最初の校正は、初校。
だいたい第2金曜日。
全国の6力所でやります。
東京・東海・京都・大阪・芦屋・鳥取
それらが集まってきて、2稿目のゲラができてからが、
2回目の校正、再校です。
だいたい第3日曜日。
これは、京都で行います。
初校や再校に行けた時は、気分がいいです。
少しでも役に立ててると思えるし、知らないことを知れたりしますから。
きょうの収穫は、菅さんが広島で読み飛ばしをしたことを題材にして、
「核廃絶」のところを読み飛ばしたのは故意ではないかと疑うという
内容の歌があったことです。
承諾が得られていないので、そのまま書くことはできません。
銀木犀が咲いていました。(2回目)
きょうの潮流
芥川龍之介の「羅生門」、夏目漱石の「夢十夜」、志賀直哉の「城の崎にて」。こうした作品を載せた高校教科書が混
乱を招いています。
▼国語の教科書に小説がでるのは当たり前のはず。しかし新しい学習指導要領に基づく「現代の国語」は、「実用的な文
章」を扱う科目とされ、小説など文学は扱わないことになっていました。
▼ところがある教科書会社が「羅生門」など5編の小説を載せた教科書を申請して、検定に合格してしまいます。現場か
らは歓迎され、採用する学校が続出しました。文科省の方針通り小説を載せなかった他の会社は不満たらたら。
▼文科省は問題の教科書に載った小説について「言語活動」を行うためのものだと言い訳し、小説は「読む」ためでなく
「書く」ための教材だと通知した教育委員会も。この教科書を出した会社は「従来の教科書のイメージで利用可能」とし
ていた宣伝を文科省の指導でやめざるをえませんでした。
▼「現代の国語」は、「実用文」を重視するという国語教育「改革」の目玉でした。それを先取りした大学入試のプレテ
ストや指導計画は、スピーチの仕方や契約書の読み方、申請文書の書き方など、ビジネス界の人材づくりのような内容が
てんこ盛り。「じっくり文章を読む力が育たない」と批判が出ていました。
▼小説を載せた教科書の人気が出たのは、現場がそれを求めていることの証し。教科書や授業のやり方の細部にまで国が
口を出すのでなく、現場の実情にあった教育をする自由こそ必要です。
(しんぶん赤旗より)
小学校の教科書も文学作品が少しずつ減らされてきています。
「もちもちの木」「ごんぎつね」「お母さんの木」
「ひとつの花」「ちいちゃんのかげおくり」など
いっしょに読んだものでしたが・・・。