ブログ: ボクシングHBO/SHOWTIME放送の実況中継

HBO/SHOWTIMEで放送するボクシングの試合の放送内容を不定期に書いていきます。最新の試合日程等もアップします。

4月のショータイム・ボクシングの試合日程

2005-03-15 16:45:38 | Weblog
4月1日:

Robert Guerrero (NABF チャンピョン)
Vs.
Adrian Valdez (メキシコ スーパーバンタム級チャンピョン)


Malcolm Tann (リング誌で世界44位にランクされています)
Vs.
Leroy Childs (IBC コンチネンタル・チャンピョン)


4月2日:


WBA・WBCクルーザー級統一タイトルマッチ;

WBA クルーザー級チャンピョン
Jean-Marc Mormeck

Vs.

WBC クルーザー級チャンピョン
Wayne Braithwaite

テレビ放送する試合は上記の3試合です。
クルーザー級統一戦は「ホリフィールドがクルーザー級を統一した試合以来のベストのクルーザー級の試合になるだろう」、なんていう感じであおっています。
そのことをコーチに言ったら鼻で笑っていました。
でも、私は楽しみにしています。まだこの二人のファイトは見たことがないので。
でも、4月2日のショータイムはこの1試合だけしか放送する気がないようなので、それがとても不満。WBAのウェルター級のタイトルマッチも同会場であるのだから一緒に放送してほしい。

フェルナンド・バルガスの復帰について

2005-03-09 14:24:07 | Weblog
フェルナンド・バルガスが3月26日に15ヶ月ぶりに復帰します。対戦相手はRay Jovalというボクサーでマイナー団体の元IBOミドル級チャンピョンです。リング誌には世界18位にランクされています。

私が一番最近にバルガスの様子を見たのは、UFCのティトー・オーティス対リデルの試合の時です。バルガスはティトー・オーティスの横について入場して、彼のコーナーをしていました。その時はだいぶふっくらとしていました。それを見た時は、もしかしたらもう復帰はしないで引退するのかも、と思っていました。

バルガスはオスカーデラホーヤに敗戦してから、様々な試行錯誤をしていましたが、今回の復帰にあたってもたくさんの新しい試みをしています。その一つが、トレーナーの変更です。長年バルガスを面倒見てきたEduardo GarciaからDanny Smithに変更しました。と、いってもガルシアは今もバルガスのコーナーの一員です。バルガスはガルシアのことを自分の父親のように思っているそうです。バルガスがはじめてボクシングを始めてからのコンビなのです。強固な信頼関係がお互いにあるようです。

新しいトレーナーのDanny Smithとの調整は、バルガスにとって物凄く刺激のあるそして充実したもののようです。バルガスは「Danny Smithは自分にとって物凄く重要な存在に現在なっている、なぜなら毎日彼からたくさんのことを学んでいる。今自分はパンチをスリッピングして、パンチをローリングしてまたパンチをキャッチしている。このような新しいテクニックと今までの自分のテクニックをあわせもって復帰戦にのぞめる。」と言っています。

他の新しい試みは、health and wellnessコーチのRobert Fergusonを雇ったことです。元々バルガスはミドル級へ復帰してその後もミドル級でやっていくことを考えていたそうです。その理由は、スーパーウェルター級でやっていきたいが毎試合154ポンドに落としていくのは無理だと考えていたからです。しかし現在、Fergusonとトレーニングをするようになってから、復帰戦後はスーパーウェルター級でやっていくことを決めたそうです。今バルガスは合理的な食事を取り、Fergusonと共にcore strength trainingに励んでいます。その結果、腰痛が劇的に良くなったとのこと。

バルガスの復帰後の目標はWBCのベルトのみだそうです。バルガスが最も尊敬しているボクサー・チャベスが持っていたWBCのベルト。

私は3月26日に行われるバルガスの復帰戦を楽しみにしている人間の一人です。どのようにバルガスのボクシングが進化したのかを早くこの目で確かめたい一心です。

3月5日:ショータイム・ボクシング:試合結果速報

2005-03-06 17:25:11 | Weblog
WBC ライト級タイトルマッチ:ホセ・ルイス・カスティーロ vs. フリオ・ディアス。(Jose Luis Castillo vs. Julio Diaz)

