今年2009年は太宰治と松本清張が生誕100年となる年なので、
両者の作品が数多く映像化されるそうです。
太宰治生誕100年で映画化相次ぐ 「ヴィヨンの妻」「斜陽」など (全2ページ)〔MSN産経ニュース:08.12.29〕
太宰治の代表作「人間失格」が角川で映画化〔バラエティ・ジャパン:09.01.17〕
太宰治作品の映画化は
『斜陽』[秋原正俊監督、佐藤江梨子主演:5月公開]
『ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ』[根岸吉太郎監督、松たか子(トップ写真)、浅野忠信主演:秋公開]
『パンドラの匣』[冨永昌敬監督、染谷将太、川上未映子主演:秋公開]
の3作品が製作されていて、『人間失格』も制作が決定したとの事。
だけど、松本清張作品の映画化は『ゼロの焦点』[犬童一心監督:秋公開]だけらしいです。
私は松本清張作品は娯楽的とは思わないんですよね。
松本清張作品は人間の複雑な内面を映し出す社会派サスペンスですよね。
(娯楽的なのは西村京○郎や山村○紗でしょ。)
私は推理小説しか読まない人なので太宰治作品は全く読んだことないけど、
太宰治作品は文学だから哲学的にこだわって映像に投影出来るので映画向きなのかしら?
コメントありがとうございます。(*^-^*
『ゼロの焦点』の原作は小学生の頃に読んだのであまり覚えていない私です。。。
旧作映画は未見です。
犬童一心監督がサスペンスを演出するというのは意外性があって興味惹かれます。
松本清張作品は戦争を経た戦後から昭和30年代ぐらいの
その時代背景ならではの思想が浮き彫りになっている作品が多いように感じるので、
現在の価値観とは少なからずズレも生じるだろうから
時代設定そのままでのリメイクは容易くはないでしょうね・・・。
コメントありがとうです。(*^-^*
>ただあまりに多作で実は傑作が少ない(つかみは上手いんだけど終盤グダグダ)作家だとも思ってマスが
その通りかもしれないね。
松本清張作品で私が傑作だと思ったのは
短編の『一年半待て』『地方紙を買う女』だけなんですよね。
『砂の器』も映画は回想場面の映像やドラマチックな音楽で脚色されていたから名作となったけど、
長編の原作自体は淡々としていて盛り上がりに欠ける地味な内容だったからね。
松本清張作品は飛び抜けた傑作が少ないけど、駄作はないように感じるの。
だからこそ、今でも根強く支持されているんだろうね。
時代設定そのまんまでリメイクするらしいですが、ちょっと今のご時勢ではリアリティに欠けるような・・・?
オイラが読んだ記事では
今年の邦画は「文芸作品ズラリ」
「松本清張と太宰治の生誕百年を象徴するかのように文芸作品が目立つ」
注目作として
「剱岳 点の記」(6月20日公開 新田次郎 木村大作監督)
「沈まぬ太陽」(秋公開 山崎豊子 若松節朗監督)
「重力ピエロ」(5月23日公開 伊坂幸太郎)
「フィッシュストーリー」(3月公開 伊坂幸太郎)
「鴨川ホルモー」(GW公開 万城目学)
が挙げられてた
原作モノはそれのファンがいるから そことの折り合いがつくかどうかも評価の分かれ目になるところがあるよね
オイラも清張モノは社会派サスペンスだと思う
何故犯人はその殺人事件を起こしたか?にも重点が置かれていたからね
ただあまりに多作で実は傑作が少ない(つかみは上手いんだけど終盤グダグダ)作家だとも思ってマスが