共聴システムが設置済みのマンション等では、『分波器』によって地デジとBSを観ることが可能。では共聴システム側はどうなっているのだろうか?
地デジ放送と衛星放送(BS、CS)とでは受信アンテナが異なり、それぞれのアンテナで放送電波を受信し、ケーブルによってTVやビデオデッキに配信される。共同住宅の共聴システムでは、各居住者の部屋にケーブル配線するのだが、1本のケーブルを敷設して地デジと衛星放送で共用するのである。
1本のケーブルを共用するためには、『混合器』と『分波器』を用いる。『分波器』については前回紹介した。では『混合器』(ミキサーとも言う)とは何か? 名前の通り地デジ放送と衛星放送の電波信号を混合してケーブルに送り出すものである。
図ではVHF/UHFとBS・110°CSを混合するために、混合器として衛星ミキサーを使用している。衛星ミキサーの出力はケーブルによって各部屋に配信される。各部屋では分波器によって地デジ放送と衛星放送とを分離してTVに入力すれば良い。
部屋数が多くなると、電波信号が弱くなってしまう。そのため電波信号を増幅するための『ブースター』を用いる。一般的には、図の混合器に代えて混合機能を備えたブースターを設置することが多い。
ブースターからは衛星アンテナに対してDC15Vの電気が常時供給されている。従って、前回説明したように各部屋では衛星アンテナ用の電源は『切』に設定しておくのである。
なお、図では地上アナログ放送のためのVHFアンテナを含んでいるが、アナログ放送が終了したらVHFアンテナとVUミキサーは不要となる。
地デジ放送と衛星放送(BS、CS)とでは受信アンテナが異なり、それぞれのアンテナで放送電波を受信し、ケーブルによってTVやビデオデッキに配信される。共同住宅の共聴システムでは、各居住者の部屋にケーブル配線するのだが、1本のケーブルを敷設して地デジと衛星放送で共用するのである。
1本のケーブルを共用するためには、『混合器』と『分波器』を用いる。『分波器』については前回紹介した。では『混合器』(ミキサーとも言う)とは何か? 名前の通り地デジ放送と衛星放送の電波信号を混合してケーブルに送り出すものである。
図ではVHF/UHFとBS・110°CSを混合するために、混合器として衛星ミキサーを使用している。衛星ミキサーの出力はケーブルによって各部屋に配信される。各部屋では分波器によって地デジ放送と衛星放送とを分離してTVに入力すれば良い。
部屋数が多くなると、電波信号が弱くなってしまう。そのため電波信号を増幅するための『ブースター』を用いる。一般的には、図の混合器に代えて混合機能を備えたブースターを設置することが多い。
ブースターからは衛星アンテナに対してDC15Vの電気が常時供給されている。従って、前回説明したように各部屋では衛星アンテナ用の電源は『切』に設定しておくのである。
なお、図では地上アナログ放送のためのVHFアンテナを含んでいるが、アナログ放送が終了したらVHFアンテナとVUミキサーは不要となる。