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自作蓄電システムの構築(備忘録1)

2019-02-10 16:46:27 | 自作蓄電システム備忘録1

*gooブログのサービス終了に伴い引っ越しを行いました

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他の方のブログ等で蓄電システムは自家用発電設備等の系統連系に関する電力会社との契約が必要となる事が判明したため記事を削除していましたが、蓄電システム構築の参考になると思われるので備忘録1として掲載します。

現在(2022年2月から)は運用停止しています。

2018/10

バッテリーの選定

2019年FIT終了に伴い各社から蓄電システムの販売が増えてきてますが価格が非常(異常)に高く色々ネット検索していると蓄電池に詳しい方のブログを発見しました。
この方の記事を参考に安価で自作できる蓄電システム制作に取り組みました。
以前は鉛バッテリーを使用して簡易蓄電システムを作成しましたが、長時間の運用はできなくバッテリーの劣化が始まったので新たにシステムを検討しました。
オークションで三菱アイミーブのHA3W EVバッテリーに搭載されているLEV50-8が出品されていたので落札しました。(2ユニット)
落札したのがこれです。



1セル 2.75~4.1V 50Aが8個直列接続されています。
上部にバッテリーマネジメント用の基板が設置されており各セルの電圧バランスを自動で調整してくれます。
但し、別途12v電源と制御プログラムが必要です。



放電テスト
このバッテリーでGTI(グリッドタイインバーター)を接続運用したところ500Wの出力で1時間30分以上の運用が可能でした。
この結果蓄電システムの使用に適していると判断しました。


2018/11~12

充電器の選定
次に充電器の選択です。定電圧・定電流の充電器を検討し、まず以下の小型直流安定化電源 0-60V 0-5A 3桁可変デジタル表示 スイッチング電源 AC/DC コンバーター 電圧/電流出力調整可能を購入し実際に充電可能か実施しました。


充電は可能でしたが出力電流がMAX5Aと少なく50A充電するのに10時間以上かかるので蓄電システムには向きません。
色々とネット検索で探していたら以下の商品がamazonで販売されていました。
電源モジュールは定電圧MAX50V・定電流MAX15Aの設定が可能なのでこれにしました。
このモジュールは詳細な設定が可能でリチュームイオンバッテリーには適していると思います。

スイッチング電源は110V-220V〜DC 0-48Vモジュールスイッチング電源デジタル表示 480W電圧レギュレータ変圧器にしました。

ハウジングはこれにしました。

2018/12

バッテリーの調達
ネットオークションに三菱アイミーブのHA3W EVバッテリー16kwが出品されていたので落札しました。
走行距離が3万1千㎞から外したバッテリーとの説明でしたので劣化が少ないと判断しました。
重量が280kgもあるので運送会社止めとし軽トラに積載してもらい自宅に帰り荷台で分解取り出ししました。
分解に必要な工具はソケットレンチ/メガネレンチ10mm&12mmです。後インパクトドライバーもあれば早く作業できます。

初期型だったので上蓋の一部ゴムが融着していて外れず一部サンダーで上蓋を切断しました。(ケーブル接続口部分)
LEV50-8ユニットが10個LEV50-4ユニットが2個収納されています。
ユーチューブの海外サイトで取り出ししている動画がアップされていたので比較的効率よく取り出すことができました。
電圧も32.8Vと正常値で放電試験しましたがすべてのユニットは正常でした。

2019/01

予備バッテリーの調達
ネット検索していると年式の新しい三菱アイミーブのHA3W EVバッテリー16kwが出品されていたので予備用で落札しました。
これは中期バッテリなので上蓋は簡単に取り外せました。

これでLEV-50-8が2個(黄色)、同10個(青色)、同10個(紫色)と
LEV-50-4が2個(青色)、同2個(紫色)のユニット(36KW)が手に入りました。

2019/01

パワーコンディショナーの選定

バッテリーと充電器の選定はできたので次はパワーコンディショナー(バッテリーから100Vを家庭内の商用電源に供給する機器)の選定です。

オークションで出品していた方は色々と知識が豊富でブログを参考に検索していたら最適な物が見つかりました。

この機器は太陽光パネル&バッテリーからの電力を家庭内消費電力分のみ商用電源にMAX950W供給してくれるインバーターです。

設定によりMAX給電電力・電流の変更、バッテリー電圧制御(指定の電圧になると給電停止)、センサーリミット機能の停止(強制給電)等の変更が可能です。

モデルは 1000W-Model SUNー1000GTIL2‐LCD

機器の選定は終わったので次は機材の確保です。

 

