人間界の異変に 誰もが気を取られていて・・
私にも 思う所はありますが・・・

この場所では それらをあらわにしたくなくって
淡々と ”山”のお話を続けるだけの
オバサンでいたい と思っているのです。