ここしばらくは釣りへといっていない。
つりブログであることはすっかりと忘れている。
まぁそんなことはどうでもいいことなのだが、
いざ釣りへ行くと決まったら心踊るものがある。
たとえそれがろくでもない場所だっても、
それはそれで楽しいものである。
午前中は区内で仕事、
午後は東松山へと、
夕方は日野へ、
一日の走行距離が180キロぐらい走ったのかな。
くたくただったがそれでも楽しい。
おっさんになっても心の中ではどこかウキウキしている。
やっぱり釣りは浮き釣りに限る。
なんてね。
いちおう予定は都内のいつもの場所となりそうである。
それでここしばらく手入れをしていなかった道具を引っ張り出す。
リールの糸は巻き癖がついて使いにくいし・・・・。
少し気にしているところである。
上州屋で安い磯釣り用のラインがあったのでゲットする。
まだちょっと時間がある。
来週までになんとか巻き替え・・・。
そういえば以前に買ったエギングロッドもまだ使っていない。
ヒイカでもやろうと買ったのだが、
結果2年か3年ぐらいそのままだったかな?
チョイ投げに持っていこうかなと思う。
20年ぐらい前にダイワのHZ波濤とシマノのBBX-5000LBを先輩から譲り受けた。
その頃は羽振りが良かったようで、
テクニウムだのなんだのと高級な道具にはまっていたみたい。
竿をいただいたのはいいがなかなかしっくりと来ない。
それでほとんど使わずにしまいこんでいた。
10年ぐらいは釣りのお供をすることも無かったが、
3年前に久しぶりに行くことになった。
「道具が無いから・・・・。」
羽振りのいいときを過ぎたら文無しになっていたそうで、
道具をすべて売りはらったそうです。
その時に譲り受けた竿と道具を返すことにした。
こちらは借りたつもりか預かったつもりでいたので、
なんか持ち物が本人の所へ戻ってくれてうれしかった。
一昨年・昨年と行けなかったのだが、
今年はと思って電話してみたら快諾してくれました。
20年ぐらい前の道具かもしれないが、
良い竿といいリールである。
個人的にはレバードラグのリールが上手に扱えず、
フロントドラグの方が好きである。
竿は安物とはいえ買ったので困ることも無い。
ただ一度預かっていた竿でフッコを釣り上げた。
竿の反発力で魚と適度なやり取りができる。
型がでかいほど竿のパワーを確認できる。
オ~良い竿!!!!っと思った。
竿のモデルはHZ波濤2号5.3メートル、
パワー穂先だったと思う。
釣りバブルに入った頃に売りに出された竿だったと思う。
数千円のローレンジの竿を除いて、
入門用としては1万円台の竿、
中級は2~4万円、上級はそれ以上となる。
ハイテクの鮎竿とか工芸品のような竿は今でも高いが、
カーボンロッドの性能がいきなりうんと上がり、
安価なものにまでカーボン素材が採用され始めた。
もちろん品質はピンキリでもあるが、
磯竿で15万円とかいう竿が売りに出たのもこの頃だったと思う。
磯釣りの徳島釣法(阿波釣法)が有名になり、
ビデオを観ると誰でも上達した気分になって海へ行った。
どこの漁港の堤防も休みの前日からは満杯で、
竿を出すことすらできない状態だった。
今ではあまり想像できない。
おっさんの楽しみだった釣りが老若男女誰でも行くわけだから
マナーの悪さが目立つようになり、
立ち入り禁止の場所が増えたのもこの時期だったのではないかと思う。
若い頃の自分のマナーの悪さを今になって恥じている。
決して良いマナーだったとは思っていないが、
今はできるだけ迷惑にならないようにと思っている。
HZ波濤だがやっぱりしっくりこない。
自分で買ったものでないからだったのだと思う。
ただ20年前に造られたミドルレンジの竿だが、
性能は今でも充分なものである。
レビン/トレノの86が最近まで人気があるように、
現在の86と比べて性能が劣ったとしても、
当時の車としては今でも通用する楽しさがそこにある。
そんな感じなのかなと思う。
軽量で操作性が良くて、
魚がかかったときのラインコントロールがしやすい。
竿の反発力で魚を浮かしてくれて、
魚のひとのしにも柔軟に対応してくれる。
そのことでリールの糸の出し入れをしやすくなる。
今では1万円台の竿の性能が上がったが、
製品の持つコンセプトデザインは20年ぐらい前になるのではないかと思う。
BBX-5000にしてもレバードラグはそれまでもあったが、
発売以降製品レベルが向上し、
それまでになかった入門用~上級者用のラインナップを揃えるようになった。
シマノがリールのバランスなどを手がけたこともあって、
この頃よりリールの性能が著しく向上する。
フロントドラグも回転性能ばかりでなくドラグ性能も上がる。
今ではバーゲンセールの3000円を切るように糸巻きリールでも、
昔ほどむちゃくちゃな動きをするリールを見かけなくなった。
ダイワとシマノ、日本の二大メーカーでもある。
もちろんともに世界企業でもある。
釣りをやめていた先輩も、
先日の電話で聞いたところ大島で釣りを堪能したとの事。
やはり主のもとのほうが居心地が良かったとことと思う。
一週間後が楽しみである。