つきたてのお餅ほほばる相馬市の子どもの笑顔くもらぬやうに
きょうで終映となる映画をふたつ見ました。
きのうは、「家路」
帰宅困難地域に20年ぶりに帰ってきた次男、
草だらけになり荒れ果てた田んぼを鍬で耕し、種籾から苗を育てて、
母親といっしょに田植えをします。
長男夫婦は母親と子どもといっしょに仮設住宅に住んでいるのですが、
仕事もなく、夫婦の間もうまくいかなくなりかけていて、
母親には認知症の症状が出始めます。
弟の行動によって、家族の絆を徐々に取り戻していくというお話。
きょうは、「フクシマ2011」
2011年の震災発生から、2012年の年明けの風景までを描いています。
地震、津波、原発事故によって、住めなくなり、帰れなくなった飯舘村と
除染を進めながら暮らしている、相馬市のみなさんの様子がわかりました。
住み続けるのか、避難するのか、心が揺れていらっしゃいます。
週末に、園児の家を一軒ずつ除染している、副園長さんとボランティアさん。
6ヶ月かかって、避難しようと決めた親子。
問題が大きすぎます!
いま原発は一基も動いていません。
でも、電力は不足しているようには見えません。
原発は再稼働する必要はないということです。
福井にある原発で事故が起きれば、京都が第二のフクシマになってしまいます。
30㎞から80㎞の中に入ってしまうからです。
きのう告示された「京都府知事選挙」でも、原発は大きな争点です。
現職知事は、安倍さんの顔色をうかがって、「再稼働賛成」を表明しました。
府民の命より、中央に良い顔をすることが大事みたいです。
「消費税増税」には「敬意を表する」と言いました。
京都には、「丹後縮緬」「西陣織」「清水焼」などなど、伝統文化・産業がいっぱいです。
しかし、この12年間で廃業率が全国ワースト1になったそうです。(被災地を除いて)
非正規雇用率は全国ワースト3、 所得の減少が全国平均の1、8倍だそうです。
京丹後市に「Xバンドレーダー」を設置することも問題です。
できれば、国内の133番目の基地になってしまうそうです。
沖縄の映画を見てきたばかりなので、犯罪が起きるのではないかと心配です。
戦争への道はご免こうむります!
「ごちそうさん」でめ以子さんの言った言葉は、いまの時代にも通じます。
いえ、今がまさにその時です。
「笑われても、怖ぁても、恥ずかしゅうても、言わなあかんことは言わなあかん。
おかしい思うたら言わなあかん。 これは無力な大人の責任や!」
大人は、決して無力ではありません。
微力ではありますが、それがたくさん集まれば、大きな力になります。
時代を動かす力にもなります。
4月6日、尾崎さんを勝利させたいです。
そして、明るい京都の夜明けを待ちたいです!