紫陽花で有名な箱根の阿弥陀寺へ行ってきました。
奥まで車で入れるのですが、健康のことも考えて、車は「ひめしゃらの湯」の手前の小さな駐車場に置いて、ご住職が自ら造られたと言う参道を歩きました。この参道はハナから胸突き八丁の急坂でしたが紫陽花の歓迎を受けながら何とか頑張りました。
参道の道端で出迎えてくれる紫陽花の花
奥の駐車場につくと、そこは俄然視界が開けて箱根が実感出来ました。
箱根の山々の眺望を楽しむ?紫陽花の花
少し歩くと、江戸時代の庄屋の建物を移築したと言われる阿弥陀寺の本堂が現れました。ここには皇女和宮様のご位牌が祀られているそうです。
そして、こちらのご住職は琵琶の名人で、希望をすれば拝聴も出来るらしいとのことですが、いかにも本堂や周囲の雰囲気も様になっている感じでした。
紫陽花の花が良く似合う阿弥陀寺本堂
ぶらぶらと散策をしていると、他の参詣客が本堂に近づいた時、本堂から妙な音が聞こえてきたので行って訊ねてみると「百万遍転法輪」の音だと言われました。これは鈴の代わりになっていて、車輪の周りに数珠が巻いてあって、「一周回すと般若心経を千回唱えたのと同じ功徳があるんですよ」とその人に教えて戴きました。
紫陽花の花に囲まれた聖観音像
阿弥陀寺には紫陽花がおよそ3000株あるそうですが、これらはすべてご住職の手によって植えられたそうです。
この日はガクアジサイが満開でした。
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矢張り山中湖畔はまだ寒く、家々の屋根には真っ白な雪が綺麗に残っていました。
お目当ての富士山は頂上の方は雲がかかっていて残念ながら顔を出してはくれませんでした。
翌早朝も富士山はお休み中で、楽しみにしていた紅富士をカメラに収めることは出来ませんでしたが、冬の静かな湖畔はなかなか趣もあってそれなりに楽しませて貰いました。
まだ雪の残るホテルの中庭
ホテルの部屋からの山中湖畔
ホテルの夜の中庭の
ダイヤモンドイルミネーション

ひと頃の大雪も終わって箱根小湧谷温泉も幾分春の感じが訪れてきたようです。まだ、シーズンオフなのに結構観光客も多くて賑やかな雰囲気でした。
もうすぐ大震災も満一周年ですが、箱根にも観光客がだいぶ戻ってきたように感じられました。大震災後めっきり減ってしまっていた若者たちも春休みに入ったせいかこの頃は増えてきたようです。それに外国の若者たち(欧米系はまだ?)も以前のようにバスツアーでやって来るようになったようです。
やはり若い人たちが多いと周囲に活気が溢れて気持ちが明るくなります。若者たちにすれば我々のような年寄りは目障りかも知れませんが、「いずれ行く道」ということでご勘弁のほどを願う次第です。
漸く駐車場の端に見つけた雪の塊り
木立もまだ冬枯れでお陰で山々がよく見えます
前日の大雨で水量が増して滝らしくなったかな?