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スーパーで買い物するときに気にしたいこと

2019-06-13 16:19:48 | 読書
今回読んだ本。

食品の裏側
みんな大好きな食品添加物




この本を読んで、
何も考えずに安価な商品を買うのではなく
気をつけられる所は気をつけながら
賢く買い物をしたいものだと思った。


消費者は少しでも食費を下げるためにスーパーで安い食材や調味料を買おうとする。

でも、安いから安易に飛び付くのではなく
どうして安くできるのか、
一旦考えて欲しいと筆者の阿部司さんは言う。




例えば特売醤油はなぜ安いのか?
 

昔ながらの醤油の原料は、大豆と小麦と塩とこうじで出来ている。

こうじから作られた酵素が、大豆や小麦のタンパク質をアミノ酸に、でんぷんを糖分に変える。
これが醤油のうまみのもと。
醤油の色はアミノ酸が糖の一部と結びついてできた色である。

しかし、出来上がるまでは一年以上かかる。



これをもっと早くコストをかけずに作るにはどうしたらいいのか?

うまみのもとであるアミノ酸を作る
=
油を絞った絞りかすである脱脂加工大豆を塩酸で分解する
化学調味料でうまみを出す
甘味料で甘味をつける
酸味料で酸味を出す
増粘多糖類でコクととろみを出す
カラメル色素で着色
香りづけに本物醤油を少々
日持ちさせるために保存料を入れる
醤油風調味料が出来上がる。


我が家にある特売で買った醤油と、
この本を読んだ後買った丸大豆醤油のラベルを比べてみると。






上が安い醤油
下が丸大豆醤油。

丸大豆醤油のラベルの方がシンプルだ。

味を舐め比べてみると、
味が全く違うことが分かる。
これには本当に驚いた。


特売醤油に変えてから、
お刺身に付けるとどうしても合わなくてマズいなぁと思っていた。
刺身醤油を使わないからなのかと思っていた。

子供も途中で気持ち悪いと言って、
大好きだったお刺身を残すようになった。
お刺身が身体に合わなくなったのかと思っていた。

でも原因が分かった。
つけるお醤油の味が、まったく変わってしまったからだ。


食材を買ってきて家で煮物を作れば健康的。
と思っても、
調味料に添加物が入っていたら
添加物まみれの煮物になってしまう。




もう一つ、無料で使い放題のものがある。
 
なぜカフェに置いてあるコーヒーフレッシュは
無料で使い放題なのか??

知っている人は知っている話だが、
コーヒーフレッシュは牛乳や生クリームから作られているのではない。

植物油に水を混ぜ、乳化剤という名前の海面活性剤で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたものだから安く出来るのだ。

これも、大袋の裏を見れば分かるという。
植物油脂、乳化剤、増粘多糖類、PH調整剤、着色料、香料



この本を書いた阿部司さんは研究者ではなく
食品添加物商社のトップセールスマンだったそうだ。

なぜ添加物まみれの食品が出来るのか。

それは消費者が安物に飛びつくから
安いものしか売れないから
売る側はどうしたら安いものを提供できるのか
考えた結果の出来事なのだろう。

現場を知り尽くした筆者の言葉は
リアルで思わず唸ってしまう。

読みやすく身近な食品の話題なので興味もあり、夢中になって一気に読み上げてしまった。

阿部さんか言うように
まず手に取った商品をひっくり返して
ラベルに書かれた内容を読む事から始めたい。





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