
食事を食べ終えた私たちは一旦部屋に戻り、pm8:30身支度をしてから再び出かけました。
出かけると言っても隣の棟に行くだけなのですが。
隣の棟は縦長で螺旋階段のようなところを上がって行きます。
上の階に近づくに連れ気温が下がっていき、どんどん寒くなってきました。
一番上の階に着きました。
部屋に入ると中は薄暗く、夕食を食べていた時に後ろに居たドイツ人のグループが既に待機していました。
実はこれから天体観測が始まるのです。そう、ここは天文台の中
私たちは見た事も無い大きな望遠鏡の周りを取り囲むように座りました。

まず最初にここの館長の方から星についての話を聞きました。
薄暗い中で、宇宙がどうやって出来たかとか、今でも宇宙は膨張しているとか話だけでもワクワクしてきます。
その後、この望遠鏡を見るのかと思いきやベランダに連れて行かれました。
なんとそこにも大きな望遠鏡と大きな双眼鏡が2つならんでありました。
最初は月の明るさについて。
ベランダに映っている自分の影を見るように言われました。
確かにくっきりはっきりと自分の影が映っています。
これは月の明かりでできた影。
今まで月の明かりなんて何にも感じた事無かったのに、改めて見るとこんなに明るかったっけ?と思う程明るい。
影絵遊びもできます。
まだ望遠鏡も覗いてないのに、これだけでもうエキサイトしてしまい、
まるで、月を見た事の無い人ように、すごいすごーーいと童心に帰ってはしゃいでしまいました。

灯りの無い静まり返った夜の闇に、月明かりがみんなの顔を照らしてる。
電気もついてないのに、ちゃんと目も鼻も口も耳もわかるんです。
次に望遠鏡で月を見ました。
思わず『眩しい
』と声が出ました。
本当に眩しいのです。
そのうち目が慣れてきだすと、本で見るようなクレーターがはっきりと見え始めました。『すっごーい』
すごいとしか言えない自分がちょっと情けない
月って、こんなにも明るくて、こんなにも眩しくて…普段目にしている月と同じ月だと思えないくらい。
次に夜空にサーチライトを照らして、星の名前を教えてもらいました。
冬の定番オリオン座近くに、ひと際光り輝く星がありました。
シリウスです。
星座で言うとおおいぬ座の一部。
太陽と同じ恒星で、他の星のように反射して輝いているのでは無く、自分で燃えている星で太陽に次ぐ明るさだそうです。
本当はこの星の横にミルキーウェイ(天の川)が見えるはずだったのですが、大気の関係上見る事ができませんでした。残念。
次にサーチライトが照らしたのは、おうし座にある白くモヤモヤしたもの。
プレアデス星団というのだそうです。
館長がみんなに質問しました。
『このプレアデス星団の和名は何だと思いますか?』
し~ん
『ヒント1 清少納言』
し~ん
『ヒント2 車のメーカー名』
し~ん
と、どこからともなくでかい声で「ダイハツだ!!』
ずっと静かにしていたドイツ人が大声で叫んだのでした。
私はスバルと言いかけたのに、 ダ、ダイハツ?
急に声を押し殺したような笑い声が響き渡りました。
今までシリアスに星の話を聞いていたのにまるで緊張が解けたかのよう。
みんなの笑い声で自分の間違いに気づいたのかドイツ人は小さくなって照れ笑いをし、その横で奥さんらしき人も『もう、はずかしいじゃない』と言わんばかりに下を向いてました。
スバルとわかった所で、今度は大きな双眼鏡を使ってその白いモヤモヤを覗き込みました。
なんと白いモヤモヤは、いくつかの星の集まりでした。
これまたなんと美しい。
キラリキラリと星達が輝いています。
肉眼ではモヤモヤなのに、双眼鏡で見るとちゃんと星達が一つ一つ独立して光っているのです。
ありきたりな表現ですが、本当に宝石箱の中を覗いているようでした


