17日の日曜日、見舞いには行かなかった。18日に行くし、元気そうだしって事で、なかなか見舞いに行けなかった妹だけ見舞いに行った。会社の人達も見舞いに来ていたそうで、わりと元気だったらしい。
同じ病室の方々から聞いた話だと、その日の夜10時頃、腰の痛みを訴え始めた父親。看護婦が様子を見に来ていたらしい。ひょっとしたら大動脈が…って、この時点で気付くのが普通だと思う。医療のこと分からない私が『その時には腹部で出血してたんだな』って分かったのに。腰の痛みを訴え始めて、夜中の2時頃に気分が悪そうな感じで、とても辛そうだったから同じ病室の方々が心配して看護婦を呼びに行ってくれたそうで、それから、しばらく看護婦が付き添っていたと言う。
午前3時過ぎ、父親は大量に吐血した。1階の処置室に運ぶのに、台車みたいなの(患者が手術室に運ばれる時に使うアレ)を看護婦が持ってきて、同じ病室の方々が『台車に乗せるのを手伝いましょうか?』と言ったら、父親は自分でベッドから台車に移ったらしい。その後に気を失って1階へ運ばれた。
自宅に電話が入ったのは午前4時半頃だったか『お父様の容態が、かんばしくないんですよ。なのでスグに病院に来て下さい』と。家族に電話するまでの間の約1時間半、この時に何が?誰が何をしたのか?疑問に思うこととなる。
病院へ駆け付けたら、手術室じゃなく診察室に行くよう言われ、ドアを開けたら…… 瞳孔が開いて目の焦点が合ってない、まるで死んだ魚のような目をしていて、だらし無く口を開けたままで口の回りが血だらけの父親の顔が私の目に飛び込んできた。『何コレ?もう死んでるやん…』院長がドアの方に向いてる父の顔を反対側に向けた。母は放心状態。この空気感、何か怪しい。そう直感した私は院長の顔や態度を観察した『何か、やらかした』そう感じた。院長から説明を受けてる間もヤツの目の表情を、言動を観察しながら聞いた。『実は検査でガン細胞が見つかりまして、そんなに大きくないですが』と言って母にガンだから吐血した、ガンだから今このような状態になってると思いこませようと必死だった。その必死さが、かなりムカついた。ガンだから仕方ないと言いながら、身振り手振りの説明、ものすごく動揺してるのを隠そうとしてるのがバレバレ。『ご主人は血液型がRh-のA型だったんですねぇ…』と言った院長。『!!!』母が『そうですよ。知らなかったんですか?』と聞いたら、慌てて『あ、あぁ知ってましたよ。輸血の準備をするのに血液が合うか
検査してる間に心肺停止になりまして』『え?じゃあ心肺停止してから、どれくらい時間が経ったんですか?』『ご家族に連絡した時には停止後1時間くらい経ってました』キレて暴れ狂いそうになったけど抑えて、どんなことを院長に言ったか覚えてないけど『もう死んどうやん』とか言ったと思う。緊急手術した訳でもないのに『肝臓は立派ですキレイなモンです』とか言いやがった。診察室の片隅に、ほったらかしにされた父。夜が明けて来た頃、親戚も来て説明を聞いていた。
同じ病室の方々から聞いた話だと、その日の夜10時頃、腰の痛みを訴え始めた父親。看護婦が様子を見に来ていたらしい。ひょっとしたら大動脈が…って、この時点で気付くのが普通だと思う。医療のこと分からない私が『その時には腹部で出血してたんだな』って分かったのに。腰の痛みを訴え始めて、夜中の2時頃に気分が悪そうな感じで、とても辛そうだったから同じ病室の方々が心配して看護婦を呼びに行ってくれたそうで、それから、しばらく看護婦が付き添っていたと言う。
午前3時過ぎ、父親は大量に吐血した。1階の処置室に運ぶのに、台車みたいなの(患者が手術室に運ばれる時に使うアレ)を看護婦が持ってきて、同じ病室の方々が『台車に乗せるのを手伝いましょうか?』と言ったら、父親は自分でベッドから台車に移ったらしい。その後に気を失って1階へ運ばれた。
自宅に電話が入ったのは午前4時半頃だったか『お父様の容態が、かんばしくないんですよ。なのでスグに病院に来て下さい』と。家族に電話するまでの間の約1時間半、この時に何が?誰が何をしたのか?疑問に思うこととなる。
病院へ駆け付けたら、手術室じゃなく診察室に行くよう言われ、ドアを開けたら…… 瞳孔が開いて目の焦点が合ってない、まるで死んだ魚のような目をしていて、だらし無く口を開けたままで口の回りが血だらけの父親の顔が私の目に飛び込んできた。『何コレ?もう死んでるやん…』院長がドアの方に向いてる父の顔を反対側に向けた。母は放心状態。この空気感、何か怪しい。そう直感した私は院長の顔や態度を観察した『何か、やらかした』そう感じた。院長から説明を受けてる間もヤツの目の表情を、言動を観察しながら聞いた。『実は検査でガン細胞が見つかりまして、そんなに大きくないですが』と言って母にガンだから吐血した、ガンだから今このような状態になってると思いこませようと必死だった。その必死さが、かなりムカついた。ガンだから仕方ないと言いながら、身振り手振りの説明、ものすごく動揺してるのを隠そうとしてるのがバレバレ。『ご主人は血液型がRh-のA型だったんですねぇ…』と言った院長。『!!!』母が『そうですよ。知らなかったんですか?』と聞いたら、慌てて『あ、あぁ知ってましたよ。輸血の準備をするのに血液が合うか
検査してる間に心肺停止になりまして』『え?じゃあ心肺停止してから、どれくらい時間が経ったんですか?』『ご家族に連絡した時には停止後1時間くらい経ってました』キレて暴れ狂いそうになったけど抑えて、どんなことを院長に言ったか覚えてないけど『もう死んどうやん』とか言ったと思う。緊急手術した訳でもないのに『肝臓は立派ですキレイなモンです』とか言いやがった。診察室の片隅に、ほったらかしにされた父。夜が明けて来た頃、親戚も来て説明を聞いていた。