昨日誰かのブログを延々と眺めていたら、その瞬間の気持ちを書き記すことの重要性を改めて感じたよ。2011年で更新が止まったこのブログはもう信じられないほど鬱々としているね。実際楽しいことが山ほどあった20代だったのに一人の時間になると悲しくて悲しくて自分を抑えられないほど辛い時期だった。どうして自分はだめなんだろう、人並みのことができないんだろう、なにもないんだろう、本当に自分を愛してくれる人は現れないだろうって、いつも、いつも考えては心の中がもよもよと変な音を立てていた。
心の中に宝箱を作っていた。嫌なことを考えすぎて我に返った時はその宝箱に嫌なことをしまって鍵をかける。真っ暗で地下牢みたいな心の中の一番奥の方にある金色の重そうな宝箱にしまうと少しだけ楽になる気がした。
結局作家を諦めて、就職して自分のことを考える余裕もないほど忙しく過ごしたことでわたしの感情はマイナスに陥ることがなくなった。不安材料はすべてそれだったんだね。今までのわたしにはあまりにも時間がありすぎた。呆れるくらい元気に、心身ともに健やかに過ごし、以前とは比べ物にならないくらいアクティブに過ごし、2年経った今では最愛の恋人のことを毎日考えながら生活している。こんな未来があること、当時のわたしは少しも想像できてなかっただろうな。作家をやめることも、就職することも、羽目を外して遊ぶことも、不思議なくらい自分を愛してくれる人に出会うことも、その愛を必死に受け止めながら幸せを感じていることも、何もかも当時の暗くて消えかけみたいなわたしに予知できるはずもない。
あの時急に就職してみて本当によかった。職場は劣悪でクリーンとは言い難い酷い場所ではあるけれど、あの状態に戻るよりは全然良い。もう30代。何もないと思っていた20代だったけど、いろんなことを経験して、いろんな感情を持って、それはすべて30代の良い方向へ繋がるすべだったように思う。
人はこうやって苦労した時代を美化していくんだね。
心の中に宝箱を作っていた。嫌なことを考えすぎて我に返った時はその宝箱に嫌なことをしまって鍵をかける。真っ暗で地下牢みたいな心の中の一番奥の方にある金色の重そうな宝箱にしまうと少しだけ楽になる気がした。
結局作家を諦めて、就職して自分のことを考える余裕もないほど忙しく過ごしたことでわたしの感情はマイナスに陥ることがなくなった。不安材料はすべてそれだったんだね。今までのわたしにはあまりにも時間がありすぎた。呆れるくらい元気に、心身ともに健やかに過ごし、以前とは比べ物にならないくらいアクティブに過ごし、2年経った今では最愛の恋人のことを毎日考えながら生活している。こんな未来があること、当時のわたしは少しも想像できてなかっただろうな。作家をやめることも、就職することも、羽目を外して遊ぶことも、不思議なくらい自分を愛してくれる人に出会うことも、その愛を必死に受け止めながら幸せを感じていることも、何もかも当時の暗くて消えかけみたいなわたしに予知できるはずもない。
あの時急に就職してみて本当によかった。職場は劣悪でクリーンとは言い難い酷い場所ではあるけれど、あの状態に戻るよりは全然良い。もう30代。何もないと思っていた20代だったけど、いろんなことを経験して、いろんな感情を持って、それはすべて30代の良い方向へ繋がるすべだったように思う。
人はこうやって苦労した時代を美化していくんだね。