charomoの楽書き帳

自由気ままに書いて行きたいと思います。

サムイ島旅行記 最終章 アクシデント?

2007-03-05 | タイ サムイ島
1月18日最終日。朝目覚めると昨日に引き続きいい天気であった。この日はサムイ島最後の日でもある為起きるや否や、朝食をとり早速荷造りにかかった。しかし昨日クリーニングに出していた衣類の事を思い出し、取りに行く事に。実はブログには書いてなかったが、昨日、地元のクリーニング店いや洗濯屋さんにあずけたのである。計り洗い方式のため1kg約百円ほどでやってもらえる。今日の夕方ごろの仕上がりと聞いていたが、荷造りの関係で取りに行ってみる事に。ホテルからは、そう離れておらず歩いても3分程である。
庭先に大量の洗濯物を干してある家の中に入っていった。やはり、まだ乾いてないのか夕方に来てくれとの事だった。
部屋に戻り中途半端に荷造りを終えた後、チェックアウトの時間を変更するため、フロントへ向かった。もともと3:00になっていたのだが、6:00まで延長してもらうよう交渉した。意外に簡単にOKがでたので、言ってみるもんだなと心の中で思い、言われるがままに3:00でチェックアウトする人達を気の毒に思ってしまった。
これで少しは、部屋を使う時間に余裕ができたと思い、最後の海を満喫する為ビーチへとむかった。
昨日のフットマッサージが忘れられず、おばさんを探してみたがどこにも見当たらなかった。  しかたなしに、日陰で確保したビーチベッドに体をあずけ、今日でお別れとなるサムイの海や空、そして太陽、全てを感じながら自分の目に焼き付けていった。

しばらくしてから、部屋に戻り最後の昼食を取る為に出かける用意をした。
なにげなしに、旅行会社からもらったサムイ島のガイドブックを見ていると、なんとそこには、まぎれも無いchurrasco stake houseの文字が…
日本語でクラシコステーキハウスと書かれてあった。
チュラスコじゃなくクラシコじゃん。でもどうみてもチュラスコと読みたくなる。
そこで、ふと頭に過ったのが、昨日行ったシュラスコは、やはりチュラスコでは無かったと言う事だ。
もう私の頭の中は、チュラスコやシュラスコやクラシコがいっぱい出たり入ったりしている。なぜサムイ島に来て最初から最後まで、こんなにもチュラスコに悩まされるのか不思議であった。
もっと早くにガイドブックを見れば良かったと後悔しかけたが、ここはまだサムイ島。飛行機の時間まではまだ余裕があるのだ。
急いで場所を確認し(やはりチャウエンビーチ沿いであった)バイクを走らせた。
バイクを途中で止め歩き出す事約15分。churrasco stake houseの看板が



早速お店のテーブルにつきメニューを見た。サーロインステーキとTボーンステーキを注文した。
時計を見ると3:00になっていた6:00には出発なので遅くても5:00には部屋に戻りたいものだ。
ところが、注文してから、30分経過したがなかなか出てこないのである。焦る気持ちと食べたい気持ちを押さえながらひたすら待った。結局お肉が出てきたのは4:00ごろであった。











じっくり味わって食べたいものだが時間が押しせまっている。まだ、洗濯物も取りにいってないし、荷造りも中途半端に終わっている。土産物ももう少し買いたい。
お肉は日本と違って弾力があるためなかなか噛み切れなかった。ほとんどよく噛まずに飲み込むように食べてしまった。待望のステーキがせわしなく終わってしまった。
後で思った事であるが、せっかくタイに来たのにお肉ばかり食べていたのである。もっとタイ料理に舌鼓を打つべきだったと少しばかり後悔してしまった。

