(中日新聞) - 3月31日11時25分更新
【岐阜県】桜の名所として知られる谷汲山華厳寺(揖斐川町谷汲徳積)の門前に、足元を照らすためのミニ灯籠(とうろう)約700基を配置する初の試みが、4月5日から16日まで実施される。29日夜には、試験点灯が取り組まれ、門前はろうそくの柔らかな光に包まれた。(小野谷 公宏)
実施するのは、地元の飲食店などでつくる「谷汲門前街並(まちなみ)づくり委員会」。活気のある地域づくりを目指す団体で2月に発足した。
約800メートルの門前にはソメイヨシノ約350本があり、大勢の参拝客でにぎわうが、夜間の観光客はまばら。同委員会は夜桜見物の客足を伸ばそうと、ミニ灯籠の設置を計画した。
灯籠は、雪害で折れた地元の孟宗竹を再利用した。最初に会員がのこぎりで節ごとに切断。高さ40センチほどの筒状になった竹の側面の一部をくり抜いて、内側にろうそく立てをあしらった。約700基の灯籠は2週間ほどで完成させたという。
試験点灯では、門前の両脇に灯籠百基ほどを設置。和服姿の女性も見られ、幻想的な雰囲気になった。
期間中は観光客をもてなすため、飲食店10店ほどが開店時間を延長するといい、同委員会の今村博正委員長(55)は「夜のにぎわいにつなげたい」と意気込んでいる。
谷汲観光協会によると、桜の開花は4月初旬。9日には「谷汲さくらまつり」が開かれ、谷汲踊も披露される。
【岐阜県】桜の名所として知られる谷汲山華厳寺(揖斐川町谷汲徳積)の門前に、足元を照らすためのミニ灯籠(とうろう)約700基を配置する初の試みが、4月5日から16日まで実施される。29日夜には、試験点灯が取り組まれ、門前はろうそくの柔らかな光に包まれた。(小野谷 公宏)
実施するのは、地元の飲食店などでつくる「谷汲門前街並(まちなみ)づくり委員会」。活気のある地域づくりを目指す団体で2月に発足した。
約800メートルの門前にはソメイヨシノ約350本があり、大勢の参拝客でにぎわうが、夜間の観光客はまばら。同委員会は夜桜見物の客足を伸ばそうと、ミニ灯籠の設置を計画した。
灯籠は、雪害で折れた地元の孟宗竹を再利用した。最初に会員がのこぎりで節ごとに切断。高さ40センチほどの筒状になった竹の側面の一部をくり抜いて、内側にろうそく立てをあしらった。約700基の灯籠は2週間ほどで完成させたという。
試験点灯では、門前の両脇に灯籠百基ほどを設置。和服姿の女性も見られ、幻想的な雰囲気になった。
期間中は観光客をもてなすため、飲食店10店ほどが開店時間を延長するといい、同委員会の今村博正委員長(55)は「夜のにぎわいにつなげたい」と意気込んでいる。
谷汲観光協会によると、桜の開花は4月初旬。9日には「谷汲さくらまつり」が開かれ、谷汲踊も披露される。