CAFE★MARO

明日のことはゆっくりコーヒーでも飲んで考えようよ・・・

雪国の寒さ吹き飛ぶ熱い祭り ~ぼんでん祭り~

2013-02-24 19:18:10 | TRAVEL
2月16日→17日


雪国の朝の寒さ、そのキーーーンって冷たさは半端ないし、容赦ない。
昨晩垂れ下がっていたつららは、その下に止めておいた車にアンテナを作った。電波良好。







ぼんでん祭りとやらを見てから温泉に行こう、なんて朝食時に今日の予定を練り、さっそく出向いたら、
干支のへびや流行のキャラや芸人まで様々な装飾をした“ぼんでん”がずらり。

     威勢の良い掛け声があちこちから上がり、祭りの開始を待つ


これまた祭りの趣旨を知らないまま、すげーすげー!と興奮してシャッター押しまくっていたら
恵比寿俵を引くおじ様たちにお酒を振舞って頂きながら“ぼんでん”の意味を教えて頂いた。
頬をぽっと赤らめたのはお酒のせいでも、寒さのせいでもない。

ぼんでんは男性のシンボル、を現し、
今から奉納しに行く「旭岡山神社」に祀られる女神様にぼんでん“つっこむ”祭りであったのだ。
へぇ!?と驚いていたら祭りが始まり、その賑やかな“ぼんてん”と共に担ぐ男の列が神社に向けて

走り出した!?


活気に満ちたその列があっという間に見物の群集を置き去りに、勇ましく急ぎ足なのにも訳がある。
ただぼんでんを“つっこむ”んじゃなく我先に本殿への到着を競い、
さらに後から来るものに“つっこまれない”ように揉みあうんだそう。

ぼんでん作りは年明けから男たちの手だけで作られる。
長さは4m、重さは30kgにもなるその年のぼんでんを担ぐ男が選ばれ、祭りに臨む。まさに男の祭りだ、

なんて隣に居合わせたおばちゃんが連れのおばちゃんに説明しているのを盗み聞きしていたら
ついつい「女の人は作れないんですか!?」と話しかけてしまった。
そしたらさ、おばちゃんが横手のぼんでんは他にはない絢爛さであること、その威勢のすごさを間近に見せてあげたい、ほんとにすごいのよ、と言うもんで見たいと行ったら、「よし、行こう!」と今度はおばちゃんが

走り出した!?


あとはもぉ、キャーキャー言いながらおばちゃんに付いていくのに精一杯。



どんどん行きましょう、と住宅街で最後尾のぼんでんを捉える。


すぎちゃんを捉え、急ぐ男たちを追い越す、


雪積もる山道だって、ぼんでんと同じスピードで追い越す、


先が詰まる集団をも、ひょいひょいとくぐり抜けていく。

この間、ぼんでん運ぶ集団の若衆、通り道の民家のおじさん、おばさんから可愛い子ちゃんまで
「あれ同級生」「あれは孫」と、このおばちゃんを知らない人はいないんじゃないかってほどの知り合いを通り越して
気づいたら先頭のぼんでんを越して、一番いい位置でぼんでんを“つっこむ姿”を見れたんだよ。






ここまで道のり約4km・・・


秋田は美人だけでなく、美男子も多かった!
おばちゃんのお孫さんもイケメン。



そして祭りの後の静けさの帰り道、おばちゃんが76歳と知り、
秋田の底知れぬパワーを存分に身を持って感じてきたのでした。



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1 コメント

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!! (yuca)
2013-02-25 22:04:56
必死で走ってんのがよくわかる!!
こりゃ楽しい旅だったね!!
ケイコママ、ずっとパワフルに長生きするんだろーねー

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