JR福知山線脱線事故

このニュースは仕事場である売場で知りました。シフトで遅く出勤してきた人に凄いニュースですよーと言われてYahooを見たのですが、ニュースのページを開いたところで凍りつきました。

センセイの実家は関西ですが、今年の春より宝塚に引っ越し、オヤジはそこから大阪へ、そして愚弟２号はそこから大学へ通っており、愚弟２号はその福知山線を使用しているはずなのです。

血の気が引く音と言うのはこの事を言うのでしょうか。キーンと言う耳鳴りのような音と共に視界がディスプレイの範囲内だけになり、歯がカタカタと震えてます。その場で携帯を取り出し愚弟２号にコールしますが、

「電波の繋がらない所にいるか電源が…」

嫌な汗が額に浮かぶのを感じながら、家にいるはずのオカンにかけ直します。1コール、2コール、3コール、ここまでじれったく思ったのは何時以来だろうか。

4コールめが終わるときに
「もしもしー」

通じた！
「あ、あ、あ、オカン？ オレ、俺おれ」
オレオレ詐欺ですか。でも呂律が回らなく、ロクに言葉が浮かびません。

「あ、○○？ 何？ ひょっとして事故？ だいじょーぶだよー」
大丈夫！ その言葉を聞いた瞬間、へなへなと崩れ落ち、売り場と言うことも忘れて机に突っ伏してしまいました。詳細を聞くと、親父は使用しているラインが違い（阪急線を使用）、愚弟2号は朝7:30に通学するので今回の事故には巻き込まれなかったとの事。本人達の無事も確認済。どうやら既に関西在住の親戚関係から相当な数の同じような問い合わせを聞いていたようで、かなり慣れた感じでの説明でした。

晩にはオヤジからもメールで「大丈夫だよー」と連絡がきて一安心。

しかし、貧乏だけど心は萌えさんが言うように、こう言う時こそインターネットの速報性がモノを言うのでは？ とホントに思ってしまいました。今回のセンセイの場合も携帯が無ければおそらく売り場放り出していただろうし。

亡くなられた方々の、ご冥福をお祈りいたします。