2018年1月5日(金)
Smart FLASH
ミスチル22年ぶりホールツアー決断の裏にB’z稲葉の助言が
ミスチルの桜井和寿が、2017年12月10日放送のラジオ『大谷ノブ彦のキスころ』(CBCラジオ)にゲスト出演。ミスチルとして2016年に22年ぶりにホールツアーを決断した裏に、B'zの稲葉浩志のアドバイスがあったことを明かした。
「『ミュージックステーション』でB’zの稲葉浩志さんとたまたま話す機会があって。『B’zさんってドームツアーと、ホールツアーを交互にやってるんですね』と話したら、『そうですよ。ミスチルも多分やったら喜ばれると思いますよ。ぜひやった方がいいと思います』と稲葉さんに勧められた」
桜井曰く「急に売れちゃった」ために万単位の観客を動員できるアリーナ、ドームクラスのコンサートを長年続けてきた。だが、観客により近い距離で音楽を奏でられる数千人規模のコンサートを設けることに。
『大谷ノブ彦のキスころ』
ミスチル桜井和寿×ダイノジ大谷ノブ彦 夢の対談より
ホールツアーの背景
デビュー25周年を迎えるにあたり、改めてキャリアを積んでからのホールツアーをやろうということだったんでしょうか。
桜井さんが答えます。
「それもあったし、『ミュージックステーション』でB’zの稲葉浩志さんとたまたま話す機会があって。
(桜井さん)
『B’zさんってドームツアーと、ホールツアーを交互にやってるんですね』と話したら、
(稲葉さん)
『そうですよ。ミスチルも多分やったら喜ばれると思いますよ。ぜひやった方がいいと思います』
と稲葉さんに勧められて」
そういう経緯があったんですね。
今年9月に行なわれた、桜井さんとGAKU-MCさんのユニット「ウカスカジー」のライブツアー。そのツアータイトルは『ポジティ部VSグッジョ部』というのにも関わらず、そこでも桜井さんはギター1本で出てきて、井上陽水の『傘がない』という壮絶に暗い曲を歌ったのです。
桜井さん「やっぱりほら、ハッピーをよりおいしく召し上がるためには、そうじゃない暗いものをね。僕は常々思うのは、絶対的な幸せって無いじゃないですか。例えば、毎日おいしい料理を食べれたら幸せかっつーたら、やっぱり飽きてくるし。なので、幸せは相対的なものであると。不幸があるからこそ、幸せはあると思ってるんで。なので僕は“不幸コーナー”を一手に背負ってやってたんです、あのライブでは」
ただ、ある地方の会場のウカスカジーのライブでは、心境の変化が起きたそうです。
桜井さん「僕の前にGAKUくんが会場を暖めるんですよ。それを僕は暗い曲で一気に冷やすんですね(笑)。ギュウギュウのライブハウスの中で、お客さんが乗らないでジーッと見てるんですよ。その視線に耐えかねて。
『もう俺、次の公演からみんなを盛り上げる曲をやりたい』って急に変更して。2曲くらい井上陽水さんの曲をやってから、『ultra soul』(B’z)をやったんです(笑)」
B’z稲葉さん(ホールツアー)ミスチルも多分やったら喜ばれると思いますよ/ウカスカジー 桜井『ultra soul』