付属機器の調達
バッテリーは調達できたので、amazonで充電モジュール・スイッチング電源・ハウジングを購入するのと同時にシステムに必要な以下のパーツも購入しました。
左上から
プレーカー・デジタルタイマー・端子板
5極リレー・100Vタイマー・接続ケーブルです。



システム構成
我が家は単相3線式100Vなのでインバーターは2台(赤線用・黒線用)とし1台のインバーターに6組のバッテリーをショットキーダイオード経由で並列接続し運用します。(32V300A)
放電時はインバーターに直流電磁SWでバッテリーのプラス側を接続します。(デジタルタイマーで7:00~23:00)
バッテリーは全部で24組あるので残りの12組は予備切り替用で運用します。
予備バッテリーの切り替えは5極リレー12個で行います。(手動SW)
充電時切り替え用に同じく5極リレー12個で行います。(デジタルタイマーで23:05~6:55)
インバーター接続時はバッテリーのマイナス側を全て接続していますが、充電時は2組単位で行うため別に5極リレーで切り離すよう対応しています。
同時に充電時は100Vタイマー(23:05~6:55)でスイッチング電源に100Vを供給します。

構成図


ラックにバッテリを積載しています。
各段に8ユニット積載しており3段で合計24ユニットです。
1ユニットの重量は約18kgなので432kgとなります。
2段目右側の鉛バッテリーは5極リレーとデジタルタイマーおよびインバーター電源供給電磁リレーの12V電源用です。



ラック上段にスイッチング電源、ハウジング内臓モジュールを6組設置しています。
壁に5極リレー、ブレーカー、デジタルタイマー、端子盤を取り付け配線しています。
左右にインバーターを取り付け赤極、黒極に対応させています。



電流センサーの取り付け

電流センサーを引き込み分電盤の赤・黒ケーブルに取り付けます。
付属ケーブルでは短くインバーターまで届かないので20m4芯ケーブルを購入し接続しています。(センサーは2芯ケーブルですが2台分なので4芯としています)



実際の運用
放電時のインバーターモニタ画像です。
中央上が放電電力、右中央が系統電圧、右下が系統消費電力、左中央がバッテリー電圧となります。
最大AC放電電力(MAX950W)やバッテリー遮断電圧等の設定が可能です。


同じく放電時のモニタ画面ですが太陽光発電しているので消費電力表示がマイナスとなっており放電は行いません。


充電時のインバーターモニタ画像です。
バッテリーの接続は5極リレーで切断されているので電圧は0Vとなり赤文字でワーニングが表示されています。


放電状況のモニタリングが可能ですが当日のみです。
累計の数値は表示されます。


充電中の電源モジュールの画面です。
電圧・電流の詳細な設定が可能で非常に便利です。


買電の推移画面です。
太陽光発電メーカーのシステムでPCで確認できます。
電力の契約が深夜料金が安い時間帯別料金プランなので放電は7:00~23:00とし充電は料金が安い時間帯の23:05から6:55としています。
このシステムを稼働してからの昼間料金帯(7:00~23:00)の使用量は1日で200W程度と非常に少なくなりました。(雨の日でも同じ)
バッテリー残量も十分残っています。容量が足りなくなったら予備バッテリーに切り替えて対応できます。
FIT終了後は太陽光発電の電力を給湯器や充電に廻し深夜時間帯も放電し電気代が限りなく0円になるようにしたいと考えます。


費用ですがバッテリーを除く機器代金は19万円程度なのでバッテリーを安く購入できれば、かなり安価なシステムとなります。
因みに最初にオークションで購入したバッテリー価格は1組33000円でしたが後にオークション落札したユニットは1組に換算すると2万円以下で購入できました。
市販の蓄電システムは容量にもよりますが100万円から280万円と高額です。
やる気があればチャレンジしてください。

