文齋窯の小川文齋です。
なんとか定期的に作品紹介はしていきたいですが、
それ以外のこともすこしづつ書いていきたいですね。
さて、今回も作品の紹介をしたいと思います。
[作品紹介 5] 緑彩透し花入
最近の私のブームは丸くくり抜いて透しを入れることです。
この作品はその例に漏れず、上部を一定のリズム(って私は考えています)で
くり抜いてあります。
その部分に織部を流れるように調合し直して用いています。
下三分の一のあたりも銅のみでこちらは透明感のない感じに仕上げましたが
見ての通りかなり雰囲気は変わりました。
真ん中の部分は素地のみの部分もみらますが
かすれた感じを出すために伊羅保釉も筆塗りしてあります。
私の目標でもある、
緑色だけで納得のいく作品を作り上げる
その為の実験的な作品でもあります。
今回はこの辺で。
次回は少し小川文齋家の歴史を少し書こうかと思います。
お楽しみに。