地下鉄有楽町線直通運転に向け1981年に9000系試作車としてデビューしたのがこの9101F。それまでの「軽装備」の8000系に比べたら初物づくしの「重装備」で登場。10両固定・オールステンレス車体・AVFチョッパ制御・回生ブレーキ・・。
東京メトロ10000系を横目に「かつては有楽町線に乗り入れていたのだが」とつぶやいているような。
その後の量産型とドアの位置が異なり副都心線のホームドアに対応できず脱落。東上線内の運用に限定され、しかも更新も受けていない。
SUミンデン形台車。先頭車はモーターなしのT車なので制輪子の両抱き式。
側面方向幕が車体上部の端についている。(量産型は車体中央)菱形パンタ。
スカートなし。
こちらは、2002年に真っ先に改造を受けた第2編成9102F。台車が同じミンデンながら変わって片押し形に。側面方向幕が車体中央。
前面にスカートがつき、前照灯はHID化。シングルアームパンタ。
地下鉄に入れるのは9102F~9108Fの7本。それに9050系の2本。
9050系は、9000系をベースにVVVF化された編成。