穏やかな午後
病院の共用スペースで、クロスワードパズルを楽しんでいた。
そこへ身内の娘と、小さな男の子がお見舞いに来てくれた。
歩き初めて間もない男の子は、ベビーカーでスヤスヤ眠っていた。
いや、寝ている様に見えたがベビーカーが動きを止めると、すぐに目を覚ましたようだ。
涼しく広々とした場所にいることに気がついて彼はご機嫌マックス状態だ。
ベビーカーから降りて直ぐに何処へともなく走り出した。
母親がマスクを直しても直ぐにもぎ取り投げ捨てわざわざそのしぐさを母親が見ているのを確かめてから走り出す。
満面の笑みを浮かべながら今度はエレベーターを見つけて一直線に走り出した。
エレベーターの正面に立ちどうやら扉の開くのを待っている様子だ。
まさかエレベーターに本当に乗り込むとは思わず私は只見ていた。
しかし
それに気が付いたその子の母親は血相を変えて走り出した。
その子はエレベーターが大好きらしい。
エレベーターを見つけると、一人で乗り込んで行くらしい。
何処へ行ってもエレベーターがあるだろう!と駆け回るとのこと・・・
迷子になってもエレベーターを見つけては建物の中を機嫌よく上へ下へ
右へ左へ疲れる事はないらしい。
母親はいつもぐったりするやら 腹が立つやら とにかくエレベーターは天敵らしいが
子供にとっては、魔法のドアか・・・!
思ったとおり、母親とその子のバトルが始まった。
初めはいい勝負だったのだが次第に母親の方が劣勢に見えた。
でも、勝負はあっけなくついた。
その後、その子はすぐに寝てしまい静かにベビーカーの中にいた。
「寝ている時は可愛いンだけどね」
と母親は笑った。
病院の共用スペースで、クロスワードパズルを楽しんでいた。
そこへ身内の娘と、小さな男の子がお見舞いに来てくれた。
歩き初めて間もない男の子は、ベビーカーでスヤスヤ眠っていた。
いや、寝ている様に見えたがベビーカーが動きを止めると、すぐに目を覚ましたようだ。
涼しく広々とした場所にいることに気がついて彼はご機嫌マックス状態だ。
ベビーカーから降りて直ぐに何処へともなく走り出した。
母親がマスクを直しても直ぐにもぎ取り投げ捨てわざわざそのしぐさを母親が見ているのを確かめてから走り出す。
満面の笑みを浮かべながら今度はエレベーターを見つけて一直線に走り出した。
エレベーターの正面に立ちどうやら扉の開くのを待っている様子だ。
まさかエレベーターに本当に乗り込むとは思わず私は只見ていた。
しかし
それに気が付いたその子の母親は血相を変えて走り出した。
その子はエレベーターが大好きらしい。
エレベーターを見つけると、一人で乗り込んで行くらしい。
何処へ行ってもエレベーターがあるだろう!と駆け回るとのこと・・・
迷子になってもエレベーターを見つけては建物の中を機嫌よく上へ下へ
右へ左へ疲れる事はないらしい。
母親はいつもぐったりするやら 腹が立つやら とにかくエレベーターは天敵らしいが
子供にとっては、魔法のドアか・・・!
思ったとおり、母親とその子のバトルが始まった。
初めはいい勝負だったのだが次第に母親の方が劣勢に見えた。
でも、勝負はあっけなくついた。
その後、その子はすぐに寝てしまい静かにベビーカーの中にいた。
「寝ている時は可愛いンだけどね」
と母親は笑った。