但し、工事内容により第二種電気工事士免許が必要となります。

2020/01/20

システムの見直し1 バッテリーの調達

現在は単相3線式のグリッドに2台のインバーターで運用していますが各グリッド(赤・黒)には最大950wしか供給できません。
夫婦二人なので各グリッドの消費電力は殆どが1Kw未満ですが夏場になるとエアコンの稼働が多くなるため時間帯にもよりますが1kwオーバーとなります。
これらを解消するためインバータを増設し各グリッドへ2台接続しMAX1.9kw(合計3.8kw)の出力が可能となるよう検討しました。
現在、インバータに1台に接続しているバッテリーユニットは6組ですが運用時間を延ばすため8組(33v400Ah)13kw/hに変更します。
現状バッテリーユニットは予備を含めて24組保有していますがインバータを増設するため4台×8組=32組のバッテリーユニットが必要で8ユニット不足します。(インバータ1台で6組での仕様も考えましたが容量増によるバッテリーの劣化防止や充電機器の関係で8組としました。
不足分8組について入手する必要があります。ユニット単体でオークション出品されていましたが1ユニット3万円以上の金額で高額です。
他のオークションで検索してみたら安価なi-MiEV駆動用バッテリーの出品を見つけました。
3回程の再出品で落札されていない様子でした。原因を分析すると商品画像のインパネを撮影したバッテリー残量と残走行可能距離が少なく年式も古いためかと思われます。
質問欄を確認するとバッテリーの劣化状態が知りたいとの質問に対して追加された画像がこれでした。恐らくこれを見て劣化していると判断し入札されなかったんだと思います。

車全体の画像も掲載されていました。この画像から事故車であることが確認できました。恐らく事故後に引き取りその状態のままインパネを撮影したと思われます。(充電直後であれば残量メーターはFULLになっていたと思います)
メーカ保証で16万キロ以下の走行距離でバッテリー容量が70%を下回った場合、無償交換になるそうです。従って70%以上の容量は保証されているはずですね。
実際の検証で166,463kmで「電池容量残存率」は、68.54116%と言う記録が残っているそうです。
早速出品者に電話連絡し受け渡し方法(営業所止め)の希望を伝え了解を取り落札しました。(即決価格設定でした)
3個目のバッテリーなので何時ものように軽トラで配送営業所に伺い荷台に積載してもらい自宅車庫で解体します。今回落札したものは初回入手したものと同じ初期型のタイプとなります。

荷台で作業すると立ったままの姿勢で解体でき非常に楽です。

先ずは下部バッテリー収納ケースと上部上蓋を止めてある10mmボルトを外します。
インパクトドライバーがあると便利ですが持ち合わせが無いのでまず6角レンチで緩め後で電動ドライバで一気に外します。

初回の解体では開口部付近の止め部が融着して外せなかったのでサンダー周囲を切断しましたが今回は取り外しに挑戦してみました。なお2回目に入手した中後期型のユニットは直ぐ外れます。

4本の10mmボルトを外し四角い止め金とケース部分にバールを差し込み押し上げます。暫くすると浮いてくるので数か所同じ作業を行います。

ゴムが融着して張り付いてるのでカッターで切断した後外します。
外すと下部の充電取り付け口基板が出てくるので4本の10mmボルトを外し外周鉄板を外します。


これで上蓋は取り外し可能となりますが圧着部にゴムベルトが入っており融着しているためバール等でこじ開け外します。

10mmボルトを外し外枠を撤去する。

開口部端子 片側の12mmボルトを外しておく。(各バッテリーユニット接続銅版を外すため)

開口部から接続している銅板の接続ボルト12mmも外しておく。

初期型なのでバッテリーカラーは青色です。

先ず、バッテリー端子が外側の方向のバッテリーから外して行く。プラス側とマイナス側のナットを外す。接続銅板はバッテリーを少し傾けると端子から外れます。

各バッテリーに接続されているケーブルコネクタを外す。

バッテリーとケースを固定している10mmボルトと12mmナットを外さないと取り出しできません。

外側の10mmボルトと12mmナットを外す。

内側の10mmボルトと12mmナットも外す。


これで10個のLEV50-8が取り出せます。
この後2個のLEV50-4を取り出します。

2020/01/22

*システムの見直し2 構成の変更

バッテリーは調達できたので現行の構成から新たな構成に見直します。
なお、今回入手したバッテリーの劣化状況ですが初回入手したバッテリーと同等で全ユニット問題なく使用可能です。
現行の運用でLEV50-4を直列接続し2ユニット使用しています。
今回入手したLEV50-8の2ユニットを入れ替えて残りの8ユニットを増設します。
余ったLEV50-4が6個となりますが、今後の実験用で使用したいと思います。(現在は停電バックアップシステムで使用しています)

