定年後のパソコン生活

ボケ防止もかねて新たなパソコン活用にチャレンジ中。パソコンで実際に体験したことを主体に記述。

ホーム共聴(混合器と分波器)

2009-03-18 15:21:26 | 地デジ対策
 共聴システムが設置済みのマンション等では、『分波器』によって地デジとBSを観ることが可能。では共聴システム側はどうなっているのだろうか?

 地デジ放送と衛星放送(BS、CS)とでは受信アンテナが異なり、それぞれのアンテナで放送電波を受信し、ケーブルによってTVやビデオデッキに配信される。共同住宅の共聴システムでは、各居住者の部屋にケーブル配線するのだが、1本のケーブルを敷設して地デジと衛星放送で共用するのである。 

 1本のケーブルを共用するためには、『混合器』と『分波器』を用いる。『分波器』については前回紹介した。では『混合器』(ミキサーとも言う)とは何か? 名前の通り地デジ放送と衛星放送の電波信号を混合してケーブルに送り出すものである。


 図ではVHF/UHFとBS・110°CSを混合するために、混合器として衛星ミキサーを使用している。衛星ミキサーの出力はケーブルによって各部屋に配信される。各部屋では分波器によって地デジ放送と衛星放送とを分離してTVに入力すれば良い。

 部屋数が多くなると、電波信号が弱くなってしまう。そのため電波信号を増幅するための『ブースター』を用いる。一般的には、図の混合器に代えて混合機能を備えたブースターを設置することが多い。
 
 ブースターからは衛星アンテナに対してDC15Vの電気が常時供給されている。従って、前回説明したように各部屋では衛星アンテナ用の電源は『切』に設定しておくのである。

 なお、図では地上アナログ放送のためのVHFアンテナを含んでいるが、アナログ放送が終了したらVHFアンテナとVUミキサーは不要となる。
 


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