寒い一日だった。
5月15日に379mを越えて世界のTOP10入りを果たしたスカイツリーを見に、押上へ
まずはスカイツリー撮影スポット定番中の定番である十間橋の上から。
一歩路地に入ると京島や東向島の下町風景が始まる。
路地の中を彷徨っていると地元のおじさんが声をかけてきた。
「どこから来たの?」
「そこは、予約しないと入れないカレー屋だよ」
「あのお店は、撮影禁止なんだよ」
「ここの先を行くと古い商店街があって右に曲がると昔ながらの長屋があるんだ」
これまでに何度もカメラを持った下町放浪者を案内しているのか、おじさんの的確なガイドぶりが板についている。
人懐っこく優しいおせっかいぶりが江戸っ子らしい。
おじさんにお礼を言って再び歩きだす。
■予約が必要なカレー屋「スパイス・カフェ」
■長屋茶房「天真庵」
吸い込まれるように路地から路地へ
■コッペパンで有名な「ハト屋」さん
再びスカイツリーの建設現場へと戻り、ツリーを見上げていると一人の女性が「すいません。○○新聞ですが取材よろしいでしょうか?」と声をかけてきた。
やけに緊張しているところを見ると新米記者なのだろう。
様々な質問をされる中で監修者がかの有名な安藤忠雄氏と島根県出身の彫刻家である澄川喜一氏である事を教えてもらう。
そう聞くとスカイツリーにほんの少しだけ親近感を覚えた。
2012年の春には開業予定の東京スカイツリー(634.0m)
今日もスカイツリーは、少しづつ高度を上げていくのであった。