配線図の作成

現在はインバーター2台で1台に6ユニットのバッテリーを使用し12ユニットで運用(予備バッテリーも12ユニットで合計24ユニット)しています。
充電については2ユニット単位で6台の充電機器で対応しています。
今回の見直し案はインバータ4台で運転しインバータ1台あたり8ユニットのバッテリーを使用し合計32ユニットで運用する。
また、充電については4ユニット単位で行い充電機器は8台で行う事としました。
充電について4ユニットでは時間がかかり過ぎると思っていましたが、実際に8ユニットでインバータ給電を行い試験しましたがユニットを増やした分ユニット1台当たりの消費電流が減少したので結果的には大きな影響はありませんでした。
充電用のCC・CVコンバーターも50V・20Aの出力が可能な機器を新たに数台入手したので問題無いと思います。(消費電力の多いユニットグループに使用予定)


インバーター1台あたりの構成図(4組作成)

インバータも新たに2台購入しました。
追加したインバーターの電流センサーは屋内側配電盤の赤・黒線に対応するようにしています。(画像左下の黒・白のセンサー)


夏場になればエアコン稼働が多くなるので様子を見てセンサーをエアコンの配線に取り付けようかと思っています。

*運用の見直しによりこの取り付けで対応可能となりました。

ラック下段に追加した8ユニットを組み入れました。
これで合計32ユニットとなりました。
(30v)X(50A)X32=48kw/h
バッテリー容量半分としても24kw/hとなり自宅では3日分以上の運用が可能です。

充電機器、ブレーカー、電磁スイッチを追加しました。
充電装置の台数が多いので将来的には大容量のスイッチング電源で運用し対応する予定です。


 2020/05/13

運用の見直し

将来、FIT終了後の運用をシュミレーションしてみました。

5月から昼間時間帯(7:00~23:00)の電力供給を引き続き実施し太陽光発電している時間帯に充電を実施する事にしました。FIT終了後の売電料金は1kw-7円と買電価格より低くなるため売電するより発電した分を自家消費した方が得になります。

また、給電方法も見直しました。

インバータは合計4台保有していますが、今まではセンサーが引き込み分電盤に接続している2台のみ運用していましたが5月から屋内配電盤に接続している2台も運用する事にしました。

引き込み分電盤にセンサーを接続している2台(Aグループ)を日没前から動作させています。発電量が使用量を下回れば自動的に下回った消費電力を供給してくれます。

その後、完全に発電しなくなった時間になると屋内配電盤にセンサーを接続している2台(Bグループ)も動作させます。これにより屋内側で使用している電力供給が1台当たりMAX950W供給されます。

屋内側以外で電力使用している太陽光システムや給湯器(ネオキュート)の消費電力はAグループから供給されるようになりました。また、エアコン等を使用し屋内側Bグループの消費電力が片側(赤線・黒線)950Wを超過するとAグループから給電されるため、これにより買電は殆ど無くなると思われます。

   Aグループ                     Bグループ

本来は夜間時間帯も供給する予定ですが、充電で消費する分、売電量が減少するため今回は実施していません。FIT終了後は夜間帯も稼働する予定です。

現状の消費電力状況は以下のとおりです。殆どが夜間時間帯の買電量となっています。

*ネオキュートは夜間時間帯に沸かす動作にしていましたが、現在は湯量が減少すると自動的に沸かす動作に変更したのでAグループから給電を行っています。23時までには殆ど沸き上げ完了しています。沸き上げ完了していても再度午前4時位から沸き上げが開始されますが消費電力は僅かです。

ネオキュート稼働中の状況です。

左側が屋内分電盤センサーB(屋内配線消費電力供給)のインバータで右側が屋外引き込み分電盤A(ネオキュート消費電力供給)のインバータ画面です。

稼働中、試しにエアコンを4台稼働させてみましたがBグループで950Wを超過した消費電力はAグループで給電されていました。このグループ設定で運用が可能と思われます。

次回5月分の電気料金が確定したら昨年との電気料金を比較したいと思います。

2020/07/05

質問の5極リレー回路図

2020/08/03

5極リレーの容量について

5極リレーの容量について質問があったので回答します。

Amazon等で販売されている動作電圧12vのリレーですが容量は12v○○Aで表わされています。

私の使用しているリレーは12V40A対応で使用バッテリー電圧33Vに換算すると14.5Aの容量となります。

使用しているインバーターの消費電流は最大950Wの時点で35Aとなり容量オーバーとなりますが、これはLEV50-8を1ユニット接続した場合で実際はインバーター1台にバッテリーが8ユニット接続されているので消費するリレーに流れる電流は35A/8=4.375Aとなり許容範囲となります。

