軽蔑 - goo 映画
焼きそば
愛してる
芥川賞作家・中上健次の遺作長編小説の映画化。
私は廣木隆一監督の作品がわりと好きなので観に行ってきました。
この監督は車の中の横顔をクローズアップしますね。
そういうロードムービータッチの演出が印象的。
クライマックス、列車に取り残された真知子が引き返して戻って来たにしても早く着きすぎな気もしたな。。。
それにしても、どうして真知子はカズがその場所に居るってわかったんだろう?
杏ちゃんはショートカット似合わないね。。。
(なんか、オバサンぽかったわ。m(_ _)m
ショートならば前髪長めのボブカットのほうがオシャレに見えるのにな・・・。)
高良くんは鼻水泣きが物凄かったね!
主演の二人は演技は上手いので安心して見る事が出来ましたよ。
ただ、大森さんやカズの仲間役の俳優さんの滑舌が悪かったので台詞が聴き取りにくかったわ。。。
(邦画なのに字幕入れてほしいと思ったほどなのよ。。。)
前半、カズがいなくて真知子が一人で部屋にいる時にカズの仲間達が押し掛けてきても
真知子に手を出さなかった仲間達は良い奴ばかりだったのにね・・・。
カズが作った借金の為に仲間同士が・・・バーのご婦人も・・・。
真知子や借金取りも巻き込んだカズがああいいう末路を迎えても同情する気にもならなかったわ・・・。
そういうカズにすがりつく真知子もなんだかな・・・。
まっ、メインの登場人物はどこかスレた人ばかりで生粋の善人はいないような気もした。
つまり、いわゆる“軽蔑”されても仕方がない人ばかりなのでタイトル通りの作品ではあったけどね。
“あんたなしでは生きていけない”風な昭和の演歌の世界観なんだろうけど、
それを平成の現代に映画化してもピンとこなかったです・・・。
同感。何かスレた女だからショート?どっちにしても杏ちゃんが可愛く見えないですよね。
仰るとおり軽蔑すべき奴らばっかり。でもまあそれが狙いならまんまと乗せられたのかなと思わなくもなかったりします。(苦笑)
あらま、今回はトラバはナシなのね。。。
杏ちゃんはストレートロングが健康的で可愛らしかったんだけど、
子役イメージを払拭する為にイメチェン図ったのでしょうね。
でも、あの野暮ったいショートカットは似合わなさすぎですね。。。
軽蔑すべき登場人物ばかりで観客に共感させない作りはそれはそれで構わないんだけど、
意地でも男にすがりつこうとするヒロイン像が古臭くて馴染めなかったです・・・。