
「本当にこんなところにあるのだろうか」と、秋葉原駅から御徒町へ向かうガード下の途中で不安になった。ちょっと我慢すると、やっと高架下に真っ白な部分が見えてくる。

ここは東京駅から2k540m付近。そこでこの「2k540」の名が付けられた。

その証拠にこの付近の高架下の表示を見ると、一番下に2k497とある。

後ろについたARTISANとは、フランス語で「職人」だという。
この施設、他によくあるような商品を並べたお店の集合体ではない。工房とお店が一体化されたユニークな形態。しかも、ここでしか買えない商品、ものづくりの体験が出来るワークショップなど、さまざまな個性あふれるお店が集まっている。






音頭をとったのは、JR東日本の子会社。最近のJR東日本はとても商売上手。この御徒町周辺が江戸の文化を伝える伝統工芸職人の街だったという伝統が見事に活かされている。鉄道の高架下というのもJRならではのワザ。

メガーヌのような小洒落たデザイン好きにとっては、妙に心地よい空間だ。ちなみに2011年度グッドデザイン賞を受賞。やっぱり!!