充電時もバッテリー4ユニットにMAX20Aですからリレー1個あたり5Aしか流れないので許容範囲の値となります。

心配でしたら容量が80Aのリレーも販売されているので容量の大きなものを使用されてはいかがでしょうか。

*充電の機器ですが色々と中華製の物を購入して試していますが、壊れたり容量の偽証(1500Wと表示されていたが実際には1100W程度しか出力されない)とかがありました。

今後、機会があれば報告したいと思います。

蓄電システムのバッテリーはリチューム系に限ります。以前、鉛バッテリーでの運用でしたが劣化により1年半程度しか運用できませんでした。

2020/08/04

最近購入した充電機器

最近、このような機器を購入し試しています。

480Wの容量で0~36V、0~15Aの出力が可能です。

電圧と電流の設定が個別で行えるのでコンバーター不要となり、この機器1台で充電が可能となります。また、クーリングファンですが常時動作では無く温度が上昇すると動作する仕様になっているため優れものでした。

電圧は33.5V、電流は14Aで1か月程運用していますが今のところ問題ありません。

*この設定で1台内蔵ヒューズが切れたものがありました。現在、電流の設定を13.5Aにして1か月以上運用していますが問題ありません。

2020/08/27

電源について

偽証電源です。

1500W、48v31Aの説明で購入したDC電源ですが、1200Wの使用でヒューズが切れてしまいました。

販売元に利用状況等の説明と回路図&画像を送り質問しました。回答は返送可能なら送ってくださいでした。

送料について質問し、到着後払戻すとの回答だったので発送しました。

相手側に到着後、今週中に回答する連絡がありましたが2週間たっても回答が無かったので、連絡したら容量の80%以下の使用を前提に設計しているとの回答で送料も返金できないとの事でした。(返送前に80%以下の使用について説明は無く唖然)

返送された電源はヒューズ容量が増えた物が到着しました。(ヒューズも基板に直接ハンダ付けされていて交換できない状態)

中華製の商品はこのような粗悪品が多いので注意願います。

480wの電源も何種類か購入しましたが100v入力側のサーミスタ抵抗が焼けて利用できなくなった物も多かったです。

DSP50-15、50-20のコンバータについてもメイン基板が何枚か故障しました。(当たりはずれが結構あります)

今残っている電源は1年半使用していますが問題無く動作しています。

サーミスタ抵抗が焼けた電源です。

交換しても数か月すると同様に焼けて使用できなくなります。

熱で基盤が変色しています。

電源の改造について

1500w電源ですがクーリングファンが常時動作して騒音が気になったので温度センサーを取り付けました。

ファンは2台内蔵されていましたがセンサー基板取り付け場所を確保するため1台を外付けにし対応しました。

45℃で動作し43℃になると停止する設定にしています。

温度上昇によるファン動作時間は25秒、停止してから動作するまでは40秒となりました。

この電源はDPS50-20に接続し20A設定で消費電力が多いバッテリー用として運用しています。

2020/09/26

検証結果

5月から8月までFIT終了後のシュミレーション運用を実施していましたが結果について報告します。

蓄電システムの給電時間は7:00~23:00までの運用で実施していました。(買電は夜間料金のみ発生)

買電量の5月(利用期間4/23~5/25)は昼間12kw、夜間133kwで3,117円、6月(利用期間5/26~6/23)は昼間10kw、夜間120kw2,877円となり前年と比較すると1/2~1/3の料金となりました。

7月、8月の買電量が増加しているのは深夜時間帯にエアコンを使用したのが要因です。

左側が運用停止後の買電状況グラフで右側が運用時のグラフとなります。

シュミレーション運用時は昼間バッテリー充電を実施していたため売電量が減少したので収支的には運用しないほうが良かったと思われます。

夜間充電を行った場合でも充電に必要な消費電力が多くかかり収支に関してはあまりメリットは感じられませんでした。

このシステムがメリットを発揮できるのはFIT終了後と思われます。ただし我が家の料金プランはピークシフト型(特定期間、特定時間帯の電気料金が割高で設定されている)なのでこの期間・時間帯に太陽光発電が行われて無く買電が発生する場合に運用するとかなりの節約になりました。

