『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』:公式サイト
バナナ
カエル急便
1997年の連続ドラマ放送開始以来、3本の劇場版公開、
2本のスピンオフ映画を輩出した刑事ドラマ『踊る大捜査線』シリーズ完結編。
前作映画で係長に昇進した青島に降りかかる事件を描く。
検問のトラックや倉庫の壁に“カエル急便”のロゴがあって妙に嬉しかった。^^
あっ、それと湾岸署定番のカップラーメンも~。
青島とすみれさんがとんかつ屋の夫婦になりすまして張り込みの掛け合いが小気味良い。^^
その口調が後半の場面にも活きていたね。
すみれさんのように古傷はなくても20代前半から30代後半になるまで
ずっと同じ職種に邁進してくると体力の限界を感じる時もあるんだよね・・・。
自分はコレ(この職業)しか出来ないけど、もういいかな・・・って弱気になってしまう時もある。
だけど、そういう弱い自分を表に出すのはなんか気が引けるし・・・。
(周囲に心配かけるからではなくて、自分自身に負けてしまう気がするから・・・。)
だから、スミレさんの気持ちはわかる気もした。
先日のスペシャルドラマ同様、犯人の動機の掘り下げは足りなかったな・・・。
『踊る大捜査線 THE LAST TVサラリーマン刑事と最後の難事件』。 ※ネタバレ有
真下〔ユースケ・サンタマリア〕や警察組織に直に恨みを抱いていたのは
姉の子が被害に遭った鳥飼〔小栗旬〕だけのはず。
香取慎吾演じる実行犯がどうして鳥飼に言われるがままに使われていたのかもよくわからんかったし・・・。
犯人を逮捕し署に戻ってきた青島〔織田裕二〕に
真下が「青島先輩。」と呼びかけ感謝するところがじーんときた。
真下はキャリアの自分のほうが出世しても
青島がノンキャリであっても先輩であることには変わりはない。
その青島が息子を救出し、事件を解決してくれた事に敬意を示したのでしょうね。
そして、真下の妻になった雪乃さん〔水野美紀〕は2場面だけの登場だったけど、
『踊る大捜査線』に戻ってきてくれて嬉しかったよ。
「正義は胸に~」その通りかもしれない。
行きすぎた正義感が悪へと変貌したのが犯人達だったろうから・・・。
“正しい事”の定義は人それぞれの受け止め方次第だったりもする場合もあるけど、
大切なのは信頼出来る仲間を尊重して判断していく自分ならでは信念なのでしょうね。
これがファイナルだけど、まだこれからも続編やスピンオフを作れそうな余力を残した終わり方のようにも感じました。
(終わった感じがしないと言うか・・・。)
作品はファイナルであっても、
青島や湾岸署の皆さんは今でも日々湾岸署管内を駆け抜けていそうな気もしてくる作品でした。
≪『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』スタッフ&出演者のインタビュー記事≫
↓各人のお名前をクリックするとそれぞれのインタビューを読めますよ。
踊る大捜査線 THE FINAL『15年を積み重ねたキャスト&スタッフ総出演で贈る!ラストダンス!!』-ORICON STYLE 連載
そうそう、ファイナルという感じはしなくて、
まだまだ続編作れそうな余白を残して終わった感じでしたね。
どうせなら、織田さんがインタビューで仰っていたように
青島刑事が定年になるまでシリーズを続けても良さそうな気もしましたよ。^^
ウチも先日観ましたけど、確かに続編まだまだできそうな内容でしたね☆