











デビューを記念して、シリーズでお伝えしているニュールーテシア。今回は、エンジンやミッションについて。
まず、ボンネットから。私のメガーヌと同じエンジンを積んでいながら、ボンネット自体はメガーヌより非常にコンパクトにできている。



メガーヌは、クルマの真ん中に運転席がくるように設計されている。ところが、このルーテシアは居住空間を広くとるため、前の部分を詰める工夫がなされているのだと言う。そのため、エンジンルームもコンパクトで無駄がない。ただ、スキがない分、奥に取り付けられたものをいじる際は大丈夫なのかと余計な心配も。

(バッテリーカバーをはずした状態)
また、マスターバックもハンドルやブレーキと同じ側につけられている。よ~く見ると、反対側にもスペースが空けてあり、どちらにもつけられるようになっている。マーチとシャシが共用化されているからできるワザらしい。

ミッションは、4ATと5MT。男性で走り屋な方には、断然5MTをおすすめしたい。
K4Mエンジンは私のメガーヌ1.6と同じもの。直列4気筒DOHC 16バルブ。2000回転~5000回転がツボ。よく回るエンジンで非常に楽しい。メガーヌの車重1,280kgに対してルーテシアは1,190kg。・・・ということは、メガーヌより走るクルマかもしれない。


エンジンの良さを存分に味わうためには、MTがおすすめというわけ。

クラッチをはじめ、ペダル位置はしっくりきて違和感がない。
一方の4AT。プロアクティブ学習機能付き。最近のルノー車にお馴染みの機能。走りをクルマに覚えこませることが可能だ。私はこれを「調教」と勝手に名づけている。
また、メガーヌと同じようにマニュアルモードがついている。これも慣れてフルに使いこなすとマニュアルに近い感じになって、非常に便利な機能。シフトレバーを左へちょっと倒すとマニュアルモードに入る。レバーを奥に押す(+)とシフトアップ、手前に引く(-)とシフトダウンする。無理な要求をすると、自動キャンセルして適正なギヤにクルマが入れなおすという賢い代物。

<取材のご協力・・ルノーふじみ野>
>>続く 明日は、外回りについての予定。