今年は長雨の影響で長期間昼間の充電が出来ないケースがありましたが5日間は充電無しで運用が可能でした。(電圧制御停止になったのは1台のみでした。インバータ設定で運用停止バッテリー電圧をもう少し下げると連続7日間くらいの運用が可能と思われます)

2020/11/12

充電機器の見直し

現状、3パターン組み合わせの充電装置で運用していますが、FIT終了時の運用を考え充電装置の見直しを検討しました。

現状の充電装置ですがバッテリー4ユニットに対して

①480wスイッチング電源+DPS50-15(DCコンバーター充電電流設定13A)1ユニットあたり3.25A/h

②480Wスイッチング電源(電圧・電流調整可能・充電電流設定13A)1ユニットあたり3.25A/h

③1500wスイッチング電源+DPS50-20(DCコンバータ電流設定20A)1ユニットあたり5A/h

以上3パターンで運用していますが、FIT終了後は深夜時間帯も稼働するためバッテリー消費電力が多くなり、現状の充電装置では限られた時間内に充電が間に合わなくなる可能性があるため大容量の充電装置が必要と思われます。

ネット検索で色々な電源を探し、次の電源を候補にしました。

電圧、電流の設定が個別に行えるのでコンバーターは不要となるタイプです。但し、入力電圧は200v仕様です。

単相3線式の配線を設置場所まで引いているので200vの電圧は確保できます。

販売ショップに、出力36vと48vの電圧調整と電流について質問しました。

回答は48vの出力の最大電流は41.6Aなので33.5vに電圧調整するとMAX1,393wとなるので36v、最大電流55Aの電源を購入した方が良いとの回答でした。

検討後に4台注文しました。

現状の充電についてはバッテリー4ユニット単位で8台の充電装置で行っていますが、バッテリー8ユニット単位で4台で行う予定です。

1500wスイッチング電源+DPS50-20(DCコンバータ電流設定20A)に接続していたリレーですが内部配線が熱で茶色に変色しました。(右側のリレー)

リレー仕様はAC6v-380v 10Aでした。

実際の消費電力は700W~750Wと思われ許容範囲と思っていたのですが安全確保のため大容量のリレーに交換しました。(2000w電源でも対応可能)40A仕様です。

充電装置が到着したら使用感等報告します。

なお、FIT終了後の運用ですが昼間充電を行うので光量センサーによる充電自動切り替え回路を構築中です。

2020/11/19

充電装置の交換

注文していた2000wのスイッチング電源が到着したので既設の電源と交換しました。

入力電圧が200vで2000wの消費電力なのでハイパワーリレーにより電源を制御します。

単相3線式のL極(赤線・黒線)をリレー経由でスイッチング電源の入力コネクタへ接続しました。

先ず、負荷をかけないで(バッテリーの接続OFF)電圧を33.5Vに設定します。

設定完了後にバッテリー接続(5極リレーON)し出力電流の確認を行いました。70A以上の表示で過負荷状態と思われたので即停止し電流設定用のトリマーをマイナス側に回し(20ターン以上)再度バッテリー接続を行い50Aに設定しました。

33.5V×50A=1675Wなのでスイッチング電源出力の80%程度となっているので損傷は無いと思います。(販売元に何アンペアまで設定可能か問い合わせしています)

空冷フアンですが常時回転では無く一定の条件(温度か出力電流)で回転するようになっているみたいです。

試験運転を少し行っただけなので定かではありません。

台数も8台から4台となりスッキリしました。200Vの入力及び台数が減少したので効率が上がりトータルの消費電力も減少すると思います。

本格運用したら結果を報告したいと思います。

2021/01/04

2000Wのスイッチング電源装置について

空冷ファンですが、電源をONした直後は停止していますが1分経過した頃から動作します。恐らく出力電力による制御方式と思われ温度検知による制御では無いようです。

出力電流50Aに設定していても動作中筐体は冷たい状態で満充電が近づき出力電流が下がるとファン回転もだんだん下がってきます。出力が0Aになるとファンは停止します。

出力電流による消費電力を測定しました。

50A設定で1790W、45A設定で1600W、40A設定で1420W、35A設定で1256W、30A設定で1090Wでした。

充電時4台稼働すると50A設定で最大7160W消費するのでFIT終了後の昼間充電については太陽光発電出力をオーバーするので出力電流の変更やグループの時間差による充電方法を検討する必要があります。(光量センサーや電流センサーにより自動運転が可能となる回路を構築中です)

