なぜベンチャー企業は成功しないのか?-ベンチャー経営白書-

現役の経営コンサルタントから見たベンチャー経営の実態

奸臣には気をつけろ!

2007-04-22 13:13:00 | 人事
ある程度のベンチャー企業の経営者にとって
奸臣は気をつけなければならない。

経営者は孤独であるが、それを逆手に奸臣は
経営者にゴマをすり、心の隙間をつくのである。

奸臣は「保身と自分に対する権限の集中」しかやらないため、
経営者にはゴマをすり、かつ部下の手柄も横取りする、
そのことで他のものより高い権限と給与を得るのである。

奸臣は朝遅く来て、夕方早く帰る。
奸臣は部下にその仕事を丸投げをして、
かつ顧客ニーズがある仕事に関しても
自分の手間がかかる場合は一切やらない。
奸臣は自分の都合がいいことは経営者に報告して、
自分の都合の悪いことは他の者の責任ということで経営者に報告する。

奸臣がのさばる会社には、
新しいニーズがある仕事は成されず、
会社は停滞する。

かつ奸臣が仕事をしないにもかかわらず、
多くの給与をもらっている状況を見ると
他の従業員のモチベーションは下がり、
会社に活気はなくなる。

奸臣のいる会社には優秀な人材は入らず、
その奸臣に似た小奸臣が集まり、
およそ会社は腐り始める。

経営者が気づいたときには、
奸臣は会社から資産を横領、着服し、
経営者は本当の意味での裸の王様になるのである。

奸臣には気をつけろ!

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サイコパス的人材には気をつけろ!!

2007-04-10 01:15:07 | 人事
ベンチャー企業にとってサイコパス的人材を採用することは
非常に危険である。

結論から先に言うと、
サイコパス的人材は

1. 部下を酷使して疲弊させる

または

2. スキあらば会社を乗っ取る

のである。

こういう人材は会社を大きくするならば
絶対に採用してはならない。

では、「サイコパス」的人材とは?
主に以下の特徴が見られる人間である。

サイコパスは罪悪感がなく,利己的で,刹那的で,自分の行動をコントロー
ルできないという。

さらには、

1.サイコパスは自己中心的で傲慢である
  ナルシスティックで,自分の価値や重要性に関してひどく慢心したものの
 見方をする。まったく驚くべき自己中心性と権利感覚の持ち主だ。彼らは自
 分が宇宙の中心にいると思っていて,己のルールに従って生きることが許さ
 れている優秀な人間だと思っている。

 →サイコパスの特徴として選民思想的な発言が多い。

2.サイコパスは良心の呵責や罪悪感が欠如している
  自分の行動が他人にたいへんな迷惑をかけているという認識を驚くほど欠
 いている。自分には罪悪感などなく,苦痛や破壊を引き起こしたことをすま
 ないという気持ちをもてず,そういう気持ちをもつ理由もなにひとつないと
 冷静に言う。

 →サイコパスは自分が悪くても決して自分が悪かったとは言わない。

3.サイコパスは共感能力が欠如している
  とくに彼らの自己中心性,良心の呵責の欠如,浅い感情,ごまかすことの
 うまさは,根深い共感能力の欠如(他人の考えていることや感じていること
 をなぞれないこと)と密接な関係がある。彼らには,皮相的な言葉の次元を
 越えて“人の身になって考える”ことができないように思える。他人の感情
 などまったく関心の外なのだ。
 
 →サイコパスは自分より弱いものに対してはコテンパンに痛めつける。


4.サイコパスはずるく,ごまかしがうまい
  嘘つきで,ずるく,ごまかしのうまいのは,サイコパスの生まれもった才
 能だと言える。嘘を見破られたり,真実みを疑われたりしても,めったにま
 ごついたり気おくれしたりしない。あっさり話題を変えたり,真実をつくり
 かえて嘘のうわ塗りをする。

 →サイコパスは自分で起こしたトラブルでも人になすりつけようとする。

5.サイコパスは浅い感情である
  ときに冷たくて無感情のように見えるいっぽう,芝居がかっていて,浅薄
 で,感情はほんのたまにしか表さないようにも見える。注意深い観察者は,
 彼らが演技をしていて,実際にはほとんどなにも感じていないような印象を
 受けるにちがいない。

 →サイコパスは外部の人の目を気にしながらアピールするために芝居がかった演技を好む。

サイコパスの危険性については、ハーバードビジネスビューにおいて、「サイコパス:すぐそばの危険」シニア・エディター、ガーディナー・モースらの研究においても指摘されている。

また、ジャックウェルチも自身の著書にて
このサイコパス的人材の扱い方に関して述べている。
そのサイコパス良い業績をあげていても、
結局はスタッフを奴隷のように扱っていたため、組織の活性化が失われるのである。

人数が少なく、資本が少ないベンチャー企業において
このようなサイコパスがいることはプラスには絶対にはならず
むしろ組織が混乱する要因となるのである。
ベンチャー企業にとっての組織の混乱、それはすなわち、
死への行進である・・・。

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