「カケ。ネギ抜いてくれ」（旧OVA版パトレイバー、二課の一番長い日より）

本日はぶらりぶらりとはいかないんですが、


おやおや千葉まで足を運んじゃいました（声：滝口順平）。どこへ行くんでしょうこのセンセイは。
　
　

　
と言う訳で千葉在住の友人に誘われ、千葉は京成ローザにて上映中の「立喰師列伝」を観てきました。
　
　
感想
　

　
　
これこそが押井守だよ！ パトレイバー経由で「紅い眼鏡」やら「ケルベロス」やらを体験した人間にとっては久しぶりにアングラ乗りの押井ブシを堪能できました。それだけに「攻殻」「イノセンス」以降の『日本を代表する映像作家』みたいな言われ方をしている押井守しか知らないヒトたちには何が面白いのかサッパリだった事でしょう。事実終了後に非常に困った顔をしているカップルの片割れのねーちゃんが印象的でした。しかし男の方は何が目的でこの映画を見ようとしたのか。

何を書いてもネタバレになるので何も言えないんですが、とりあえずセンセイは榊原良子と樋口真嗣に笑いが押えられませんでした。

あとこの映画を見るためには以下を基礎教養として知っておく必要があると思います。

・小説「立喰師列伝」（Amazon）
原作小説。ザ・スニーカー誌に連載されていたが、最終回（中辛のサブ）にあたる2003年6月号は「涼宮ハルヒ」が連載開始と無駄非常に豪華だった。
・エンターブレイン 『TOKYO WAR MOBILE POLICE PATLABOR』（Amazon）
劇場版パトレイバー２のノベライズ。後藤と荒川が立喰蕎麦屋で語らうシーン（小説オリジナル）あり。
・新OVA版「機動警察パトレイバー」第10話「その名はアムネジア」
脚本：押井守。「冷やしタヌキの政」なる立喰師が太田に逆説教されてる。
・GAINAX「DAICONFILM版 帰ってきたウルトラマン」
・新潮文庫：泉麻人 「B級ニュース図鑑」（Amazon）
　
　
や、センセイのヲタ歴史の記録やね。