2021/02/07

光量センサー&電流センサー

FIT終了後の自動運転(給電・停止・充電)のため光量センサーと電流センサーを入手しました。

①光量センサー

DC12Vで動作し、光量感度は調整可能で5極リレーで入出力切り替えが可能です。

バッテリーに接続されている5極リレーの制御に使用する予定です。

光量小→5極リレーOFF(給電回路) 光量大→5極リレーON(充電回路)

②電流センサー

電源不要で動作します。ACケーブルに通し電流値(調整可能)によりSWのON・OFFが制御できます。

充電用のスイッチング電源入力用200Vのケーブル片線に通し利用します。

一定の電流値(消費電力)以下になると動作し次のスイッチング電源を起動するような回路を作成する予定です。

一台分解してみました。ON/OFFは機械式では無く電子回路による制御となっています。黄色の物は電流検知用コイルです。

試しに1台設置し動作確認しました。15A(500W)以下になるとSW動作OFFとなるよう設定しています。

OFFになると次の処理を行うため別途リレーが必要と思われます。

2021/02/10

自動運転回路図の作成

FIT終了後の自動運転回路図を作ってみました。

光量センサーの感度を太陽光発電売電量が1.5kw程度となった時点で動作するように設定します。今の時期なら快晴の日で10時以降には動作すると思われます。

本来は売電電力の値で行わないといけませんが費用を抑えるためにこの方式にしました。

光量不足の時はインバーター給電されていて充電は行われません。光量が十分になるとセンサーSWが作動し5極リレーがONとなり充電装置1に接続されているバッテリーの充電が開始されます。この時点で充電装置1のセンサーが15A(消費電力500W)以上の時はセンサーSWがONとなっているので充電装置2の電源供給は行われません。

消費電流が15A(500W)以下になったらセンサーSWがOFFとなるためAC100Vリレーの電源供給が停止し充電装置2側の大電流リレーへ電源が供給され充電装置2が動作します。(回路図は15A以下になった時点の動作図です)

充電装置3と4も同様の接続を行います。(4の電流センサーは不要です)

色々と問題が発生するかもしれませんが、とりあえずこの回路で構築したいと思います。暖かくなったら実行したいと考えます。

*2022年1月現在は別回路で運用しています

2021/02/11

インバーター屋内側・屋外側入れ替え回路について

現状、インバーターは各グリッド(赤線・黒線)に対して屋内側と屋外側に設置しています。

屋内側と屋外側インバータの給電電力にバラつきがあるためバッテリーの消費頻度に差がでてきます。

バッテリ―消費の平準化を図る目的で以下の回路を作成しました。

センサー入れ替え回路に使用するリレーは14ピン(回路は4回路)1個で2台のインバータを切り替えます。

インバーター電源入れ替え回路に使用するリレーは8ピン(2回路)2個で2台のインバーターを切り替えます。電源を入れ替えないままにすると反対側センサーの電力を検知し自インバーター側の電力制御(センサー値の変動により出力を自動制御)が行われず最大出力(950w)が続きます。

*2022年1月現在は廃止しています。

右側の2個がセンサー入れ替え用で左側4個が電源入れ替え用リレーです。

切替は右側の手動SWで行います。

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48 コメント

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Unknown (のび)
2019-10-06 20:33:13
自作蓄電システムに興味があるのですが、どこのメーカーのインバーターを使用していますか?
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インバーター (Unknown)
2019-10-08 14:31:54
amazonで購入しました。
Y&H 1000W グリッドタイインバーター
商品のURLは以下のとおりです
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07GDL1JL5/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o07_s00?ie=UTF8&psc=1
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インバーター ()
2019-11-06 05:03:48
システム構成の構成図を拝見しました。
インバーター入力が比較的頻度多く切り替わるようですが、ラッシュ・ストレスの耐久性に興味があります。
対象GTIはどんな印象でしょうか?
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インバーター (bun)
2019-11-06 07:45:53
インバーターは常時100v商用電源に接続されておりバッテリーからの給電が無い場合でも消費電力等の状態が確認できます。
バッテリーからの給電開始と停止は1日1回タイマーで実施していますが現在のところ設置から11か月経過しましたが問題なく稼働しています。
まれに画面切り替えのボタン操作が固まる場合がありましたがコンセントの抜き差しで回復します。
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Unknown (とととまる)
2020-04-30 15:48:42
・電源モジュール
 過充電対策はどのようにされていますか。
 お使いの充電モジュールは、充電中に設定電圧に到達したら、電流は0Aとなるのでしょうか。
 