と突然、館長が急に指を差しました。
『あそこの星が見えますか?』
指差す方向には阿蘇の外輪山がありました。
ちょうど外輪山と空の境目ぐらいの所に一つ今にも消えそうな星が輝いてました。
これは南極老人星 カノープスと言ってシリウスの次に明るい星なのです。
この星を見ると長生きできると言い伝えられているそうなのです。
高度が非常に低くこの時も10分程しかあらわれず、すぐに沈んでしまいました。
もともと南半球で見える星なので、北半球ではこの星を見る事は非常に難しく、見る事ができた私たちはとてもラッキーでした。
あっという間に時間が経ちベランダから室内へと戻りました。
今度はこの室内の望遠鏡で、星を見ました。
ゴーっと大きな機械音とともに望遠鏡が動き出しました。
さすがにこのサイズになるとコンピューターで作動するようです。

まず火星を見ました。想像どおり赤い星でした。
でも思っていたよりも期待はずれっていう感じ。

次に土星です。
これはもう輪っかが特徴で、まるで絵に描いたような星でした。

最後に、おまけでシリウスを見ました。
これは、本当にすばらしく奇麗
例えるならダイヤモンド、いやダイヤモンドなんかよりずっとずっと美しく、青白いそして鋭い強い光を放っていました。

もういつまで見てても、飽きないくらい。
(私は何度も何度も望遠鏡を覗き込みました)

最後に見たシリウスをしっかり脳裏に焼き付け、後ろ髪を引かれる思いで天文台を後にし、すっかり冷えきってしまった体を温める為、温泉に入りました。

ちなみに私たちが見ている月は38万キロ彼方で、シリウスは8.6光年、カノープスで310光年、プレアデス星団は400光年と私たちは何年も前の姿の星を今見ているんだと思うとすごく宇宙が広くすごく自分がちっぽけに感じるのでした。
出かけると言っても隣の棟に行くだけなのですが。
隣の棟は縦長で螺旋階段のようなところを上がって行きます。
上の階に近づくに連れ気温が下がっていき、どんどん寒くなってきました。
一番上の階に着きました。
部屋に入ると中は薄暗く、夕食を食べていた時に後ろに居たドイツ人のグループが既に待機していました。
実はこれから天体観測が始まるのです。そう、ここは天文台の中

私たちは見た事も無い大きな望遠鏡の周りを取り囲むように座りました。

まず最初にここの館長の方から星についての話を聞きました。
薄暗い中で、宇宙がどうやって出来たかとか、今でも宇宙は膨張しているとか話だけでもワクワクしてきます。

その後、この望遠鏡を見るのかと思いきやベランダに連れて行かれました。
なんとそこにも大きな望遠鏡と大きな双眼鏡が2つならんでありました。
最初は月の明るさについて。
ベランダに映っている自分の影を見るように言われました。
確かにくっきりはっきりと自分の影が映っています。
これは月の明かりでできた影。
今まで月の明かりなんて何にも感じた事無かったのに、改めて見るとこんなに明るかったっけ?と思う程明るい。
影絵遊びもできます。
まだ望遠鏡も覗いてないのに、これだけでもうエキサイトしてしまい、
まるで、月を見た事の無い人ように、すごいすごーーいと童心に帰ってはしゃいでしまいました。


