「トガニ」という韓国映画を見てきました。
副題は「幼き瞳の告発」
韓国郊外の聾学校で、2005年に本当にあった話だそうです。
教育者が、(校長も)子どもを虐待していました。
しかも性的に。
許されざる真実!
子どもを救おうと立ち上がったひとりの教師。
人権センターの職員も力を尽くすけれど、権力の壁に阻まれ、
裁判にも悪の手が回り、勝てません。
最後には被害を受けた男の子が、自分を犯した教師に復讐しようと、
いっしょになって命を落とします。
とても衝撃的で、涙が出ました。
救いがないかに見えた話でしたが、再審によって罪を犯した者は罰せられ、
今はこの学校はなくなっているそうです。
映画のエンドロールでそのことがわかり、少し救われた気がしました。
けれど、子どもたちの受けた体と心の傷はあまりにも大きく、
どうか、健やかに育ってほしいと祈るばかりです。
韓国映画をしっかりと見たのは初めてでした。
コン・ユさんという男優と、チョン・ユミさんという女優が、
好演していました。
「トガニ」私も見ました。どうしても見なければとの思いで初日に映画館に行きました。
以前「ホームランの声が聞こえる」という韓国映画でろうの野球少年たちを描いたのを見たときに調べて分かったのですが、日本手話と韓国手話は、54パーセント同じだそうです。なので、「トガニ」の手話も読み取れるのがたくさんありました。
なぜ同じ手話が多いのか? 日本が朝鮮を侵略支配していた関係だと知りました。
どうされたのかなぁと思っていました。
暑い中、泊まり込みで陶芸をされてるのかな・・・なんて。
たしかに、手話は見覚えのあるものが多かったですね。
言葉自体も、よく似ていて、わかりやすかったです。
それには悲しい過去が関わっていると・・・。
そんな時代を再来させてはいけませんね!
しなくちゃいけないことが、いっぱいあるようです。