シャルドネに恋をして

一房の葡萄に恋をした酔っぱらいの一人言

誰もが、「名前のない馬」になればいいのかも...

2018-02-03 22:16:54 | シャルドネ

地球にはいろんな生き物が存在する。その中で、個に名前を持って生きているのは人間だけだ。

名前を持つことで社会というものができている。

みんなに名前がなかったら世の中はどうなるのか?

 

 

☆シャルドネ姫と名前のない仲間たち

 

 

☆PANAMERA Chardonnay / Story Ridge Vineyards

 カリフォルニアはナパ育ちのシャルドネ娘です。

  パナメラという名前を聞けば、車好きな方は『ポルシェ・パナメラ』を思い出しますが、ワイン好きは亡き川島なお美さんの結婚式のワインを思い浮かべることでしょう。名前の由来はアメリカの南北を走る「Pan-American-Highway」のスペイン語「CarreteraPanamericana」からとったらしいです。エチケットは、カリフォルニアのシンボルの灰色熊で力強さを表しているそうです。

 このシャルドネ娘は、もちろん力強いカリフォルニア・ガールです。

 輝く黄金色で、柑橘系+マンゴーの香りが漂い。口に含むとスパイシーでありながらハチミツの風味を出す、魅力あふれるシャルドネ娘です。

 

☆ブリの炙り

 近状の魚屋さんのブリの炙り。炙られたブリの芳ばしいテイストとシャルドネ娘の樽育ちからのハチミツ・テイストが気持ちよくマッチング。ブリの美味しさが引き出されて超ご満悦。

 

☆ポルチーニのペンネ

  

 

 PENNETTE AL TARTUFO(CASALE PARADISO) ペンネトリュフという商品名だが、原材料をみると乾燥トリュフは1%であとは乾燥ポルチーニだった。

  

 市販のパスタを湯がいて、ソースもなくパルメザンをふりかけただけです。

 ポルチーニがしみ込んだペンネにシャルドネ娘が抱き合うと口の中がアプリコットの余韻になった…これは想定外の相性。こういった出会いがワインの楽しみです。

 

 

 

 ☆サーモンとサワクリームのキッシュ

 

 

  生地の上に牛乳を加えたサワークリームを敷き、ニンジン、セロリの千切りをのせ、サーモンを並べてアパレイユを注ぎ、チーズを散らしてオーブンで焼き上げました、

 サーモンとサワークリームは間違いなしの相性。そこにハチミツ・テイストのシャルドネ娘、美味しさ最上級!間に挟んだニンジン、セロリの食感が美味しさに勢いをつけます!! 

 

 

 1972年にヒットしたアメリカというバンドが歌う『名前のない馬』。

 ♪

 名前のない馬に乗って旅に出る

 植物、鳥、岩、砂漠…すべてつながっていると感じる

 世の中は生命の輪廻でつながっている

 生かされている自分、そしてまわりの生命、すべて大事にしなければいけない

 人間以外は名前がない

 名前がなくてもこの世界に必要だから命を授かっている

 名前を呼びあう都会には愛がない

 名前のない生き物がすむ大地には心がある

   ※自分勝手な歌の解釈です。

 

 何が言いたいのかというと、世の中は人間だけで成り立っているのではない。小さな命の生き物から海、山、砂漠といった自然、すべてつながっている。緑の森が砂漠になったり、砂漠が大海原になったりする。都会の表面だけの世界じゃなく、自然を大事にしようということです。

 

♪A Horse With No Name (名前のない馬) / AMERICA