『超人ロック』(ちょうじんロック)は、聖悠紀の漫画作品、およびそれを原作とするラジオドラマ、アニメーション映画、OVA。またその主人公の通称。
英題は『LOCKE THE SUPERMAN』(過去には『SUPERMAN LOCKE』や『LOCKE THE ZUPERMAN』の表記もあった。
永遠に生き続ける一人の超能力者「ロック」の活動を通して語られる、宇宙時代の人類の物語。
作者聖悠紀が1967年に作画グループの肉筆回覧誌(同人誌)で発表したものが初出で、商業誌への進出は1978年。2007年に40周年を迎えた、長寿漫画のひとつ。
当初は主に週刊少年キングで連載されていたが、掲載誌を転々とする紆余曲折を経た末、2006年1月までビブロスより『超人ロックSpecial』という専門雑誌形態で刊行されていた。だが、『超人ロックSpecial』の雑誌形態での販売はNo.14で終了し、2006年3月15日よりweb上での月一回連載(ダウンロード販売)に変更するとの発表があった。 ※ただし、結局このダウンロード連載は直後に出版社が倒産した事により、「ライザ第2話」の一回のみとなってしまった。
各エピソードは、コミックス1~2冊程度の規模のものが大半で、描かれている年代がばらばらなのも本作の特徴のひとつ。思わぬ懐かしいキャラクターと出会えることもしばしばで読者の楽しみの一つとなっている。
シリーズの全体像を分かりやすくするため、掲載誌や単行本にストーリー年表が掲載されることがある。しかし、新しいエピソードが発表されるとその前後に位置するエピソードの年代設定を変更して辻褄を合わせることも多く、作中で語られる年代との間に矛盾が生じている箇所もある[1]。また、探偵ハント&助手ロックシリーズは当初は年表に組み込まれていたが、シリーズが続くにつれて他のエピソードとの辻褄合わせが不可能になったため、現在はパラレルワールド扱いになっている。
最近は新作とともに、初期作品のリメイクを精力的に描き続けている。
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