初めてブログをやってみている。
先ずは自己紹介と言うことになるのかもしれない。
空襲を覚えている。父親の背中から、遠く、真っ赤に燃えている京浜工業地帯を見下ろしていた。風に乗って「お母さん!」と叫ぶ子供の声が聞こえたような気がした。いや、確かに聞こえた。
半分焼け焦げた衝立や、ノートの切れ端が舞い落ちてきた。こんなに遠くに、と思った記憶がある。
終戦後まもなくと言うことになると思うが、鉛筆を4cmほどに切って10倍くらいにした形の焼夷弾が、近所のお宮に山のように積まれていた。
幸い我が家は無事だったが、周囲には焼け跡ばかりが残った。(続く)2022/04/16 21:23