ホセ・ルイス・カスティーロ vs. フリオ・ディアスの試合は10ラウンドにカスティーロがTKOでDiazに勝ちました。10ラウンドにディアスが2回目のダウンをした時に、レフリーがカウント9まで数えた後試合をストップしました。Diazの体の状態的には可能だったかもしれませんがすでに彼の左目が(たしか4ラウンドの)ヘッドバッドでふさがっていたので試合を止めたようでした。
試合の展開自体は常にカスティーロがプレッシャーをかけ攻めていきました。ディアスもバッティングをもらうまでは、それなりに互角に戦っていましたが最後はカスティーロのパンチが全然見えなくなってしまった様で連打を集中的にもらって10ラウンドに2回ダウンをしてしまいました。ディアスはコーナーから距離をとってボクシングをしろと、指示が出ていましたが目が見えなくなってしまったためにそれが実行できなかったと、試合後のインタビューで語っていました。
これでカスティーロは5月にコラレスと統一戦をやる運びとなりました。しかし、試合後のインタビューでは、コラレスとの試合はあまり気にしていないと言っていました。その理由は、「金を稼げるコスターヤ・ズーとかとやりたいのであって、金があまり稼げないコラレスとの試合はどうでもいい」、と言っていました。とても興味深いコメントでした。ショータイムとしてはコラレスとの試合を盛り上げようと流れを持っていこうとしたのにカスティーロが無関心だったのでアナウンサーは少し困っていました。

ディアスは試合後のインタビューで、この試合の敗戦をこれからの自分のキャリアの重要なLEARNING EXPERIENCEにすると誓っていました。「まだ若いので(25歳!)ちゃんと準備をして再び世界のトップに戻ってくる」と言っていました。

この日の試合にフロイド・メイウェザーが来場していました。





IBFスパー・ミドル級タイトルマッチ:ジェフ・レイシー対ルビン・ウィリアムス。(Jeff Lacy vs. Rubin Williams)

この試合は7ラウンドにジェフ・レイシーが強烈なパンチの連打で試合をストップさせて勝ちました。スコアだけを見るとレイシーの圧勝に見えますが、実際はちょっと違いました。
ルビン・ウィリアムスは実に(予想に反して)良いボクサーでした。今まで無名のボクサーですが、この試合がきっかけで人気が出るかもしれません。レイシーに対してとてもよいパンチを何度も当てていました。特にインサイドの攻防ではレイシーをコントロールしていました。勝負の分かれ目は、一発のパンチ力の差でした。レイシーのパワフルなパンチが一発6ラウンド終了間際にあたって、そのダメージが7ラウンドに入っても抜けなかったルビン・ウィリアムスが集中砲火をうけてレフリーにストップされてしまいました。
二人の実力が全然差がなかったため、本当に良い試合でした。

試合後レイシーが、次の指名挑戦者との防衛戦をクリアした後WBO王者のジョー・カルザキ(JOE CALZAGHE)と統一戦を絶対にやりたいと言っていました。

ちなみに、レイシーのセコンドにウィンキー・ライトがいました。同じトレーナーについているからです。


フアレス見事な右のカウンターパンチで世界への切符をつかむ!

2005-03-05 16:34:36 | Weblog
3月4日に行われた、
Ricardo Rocky Juarez vs. Juan Carlos。 Ramirezの試合は1ラウンド、フアレスが見事なカウンターの右ストレートを何度か決めて、TKO勝ちしました。
とても鮮やかなカウンターの右ストレートでした。これでWBCの韓国人チャンピョンとのタイトルマッチが実現するでしょう。会場にはフアレスの家族が来ていました。みなさん大喜びでした。
一度目のダウンと最後の決め手のカウンターの右ストレートはこの試合のために磨いてきたものだったそうです。必殺の左フックにプラスアルファーがほしかったようです。
前回の試合も鮮やかな左のアッパー気味のフックで勝ちましたが、今度は右ストレートで鮮やかにK.O勝ちしました。本当に良いボクサーです。
次の試合で行われるであろう世界タイトルマッチも物凄く楽しみです。
きっと世界チャンピョンになるでしょう。


同じ会場で行われる前座の試合:
IBFバンタム級タイトル挑戦者決定戦Jorge Lacierva vs. Cruz Carbajalが行われました。結果は元WBOバンタム級チャンピョンのCruz Carbajalが6ラウンド、TKOで勝ちました。6ラウンド終了後Jorge LaciervaのセコンドがLaciervaの右目上のカットがひどいので試合をストップしました。
5ラウンド前半まで優勢に試合を進めていただけに、Laciervaにとってはとても悔しい結果となってしまいました。でも、確かに目の上のカットは深かったので、セコンドの判断は間違っていなかった思います。このカットは、偶然のバッティングによるものです(たしか2ラウンド?だったと思います)。

