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大人
1960年代に発表された“子どものための哲学”の研究成果に基づき、
世界で初めて哲学の授業を取り入れたパリの幼稚園。
幼稚園児達が愛・自由・大人などについて語り合う様子を捉えたドキュメンタリー。
幼児達は哲学の授業に戸惑いながらも自分なりに考えて率直に語っている。
意見が分かれた時の折り合い方なんて大人でも対処が難しい。
ましてや、人生経験が少ない子供にとってはどうしてよいのかわからなくて当然かも?
意見の相違から他の子を叩いてしまった幼児を叱りつけるのではなく、
「どうして叩いたの?他に解決策はなかったの?」と
冷静に穏やかに話しかけるように聞いていた先生の姿が印象的でした。
やはり、日本とフランスの教育方針の違いを実感しましたね。
日本はほぼ同一民族なので同じ方向で染まろうとするし
韓国ほどではないものの儒教精神がまだ残っているので多少なりとも年功序列も意識する。
日本は“上から目線”“右に倣え”に逆らえない社会。
フランスは多民族なので馴れ合うのは難しいし、
皆違っていて当たり前という意識になるだろうから
幼児であっても自己開発が必要になってくるのかな。
国民性が違うのでどちらがどうとは言えないけど、
日本の教育者がフランスの教育現場を見たら、
または逆にフランスの教育者が日本の教育現場を見たら
どういう感想を持つんだろう?
そういう事を思ったりもしましたよ。
自己啓発の訓練ができていない日本の若者が、幼い理由がわかります。
どこかで自分を哲学的に見つめる視点が必要なのに、
日本ではその機会がなく、幼児はひたすら個性尊重の元にわがまま放題、もしくは自分を出せないままにされていましてね。
日本の幼児教育って、なんか自由をはき違えちゃってませんか?(笑)
だから思春期に上手く自分を大人にさせる作業は大変です。
・・・って、実感籠ってますね。 今日のコメ(笑)
職場で20代の人達に指示していても思うけど、
今の若者って言われた事しかしないんですよね・・・。
それに、すぐに何でも聞いて済まそうとする。
自分なりに調べたり考えたりしない人が多い気がしますよ。
言われた事以上の事を考えて提案しあって
先輩後輩問わずお互いを高めあっていくのが仕事だと私は思ってきたので
今の日本の社会はなんか違うなと思う事が多いです・・・。
今の若者って幼児期から自分を見つめていないし、
見つめ方もわからないから自分に自信がもてない・・・。
自分がわからない彼らに“ゆとり教育”の教科書をもたせたって、
なまける事しか覚えないだろうし・・・。
そんな状態で思春期を迎えて体は大人になっていっても
心はそう簡単に大人になれるわけがない。
なので、学校で技能を身につけたとしても社会に出て適応出来るとは限らないし、
本質を発揮出来なかったりもする。
彼らが悪いんじゃなくて、やはり日本の教育に課題がありますよね・・・。