【孤独】モンテーニュ
孤独の生活の目的とは、
もっとゆうゆうと、もっと気ままに暮らすというただ一つであると私は信ずる。 . . . 本文を読む
【孤独】モンテーニュ
私達は竹馬に乗っても何もならない。
なぜなら、
竹馬に乗ってもやはり自分の足で歩かなければならないからである。
そして、世界で一番高い玉座に上っても、
やはり自分の尻の上に座っていることに変わりはない。 . . . 本文を読む
しだいに私は、ものごとになげやりになり、虚無的になっていった。世間一通りなプライドが磨滅してゆくに従って、破廉恥も、それほどこころをいためずやってのけられるようになった。そればかりか、都合のいい言訳をおもいついて、じぶんを正当化する術も身についた。人間はじぶんが正しいとおもわねばまともに生きてゆかれないものらしい。 . . . 本文を読む
時には、私の生まれつきが、人間社会になじめないように特別にできているのではないかと疑わしくなった。実務は無能なばかりでなく、余計な羞恥心や、自尊心が人の三倍も強くて、意識過剰のために、人の思惑をかいくぐって早推量し、敵意をつくりあげて、できる話しも、じぶんから放棄して、益々おのれを窮地に追い詰める結果となる。 . . . 本文を読む