この日の放送のゲストとして、Juan DiazとJameel McClineがきました。二人とも次回の試合のプロモーションできました。

来週のゲストは、ミッキィー・ウォードです。現在はトレーナーとしてがんばっています。

3月4日:ショータイム・ボクシング結果速報

2005-03-05 16:16:14 | Weblog
ライト級:
Almazbek Raiymkulov vs. Koba Gogoladze

Almazbek Raiymkulovが6ラウンドにTKOで合計3度のダウンを奪って勝ちました。最後のダウンの時、レフリーがKoba Gogoladzeに続行するかどうかを聞いた時に首を横に振ったので試合が終わりました。
派手なパンチの交換が何度もかわされて、アメリカ人は受ける試合展開でした。
Almazbek Raiymkulovはいつもこういう試合をするのでアメリカでは人気があるのだと思います。個人的にはもっと技術を磨いてほしい。


ミドル級:
Kelly Pavlik  vs.  Dorian Beaupierre

2ラウンドにTKOでKelly Pavlikが勝ちました。
Kelly Pavlikは無敗の記録を再び延ばしました。2ラウンドにワンツーの右で一回ダウンを奪って、最後はロープにつめて集中連打を浴びせてそれをレフリーが止めて、Kelly Pavlikが勝ちました。勝因はパンチの正確さの違いと常に先に手を出して試合をコントロールしたことだと思います。

さて、明日は
WBC ライト級タイトルマッチ:Jose Luis Castillo vs. Julio Diazと
IBFスパー・ミドル級タイトルマッチ:Jeff Lacy  vs.  Rubin Williams
です。2試合とも好試合が期待されます。結果速報を試合後すぐにこのブログにアップしまうので期待してください。

3月4日:Ricardo Rocky Juarez vs. Juan Carlos Ramirez

2005-03-03 16:26:58 | Weblog
3月4日金曜日、私が注目している選手の一人Ricardo Rocky Juarezの試合があります。
彼は現在リング誌のランキングで6位になっていて、そろそろ世界戦をやる時期に来ていると思います。

今週の金曜日の試合をちゃんとクリアできれば、いよいよ世界戦という流れになるのではないでしょか。

同じ会場で行われる他の試合は、IBFバンタム級タイトル挑戦者決定戦Jorge Lacierva vs. Cruz Carbajalが行われます。

これらの試合の結果は日本時間の3月5日土曜日の午後2時頃にはこのブログにアップいたします。その頃に結果をチェックして見てください。

3月のショータイム・ボクシングの試合に日程

2005-03-02 10:06:43 | Weblog
3月4日

ライト級:
Almazbek Raiymkulov vs. Koba Gogoladze



Kelly Pavlik  vs.  Dorian Beaupierre



3月5日

WBC ライト級タイトルマッチ:

WBC ライト級チャンピョンJose Luis Castillo
vs.
前IBFライト級チャンピョンJulio Diaz



IBFスパー・ミドル級タイトルマッチ:

IBFスーパー・ミドル級チャンピョン
Jeff Lacy
vs.
IBU・インターコンチネンタル・スーパー・ミドル級チャンピョン
Rubin Williams


3月のHBOボクシングの試合日程

2005-03-01 16:27:57 | Weblog
3月19日 エリック・モラレス vs. マニー・パッキャオ

この試合も容易に物凄い展開になるであろうと想像できます。
前座には
WBA スパー・フライ級タイトルマッチ
Martin Castillo vs. Eric Morel

WBC フライ級挑戦者決定戦
Jorge Armando Arce vs. Hussein Hussein

やJulio Cesar Chavez Jr.などです。


3月26日 フェルナンド・バルガスの復帰戦

フェルナンド・バルガス vs. Raymond Joval
ついにフェルナンド・バルガスが帰ってきます。どんな試合を見せてくれるでしょうか。
トリニダードのようなびっくりさせるような試合を望みたいです。
対戦相手のRaymond Jovalはリング誌において17位にランクされているミドル級の選手です。元IBOミドル級チャンピョン。最近の試合で言えば、IBFミドル級タイトル挑戦者決定戦でSam Solimanと戦って負けています。Raymond Jovalに関して少し気になるのは、バルガスとの試合の一ヵ月後になんとIBOミドル級タイトルマッチが計画されていることです。そんなにタフな選手なのでしょうか?