ぼくの思うこと想うひと

ふと思うことや想いを起こさせる人などを文字や写真で残したい。そして、誰かの目にとまることがあれば…… 

国立の新博物館・新美術館(3)

2007-03-23 07:41:32 | Weblog

〔表紙〕写真A:国立新美術館の全景
出典:関心空間
http://www.kanshin.com/keyword/1012273

<博物館と美術館>
九州国立博物館と国立新美術館のブログ記事を書こうとネットでサーフィン(古い言葉!)。調べるほどに、ますます、どんどん、分からなくなった。ここでは、ほんの少しだけ情報収集の糸口を整理した。

1.独立行政法人の博物館と美術館
(1)独立行政法人博物館
この組織には、東京国立博物館(1872)、京都国立博物館(1889)、奈良国立博物館(1895)、九州国立博物館(2005)が属している。大宰府の博物館が4番目の国立博物館であるというのはこのことを指している。
詳しくは下記のホームページをご覧いただくと良い。
「独立行政法人博物館」
http://www.natmus.jp/
このページによると4つの博物館の合計予算支出額は平成17年度で約76億円となっている。博物館の活動内容を知る意味で「平成18年度版概要」、「理事長、理事、館長からのメッセージ」が興味深い。


写真B:九州国立博物館の建物前面
出典:西鉄沿線おでかけ情報サイト
http://www.ensen24.jp/spot/main.php?oid=3131867

「独立行政法人美術館」という組織には、東京国立近代美術館(1952、東京都)、京都国立近代美術館(1953、京都市)、国立西洋美術館(1959、東京都)、国立国際美術館(1977、大阪府)、国立新美術館(2007、東京都)が属している。国立新美術館が5番目の国立美術館であるというのはこのことを指している。
詳しくは下記のホームページをご覧いただくと良い。
独立行政法人国立美術館
http://www.momat.go.jp/IAINMoA/
このページによると5つの美術館の総事業規模は平成17年度で約60億円となっている。

2.博物館と美術館の定義
 博物館とは、美術館とは、何であるかが気になった。次の2項は、ウィキペディアからの引用(全文)である。
(1)博物館
博物館(はくぶつかん)とは、特定の分野に対して価値のある事物、学術資料、美術品等を収集、保存し、それらについて専属の職員(学芸員、キュレーターなど)が研究すると同時に、来訪者に展示の形で開示している施設である。
多くは自然史・歴史・民族・美術・科学・技術・交通・海事・航空・軍事・平和など、ある分野を中心に構成され、収集された資料に基づく研究成果を公刊すると同時に、来訪者がその分野について幅広く知識を吸収できるように配慮されている。英語を転用してミュージアム (museum) と呼ぶこともある。
(2)美術館
美術館(びじゅつかん)とは、美術作品を中心とした文化遺産や現代の文化的所産を収集・保存・展示し、また文化に関する教育・普及・研究を行なう施設である。
英語で美術館に相当する語に art museum があるように、専門博物館の一分野で美術品を主たる対象とするものであり、欧州各国語の概念では博物館の概念に包含されるものであるが、歴史的に総合的な博物館の中から美術専門の博物館として分離し、特色を純粋化していった経緯から、博物館を付さぬ「美術館」という日本語が定着している。

3.新博物館と新美術館の立地
(1)九州国立博物館
博物館の敷地は大宰府天満宮の所有地だった(である?)そうだ。日本の風物詩となっている曲水の宴が開催される庭のまん前にスキーのジャンプ台のような博物館へのエスカレーターがそびえている。水辺にたたずみ歌をよむ現代の詠み人はこの前景を見てどんな歌を詠むのだろうか。
建設経緯などに興味がある方は、ウィキペディアの記事が面白い。
九州国立博物館 ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8
(2)国立新美術館
新美術館の敷地には、二・二六事件ゆかりの旧歩兵第三連隊兵舎が残された。この建物は第二次世界大戦後は東京大学生産技術研究所等として使われていたそうだ。建設に際して、歴史的建造物である兵舎の一部が新美術館の前庭に保存された、その意味はナンだろうか。


写真C:国立新美術館の別館(旧歩兵第三連隊兵舎)

表紙(写真A)でみるように、新美術館は街中に建設された。この巨大な建造物(箱物?)の建設はいろいろと議論されたようである。経緯に関心のある方には、下記のURLのウィキペディアの記事が面白くて参考になる。
国立新美術館 ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E6%96%B0%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8#.E9.96.8B.E9.A4.A8.E5.BE.8C.E3.81.AE.E8.AA.B2.E9.A1.8C

この項終わり

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2 コメント

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今まで疑問に思っていたこと (♪次♪)
2007-03-23 11:23:09
博物館と美術館、違いが何となく分かりました。

昨年、水戸の徳川博物館と名古屋の徳川美術館に行きました。

どちらも雛展が目的でした。
水戸徳川家と尾張徳川家の大名道具や古文書類などが展示されていました。

その時 「え?博物館、美術館」どう違うのかなと思いながら展示品の数々を眺めていました。

これからは博物館、美術館を訪れたときに今までと違った角度で楽しむことが出来るかな、とはいえ、私には多分違いはあまり分からないでしょうね。
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もっと観て廻らないと分からない? (つか)
2007-03-23 12:53:09
♪次♪さん

コメントありがとう。
福岡へいった最終日に早起きして大宰府へ行ったおかげで、3回の記事を書くことが出来ました。

♪次♪さんのようにたくさんの場所で美と歴史を鑑賞している人でも区別がつかない、博物館と美術館とは何でしょう。
もっともっと、観て歩かないと・・

ところで、新美術館にまたトラックバックがつきました。長い文章が紹介されています。

今日は、お彼岸なのでお寺の合同法要へ行ってきました。こういう季節感も大切ですね。

ではでは。つか
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