せめてここで…王様の耳はロバの耳

どこにも言えないことだけど貯めずにいれば笑えるかも?!

【氏】

2020-04-16 01:09:00 | 新しい世界への扉
結婚するときは苗字が変わって「〇〇さ〜ん」て呼ばれて気が付かない自分に
なんとなく照れ臭くなったりして結婚した実感がじわじわきて
なんだかわからない幸せみたいなものを感じていた。
けれどこの〇〇と呼ばれるのにはかなりの抵抗があった。
もともと自分の名前がとても気にいっていたから、
それを理由に結婚しない女子でいようか?
でも子供はほしいからシングルマザー?
お婿さん探しというのもアリでは?なんて
色々と考えたりしたこともあった。

でも結婚して有名な芸能人と同じ名前になり(漢字違い)でなんとなく別の意味で
気に入ったのもあったから、2通りの照れ臭さがあった。
それなりに今でも気にいって入る。
フルネームでの話になるけど…
〇〇□□さん‘なら満足できるけど、’〇〇さん‘となるとテンション下がる。

わたし…あの人の奥様なんだ!妻なんだ!って烙印を押されてるみたいな気がしてしまう。
そんな風に自分に言い聞かせるみたいに名前を呼ばれるたびに
所有物になっていくような気がしていった。

それに加えてほぼ毎日のように不満があるから
大なり小なりの罵倒やらため息を聞きながら
自分が生きていることがこんなにも人様に迷惑をかけることであり…
誰一人としてわたしを必要だなんてことを考える人は他にはいないと言われて…
このお金でお前は生かされていると言い聞かされ…
お陰さまでご飯を食べてお風呂に入って子供たちと快適な家の中に安全に暮らせると…
なるべく人の役に立てと言われてわれ…
これくらいのことできなくてと言われ…
わたしは働いていてそんなにできなかったとか失敗がなかったので
こんなにも無能なのだと言い聞かされたり…
言われた通りのパソコンの使い方がわからなければ勉強するように言われ
次から会社の仕事がわたしにも手伝えるようになり…
会社のロゴマークを作っておけとPower Pointを買って渡されたし
それくらいの補助をしろとわたしにはそういうセンスがあるからと言われて
まずは使い方から覚えていったり…
うまいだろ?とありがたがれよと聞こえる言葉にありがたい態度をする…
だってこれはわたしのお金では買えないものだから…
そんな風に頭の中に叩き込まれていった。

ちょうど25年だったりする。

そのうちの2年くらい…わたしも働いていた間は今とは全く違う優しい人だった。
その時期をのぞいて23年かけてわたしは埋め込まれた言葉で人格ができてしまった気がする。
これだけかけえて毎日少しづつ、わたしを笑いの少ない人に変えてきた。
外にも出ていかないように少しづつ少しづつ範囲をせまくしていき
出かけるのに大変になるような条件が加わっていっった。
でもそれはなんの働きもない稼ぎのない人間が、なんの役に立ってるわけでもないのに。
『あそびたい』なんてわがままを言うのだから言われたことはすべてやるのが
当たり前だとしか思えなかった。
それでも未熟な部分があり…それくらいのこともできないダメ人間の烙印をまた思い切り
押し付けられて…体中に【ダメ人間】ってえ烙印がもう押すとこないくらい
押されてあるそうです。
それでもオレ様が気にいってるからそばにこうして置いてやってる。
欲しがる男がいるなら「こんな人間ですよ」って説明して…
「なんなら今すぐにでもあげるんだけどね!」って言葉はよく聞かされていた。
「まっそんな希少なもの好きな人がいるならだけどな」
「お前みたいなクズな人間を愛してやれるのはオレくらいなもんだしオレがいなくなったら
お前は生きられないだろ」って言葉も言われてる時にはその通りだとしか思わなかった。
『ありがとうございます』って
わがまま言ってすみませんでした』って
『いつも養ってくれてありがとうございます』って
『いつもご迷惑をかけてすみません』って
そう言っては夜中にお風呂の中でジャグジーつけて声を出して泣くのがパターンだった。
だから死ぬことに対する感覚がぜんぜんなかった。
人が死んだり動物が死ぬことがあると…こんなに役に立ってみんなから好かれてる子が亡くなって
どうしてわたしみたいな価値のない人間が生き残っているのかって何かあるたびに悔しかった。


外に出てわたしが目立つことはもっとも嫌いだったらしい。
別に目立とうとしているわけじゃないけど…役員になる。
「程よくおしつけられてる」「バカみたいな顔してるから頼まれるんだよ」
「主人に言われてできません」と何度断ったかわからない。
「ほらな。やっぱりお前じゃなくてもよかっただろ?」
「〇〇家の恥晒さなくてよかったよ」………わたしってこの家の、この一族の恥なんだ

『どうして結婚したいのか?』
そんなことを聞いたことがある。熱烈にアタックしてきたのは俺様の方で、わたしにまったくその気はなかった。
「自分にないものを持っているから…それから足が綺麗でスタイルが良く美人だから」
オレ様はそう答えていた。
スタイルとか美人とかはよくわからないけど…1番女の時期としてはいい時期だから
それなりに好みにあったとしても不思議はないと思う。

