10日の夜に、大豆1Kgを水で洗って大きな鍋に入れ、
たくさんの水につけておきました。
11日、15時間ほど経って2倍ほどに膨らんできた豆を茹でました。
差し水を何回も何回もして、柔らかくします。
きょう12日の朝はこんな状態になっています。
よく混ぜたから、半分に割れているのが多いです。
これを大きな厚手のビニール袋に入れて、集会所へ行きました。
手で押したり、脚で踏んだりしながら潰します。
これはOさんの孫さんがつぶしたものです。
そのOさんの手。
よく仕事をしている手ですね!
麹と塩をよく混ぜます。
潰れた豆と麹と塩を合わせて、またこねます。
家に帰ってからの仕事。
円い玉を作り、瓶の中に投げ込んでいきます。
味噌の表面に塩40gをパラパラと置いて、ラップをのせます。
そして、重しになるように塩の袋を置き、ふたをしました。
このあと、風呂敷で容器を包み、冷蔵庫の野菜室に入れました。
梅雨が明ける頃まで、このまま眠らせます。
きょうは、5人でやりました。
道具を貸し合ったり、手伝ったりしながら、1時間半くらいでできました。
一昨年は集まれず、個人個人でやったので寂しかったのですが、
今そのお味噌はとても良い味になっています。
3年目の味噌が一番美味しいです。
味噌を作る (2021年3月に作った歌です)
二時間を水に漬ければ膨らみて鍋いつぱいの大豆一キロ
五時間を炊きつつ見守る富山からずんだ袋にやつてきた豆
ぐにぐにと潰してゆけば足裏によみがへりくる泥田の温さ
憎たらしい彼奴を思ひて投げつける味噌玉ぺちやつぺちやつと重なる
まろやかな味噌となりゆく発酵の畏き時間の今し始まる
きょうの潮流
アワ、ヒエ、キビ…などの雑穀には、かつては「貧しい食べ物」という印象がありました。しかし近年は、食物繊
維やビタミンなどが豊富で栄養価の高い食品として見直されています。
▼ご飯と炊いたり、スープやサラダにまぜたりして、気軽に食べられます。プチプチ、モチモチした食感が人気で
「肌の調子が良くなった」「便秘をしなくなった」などの効果も期待できそう。
▼さらに多くの雑穀は、やせた土地や乾燥した土地でも栽培できるという利点があります。こうした雑穀の魅力を
広めて消費を増やし、持続可能な生産を奨励しようと、国連食糧農業機関(FAO)は今年を「国際ミレット(雑
穀)年」と定めました。本紙日曜版1月22日号でも特集しました。
▼日本では雑穀の栽培者が減少しています。日曜版に登場した岩手県花巻市の農協職員は「いま栽培している人の
ほとんどが70~80代。その人たちがリタイアしたら作る人がいなくなる」と危機感を語っていました。
▼手作業での雑草とりなど栽培に手間がかかるため栽培面積を大きくすることができない。しかし政府は、コメか
らの転作を支援する交付金を削減するなど厳しい状況に追い打ちをかけていると指摘します。
▼農業の後継者問題は深刻ですが、一方では気候危機などへの関心が高まるなか、「農業をして暮らしたい」とい
う若い世代も出てきています。必要なのは国が予算を増やして農業を支え、生活の保障や将来への展望を示すこ
と。それでこそ希望ある道が見えてきます。
(しんぶん赤旗より)