土産物屋で最後のお土産を買い、いちもくさんでホテルへ戻った。



もう5時は既にまわっており、シャワーを浴びて続きの荷造りをすることに。
その前に、洗濯屋さんに洗濯物を取りにいった。しかしお金が足りなかった。所持金をすべてかき集めても足りない。どうしようカードも使えないし…日本円もわずかしか残っていなかった。
もともとカードを使う予定だったので、現金はそれほど持ってきてなかったのだ。
ダメもとで、フロントに1000円を換金できるか聞いてみた。ところが意外にできたのである。
再び洗濯屋さんに行き洗濯物を受け取ってきた。
もう時間が無い。
スーツケースにとにかく詰め込んでチェックアウトした。
現地ガイドの人が既に車の中で待っていた。
飛行機の予定時間が早まったそうだ。もともと20:00発と聞いていたのだが19:00発に変わったらしい。車に乗り込むや否や運転手のおじさんが豹変したように、あらあらしい運転で発進した。
ガイドさんも忙しなく何度も携帯で喋っていた。とても穏やかなムードではなかった。
途中、いたるところで鶏の鳴き声がしていた。『サムイの鶏はやたら夜にコケコッコーと鳴くなあ』と大きな声で笑っていたら、実はガイドさんの携帯の音だと後で気づいた。(ガイドさんの携帯の音はのコケコッコーであった)
しばらくするとガイドさんが空港までショートカットできる道があるからその道を使いますと私たちに喋ってきた。
なんとか間に合いそうなんだとホッとしたのもつかの間。なんと渋滞に巻き込まれてしまったのである。裏道のため細い道路で身動きが取れない様子である。不安が頭をよぎってしまう。
すると運転手のおじさんは、大きなワゴン車を無理やりUターンして元の道を走りだした。
結局ショートカットも役に立たず、と言うより余計時間がかかってしまったのである。
空港が目前に見えてきたところでまたまた渋滞。今度は全く動かない様子。車はそのまま反対車線にでて一気に加速し始めた。前から車が来たら正面衝突?と思ってるうちに車は路肩に止まった。
どうもここから歩いて行けとの事らしい。
荷物を引っ張りだして空港まで歩いていった。思ったより近かった。
飛行機に間合った!しかし手続きにすごく時間がかかっているようだ。どうもシステムが作動してないらしく、大勢の人が待っていた。いったいどうなっているんだと思いガイドさんに聞いてみた。
すると、どうもお偉いさんの飛行機が飛び立つらしく、全てがマヒしている状態であるようだ。
確かに周りを見わたすと、車の通行は遮断されており、いたるところで警官が立っていてなんとも物々しい雰囲気であった。そういえば、飛行機の音も全く聞こえず空港とは思えない程静かである。待つ事1時間。上空でキーンと飛行機の飛び立つ音がした。するとどうでしょう。止まっていた時間が動き出したかのように全てが活発に活動し始めた。通行止めになっていた車が動きだし、警官が撤退しはじめ、システムも稼働しだした。



あれよあれよと言う間に、手続きが完了し搭乗口へと向かった。
カートに乗るまでの間は、お菓子やジュースが飲み放題であった。ジュースを片手にお菓子をほお張っていると突然停電に。空港が真っ暗になった。今度は何事かと思いながら心臓がドキドキしてきた。電気は1分程でついたが、とても長く感じられた。最後の最後までアクシデント続きだと思いながらカートに乗り込み飛行機の待つ滑走路へと向かった。
行きに乗ってきたのと同じプロペラ機が私たちを待っていた。
何事も起こりませんようにと心の中で唱えながら恐る恐るタラップに足をかけ飛行機に乗り込んだ。プロペラが回りだした。
窓越しには暗闇にとけ込んだオレンジ色の光がだんだん遠ざかって行くのが見える。
私たちは帰路につけたことによる安堵感と疲れによりサムイ島との別れを惜しむ間もなく、いつのまにか心地よい眠りに入ってしまったのであった。

おわり


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2 Comments

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・・・ (茄子姫)
2007-03-05 11:42:20
あまりにもおもしろすぎて笑いがとまりませぬ。ほんとうにハプニング続きの旅路でござるな{/hiyob_
しかしチュラスコ、すごいオチでござった・・
みたで(^.^) (denden)
2007-03-18 23:33:31
でんでん

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