’自分にないもの‘
実はこれ【社交性】なんだって。
第一印象が当時とてもよかったそうで、営業マンとしてはじつに羨ましい人との溶け込み能力だったらしい。
自分じゃなんのことやら さっぱりだけど。

ただ今でもそうだけど
あまり勝負事にはきょうみがない。
勝ち負けであにかあるとも思っていない。
でも挨拶は先にした人が価値だなっていつも思ってる。
人より有意な立場にってわけじゃないけどそれがあると
なんとかなる気がする。
自分一人ではできないことができそうな、また仲間が増えていきそうな気がする。
だから大切にしてきていた。
いまもしてはいる…挨拶は先にする!

今となってはその欲しかった社交性があちこちの人と仲良くなっていくのが許せない
そんな感じにしか思えなくなっているらしい。
プロポーズの時にありきたりに私に言った言葉もひとつも守れていない。

そして今わたしは人格崩壊の危機にありPTSD…恐怖症にうつ傾向の症状あり…不眠症
そんなカルテを見ることになる。

まだどうやってもここまで自分を落として考えてきた頭の中が変化しきってない。
命が怖く感じていないことが変わらない。
誰がこの命を大事だと守りたいと言う人がいるのか?

実際…どうしてもわたしをほしいって人がこの世の中にいるのかな?
お仕事やほかのことで仲良くなって不倫したがる人や冗談で口説いてくる人はいる。
でもそれがみんな社交辞令tきな冗談だってことがよくわかる。
それにわたしはその手のことにはめちゃくちゃ鈍くて鈍感です。
相手に告白されるまでそんなふうにおもていたことにまってく気が付かないことや
遠回しな言い方で言われた告白では意味が分からなくて勝手な解釈で行き違いってこともあり
全くもって“好かれる”ことがないと思っているのは昔から変わっていない。

でももうこのお歳になって自分の劣化を感じることが増えた。
年相応に美しくなっているならいいけど…
お薬の副作用でムーンフェイスはどんどん進んでいくし、
ついには体にも副作用が現れているし…
貼り薬は肌に四角いあとを毎週毎週ひとつづつふたしていくだけで
とても綺麗なスタイルとも言えなくなり
ちょっと自分でもがっかりなくらい2年前とは変わってしまった。

写真を見てがっかりする。
無修正でもこの歳なら仕方ないか…こんなもんでいいいやと
自然体でいるつもりだったけど…こんなにも顔が大きくなってくると不格好で笑える。


こんなふうにわたしを壊した名前に罪はないけれど…
この名前を使っていたらわたしはずっとオレ様の支配から逃れられない気がするし
お気に入りの芸人さんと同じ名前はあるけど…
だからってなにかプラスなこともない。
だからわたしは離婚して旧姓に戻ろうと決めている。
オレ様の王国から脱出するにはまずそこだと思う。
わたしの脳の中や生活から全てからわたしが結婚前の自分に戻りたい気がする。
もどれるかはわからないけど…少なくても死にたくてっていうより
自分をこの世の中から消さないと今度は誰に魅惑かけるんだろ?
それがとにかく怖い。《離婚の際に称してした氏を称する届け》だけはわたしには必要ないものだと思う。
この世の中にもうわたしの名前を持つ人間はいてはいけない。
オレ様の妻で所有物であり家政婦だあり奴隷で…いつでも崇め感謝して申し訳ないと思うような人
【オレ様の妻】はもういらない。

きっと義母のことだから酷い嫁とばかりに言いふらして
わたしがみつけてやるとばかりに…
結婚した時によく言っていたお近所のどことかさんちのなんとかちゃんはまだ独身だろうから
連れてくるかもしrないな。
わたしは結婚した時に「そろそろ結婚しなかったらあの人を紹介するつもりだった」と
密かにお見合いの準備があったらしいからね。

わたしは都会っ子だって言われていたけれど…
ほんとに地元の人って感じの穏やかそうな女の人だったのを覚えてえてる。

ただ旧姓に戻ると言っても子供たちのこともあるからデリケートになる。
それに母のことがあるので父が他界しているので母一人の戸籍に戻るのか
新しく新戸籍編製することもできるらしい。

あとは子供たちの名前はどうかわるのか?
わからないのか?
なっとく出来る形にしてあげたい。

いまの子供たちの生活レベルを下げることなく生活させてもらうのは
望んでもいいことなのだろうか?
それもまたいろんな本を読んでみよう。
今はとにかく準備の時だから。

離婚しても子供たちには財産を遺産として受け取る権利もあるみたいだし
それも気になっていたからよかった。
このままにしていたらそれなりの土地が手に入って住む場所に困ることだけは
ない生活を大人になってから送れたはずなのにって気にしていたから…。

もう少ししらばなくちゃ
だれか経験者の方教えてくれないかしら?
わかりやすい手順表って本当にないと思う。


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