マヒワ、マヒワ、マヒワの戦場ヶ原

9月も暑かった。10月も暑かった。そして11月も夏日予報が出て本当にテンションが下がってしまった。
9月末にも暑いという理由で来ている。ちょうど紅葉の時期なのでいろは坂は混んでるかな、まあ早起きして6時台に抜けてしまえば大丈夫だろう、と出かけることにした。

6時すぎの日光ＰＡ。都内ナンバーのレンタカーが多い。中にはレンタカーに初心者マークも。
だれでも初心者マークの時期はあるけど、レンタカーは借りられないと思ってた。ちょっと割高なのかしら。

いろは坂は紅葉後半戦という感じでとてもきれい。車も少なく快適。
中禅寺湖畔まで来ると、これは朝霧？周囲の山々は赤や黄色で彩られて本当に美しかった。
そりゃ混むわ。
※ちゃんと駐車場に停めて撮りました。紅葉の時期は好きなところに路駐しちゃう車があって危ないよね。

戦場ヶ原に入ったのは7時。気温は4度！
木々も霜がついたのかほんのり白く、木道もキラキラしている。

入口のお手洗いを出たところでさっそく鳥の気配。
これはアトリかな。今シーズン初。というか昨シーズンも「もしやアトリ？」レベルでしか会ってないので幸先がよい。
しかしトイレの裏って（笑）

歩き出してすぐ、鳥の気配いっぱいでうれしくなる。しかも木の葉もだいぶ落ちているので見つけやすい！
大好きなコガラがここでエサをついばんで、一直線にどこかへ飛んで行き、また戻ってくる繰り返し。

スタートから1時間、やっぱりもう一度トイレに行っておこうかな、でも1時間分戻るのもな、と思ったけどやっぱり戻る。
そしたら10分で着いた。つまり10分の道のりを1時間かけて歩いてたってことね（笑）

何往復しても楽しいからいいんだけどね。

その途中ですれ違った人に「何か（鳥）いましたか？」と聞かれたので「カラ類がたくさんいましたよ。」と答えると、明らかに落胆した表情。まああるあるですが。じゃあ何がいれば満足なのかな。私はヒガラコガラに会えれば花丸なんだけど。

湯川に目をやると一年中いるマガモ。
最近菅生沼で見ている換羽中のマガモをつい比べてしまうんだけど、段違いのピカピカ度！

しばらくして明らかに小鳥の群れがいる感じで鳴き声がする。
高い木の上から聞こえると思って探していると、ふと低いほうにも気配が。目をやると、えええー、なになに、とりあえず多い（笑）

マヒワが川辺に降りて水を飲んでいるのかと思いきや、水中にゆらめく植物をせっせと食べている。
小鳥はあんまり葉っぱを食べないイメージだったけど、食べるのね。
しばらくこの場所で入れ替わり立ち替わりお食事してました。

この日はとにかくマヒワが多く、上のほうでなんだかわちゃわちゃした気配があるなと思ったらマヒワ、という事象が何度も発生。しっかり見せていただきました。
これはメス。丸い。

そして10月末に菅生沼で会ったツグミ、戦場ヶ原にもいた。
そういえば去年は全然ツグミが来なくて、11月上旬の戦場ヶ原でやっと会えたんだった。

「イツメン」もちゃんと元気にしてました。エナガ。

これはカシラダカだよね？今シーズン初。

キツツキの仲間が湯川の左右でそれぞれ聞こえる。
コゲラにしては強いので、アカゲラかな、アオゲラかな。

アカゲラでした。後頭部が真っ赤できれいな羽根のオス。
でもなんだかかわいらしい表情だったな。

ヒガラ・コガラもよく出てきてくれて、それぞれのアクションがおもしろかった。

これは偶然撮れていた写真だけど、バトル感が出てる（笑）

青木橋を渡って大きな針葉樹の林に入ると小鳥の気配。
針葉樹なので葉が落ちず、しかも高いので首が大変。
またヒガラやコガラかなと思いながら動きを追って行くと、どうやら様子が違う。
おっとこれはキクイタダキ。
たくさんたくさんシャッターを切った（しかも連写）だけど、「キクイタダキ」とわかるのはこれだけ。
一生懸命何度もホバリングしてたなー、何してたんだろう。

頭の上なのでね、おなかは撮れましたよ（笑）

泉門池まで行っておにぎりを食べて、今日はここまでで折り返す。
湯滝の上の湯ノ湖のカモも気になったけども。

帰り道、すぐ近くにでてきてくれたヒガラ。とんがり帽子というか寝癖というか、かわいい。

そして最後もマヒワ。赤沼駐車場がすぐそこ、というところに群れがいたらしく、三脚を構えたカメラマンが数名テンション高く撮影してた。
気持ちはわかる。でも私はおなかいっぱい見てきたので、ちょっとだけ撮ってバイバイ、またね。

中禅寺湖まで降りて湖畔駐車場へ。いつもまっすぐいろは坂を降りてしまうんだけど、中禅寺湖の遊覧船に乗ってみた。
写真も撮ったけど、実際に見た景色と比べると全然なので、参考程度に1枚だけ。
これは1回は絶対乗ったほうがいいと思うよ！外国人観光客がとても多くて、日本人はほぼ修学旅行の小学生。大人はとっても少なかった。