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電源モジュール (bun)
2020-04-30 16:51:53
定電流・定電圧モジュールです。
電圧設定と電流設定が可能です。
LEV50-8のMAX電圧は1セル4.2V×8=33.6Vとなっており私の電圧設定は33.5V、充電電流は12Aで設定したいます。充電開始時は定電流12Aで電圧は設定値の33.6Vより低くなっていますが時間が経過するごとに電圧が上昇し設定値の33.5Vに近づくと定電圧充電に切り替わり充電電流がだんだん減少し最終0Aとなります。リチュームイオンバッテリーの充電には適しているモジュールと思います。
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Unknown (mizukino)
2020-07-05 18:14:59
ブログ拝見させていだだきました。FITの終了がせまってるため、大変興味深く見せてもらいってます。
初心者の質問で申し訳ないですが、教えていただけると幸いです。

回路図での5極リレーについてですが、
回路の電磁コイル側に電気が流れると、常時流れていた回路がもう一つの回路のスイッチが切り替えられると解釈してますが、この回路図で示されている、
常時、何に電気が流されて、電磁コイル側になにが流れて、なにが切り替わるのかということに、私が理解が出来てないので、お教えいただければ幸いです。

また、太陽光発電パネルの発電量は、どこでみているのでしょうか?過剰発電された電気を貯めるシステムというよりは時間でのお得な料金の時に蓄電するシステムと解釈するほうがいいのでしょうか?

本当に、素人質問で申し訳ありません。
ご指導いただければ幸いです。
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5極リレー回路等 (bun)
2020-07-05 20:48:23
5極リレー回路について記事に追加しました。
5極リレー駆動用のタイマーSWと駆動用の12Vバッテリーが必要です。
駆動用タイマーがOFF時はインバーターとLEV50-8のバッテリーが接続されています。
ONになると充電装置とLEV50-8のバッテリーが接続されるようになります。
太陽光パネルの発電量はメーカーのシステムでモニターおよびPCで確認できます。
このシステムで本来実力が発揮できるのはFIT終了後の売電料金が7円(私の地域電力会社)になった時だと思います。
太陽光発電の余剰電力は極力自家消費(エアコン稼働やバッテリー充電や給湯器の運用)して発電が停止となる雨天や夜間は蓄電システムから給電する方式にすれば電気料金は1,500円以下(基本料金+α)に抑えられると思っています。
今まで色々と運用方法(深夜時間帯に充電等)についてやってきましたがFIT終了までは運用しても効果は少ないと思われます。
ただし、我が家の料金プランでピークシフト時間帯の料金設定が高い(1KWあたり約57円)のでこの時間帯に給電を行えばかなり節約になります。
因みに5月からFIT終了を想定して深夜時間帯以外に給電を行い余剰料金が発生する時間帯に充電(売電量は減少しますが)した場合の電気料金は5月が3,117円 6月が2,877円と前年度と比較して1/3程度になりました。
このシステムを構築した理由は各社の販売価格が非常に高かったという事も要因です。また、古くなった電気自動車のバッテリを利活用するエコ活動にもなってると思います。
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Unknown (mizukino)
2020-07-05 21:41:57
早速の御回答ありがとうございます!
参考にさせて頂きます。
色々試されてるんですね。
FIT終了までわずかなので、しっかり勉強させて頂きます。
また、素人質問させていただくかもしれませんがよろしくお願いします。
ありがとうございました。
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Unknown (mizukino)
2020-07-25 15:48:08
先日、御回答ありがとうございました。
アイミーブのバッテリーの調達を進めていますが、こちらのバッテリーについてコメントなどを拝見してますと、充電は33.5Vで設定されてるようですが、バッテリーは、どれだけ電圧が下がるまでは使用されてるでしょうか?
基本的にはタイマー起動で、充電と放電をされてますが、バッテリー容量がある一定の以上減ると、インバータの方で使用停止されていると思います。色々調べたりしてますが理解できず質問させていただきました。その設定値の目安をお教えていただければと思います。よろしくお願いします。
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