灯りの無い静まり返った夜の闇に、月明かりがみんなの顔を照らしてる。
電気もついてないのに、ちゃんと目も鼻も口も耳もわかるんです。
次に望遠鏡で月を見ました。

思わず『眩しい

本当に眩しいのです。
そのうち目が慣れてきだすと、本で見るようなクレーターがはっきりと見え始めました。『すっごーい』
すごいとしか言えない自分がちょっと情けない

月って、こんなにも明るくて、こんなにも眩しくて…普段目にしている月と同じ月だと思えないくらい。
次に夜空にサーチライトを照らして、星の名前を教えてもらいました。
冬の定番オリオン座近くに、ひと際光り輝く星がありました。
シリウスです。
星座で言うとおおいぬ座の一部。
太陽と同じ恒星で、他の星のように反射して輝いているのでは無く、自分で燃えている星で太陽に次ぐ明るさだそうです。
本当はこの星の横にミルキーウェイ(天の川)が見えるはずだったのですが、大気の関係上見る事ができませんでした。残念。
次にサーチライトが照らしたのは、おうし座にある白くモヤモヤしたもの。
プレアデス星団というのだそうです。
館長がみんなに質問しました。
『このプレアデス星団の和名は何だと思いますか?』
し~ん
『ヒント1 清少納言』
し~ん
『ヒント2 車のメーカー名』
し~ん
と、どこからともなくでかい声で「ダイハツだ!!』
ずっと静かにしていたドイツ人が大声で叫んだのでした。
私はスバルと言いかけたのに、 ダ、ダイハツ?
急に声を押し殺したような笑い声が響き渡りました。
今までシリアスに星の話を聞いていたのにまるで緊張が解けたかのよう。
みんなの笑い声で自分の間違いに気づいたのかドイツ人は小さくなって照れ笑いをし、その横で奥さんらしき人も『もう、はずかしいじゃない』と言わんばかりに下を向いてました。
スバルとわかった所で、今度は大きな双眼鏡を使ってその白いモヤモヤを覗き込みました。
なんと白いモヤモヤは、いくつかの星の集まりでした。
これまたなんと美しい。
キラリキラリと星達が輝いています。
肉眼ではモヤモヤなのに、双眼鏡で見るとちゃんと星達が一つ一つ独立して光っているのです。
ありきたりな表現ですが、本当に宝石箱の中を覗いているようでした



と突然、館長が急に指を差しました。
『あそこの星が見えますか?』
指差す方向には阿蘇の外輪山がありました。
ちょうど外輪山と空の境目ぐらいの所に一つ今にも消えそうな星が輝いてました。
これは南極老人星 カノープスと言ってシリウスの次に明るい星なのです。
この星を見ると長生きできると言い伝えられているそうなのです。
高度が非常に低くこの時も10分程しかあらわれず、すぐに沈んでしまいました。
もともと南半球で見える星なので、北半球ではこの星を見る事は非常に難しく、見る事ができた私たちはとてもラッキーでした。

あっという間に時間が経ちベランダから室内へと戻りました。
今度はこの室内の望遠鏡で、星を見ました。
ゴーっと大きな機械音とともに望遠鏡が動き出しました。
さすがにこのサイズになるとコンピューターで作動するようです。

まず火星を見ました。想像どおり赤い星でした。
でも思っていたよりも期待はずれっていう感じ。

次に土星です。
これはもう輪っかが特徴で、まるで絵に描いたような星でした。

最後に、おまけでシリウスを見ました。
これは、本当にすばらしく奇麗

例えるならダイヤモンド、いやダイヤモンドなんかよりずっとずっと美しく、青白いそして鋭い強い光を放っていました。


もういつまで見てても、飽きないくらい。


最後に見たシリウスをしっかり脳裏に焼き付け、後ろ髪を引かれる思いで天文台を後にし、すっかり冷えきってしまった体を温める為、温泉に入りました。

ちなみに私たちが見ている月は38万キロ彼方で、シリウスは8.6光年、カノープスで310光年、プレアデス星団は400光年と私たちは何年も前の姿の星を今見ているんだと思うとすごく宇宙が広くすごく自分がちっぽけに感じるのでした。
私もみたいでござる。土星見てみたい~
なんでcharomoっていうのですか? なんちゃってタクマシンより
あててみてください。
絵だったのですね(笑)
力作です
チャロモ料理がすきだから
チャロモさんだとばかりおもっていましたが・・
でも私が望遠鏡を覗いたらこんな感じだったんです。
伝わる?