COMIC MARKET70 一日目

1975年12月。東京のとある公共ビルの会議室で小さな催しが開かれた。参加サークル数30余。動員人数約800。ファンによる集会にすぎなかったこのイベントは、回を追うごとに規模拡大の一途をたどり、いつしか日本全国のヲタが集まるヲタク最大の祭典になる。
コミック、アニメ、ゲーム、ノベルなどの表現を主目的とし、一種異様な有象無象が一堂に会す。エロティック描写に特化しきった版権無視の二次著作同人誌、同人ソフトが売買される。独自の解釈で表現されたいろんな意味で犯罪、ないし、風俗営業スレスレのコスチュームプレイ撮影会がそこかしこで展開される。
　
　
　世界的規模で見てももっともダメ人間達による、
　世界規模で見ても最も愛されているイベント。
　
　
書きたい・伝えたい・(儲けたい)と言う送り手。
欲しい・参加したい・(転売して儲けたい)受け手。
宣伝・告知したい・(グッズ売って儲けたい)企業。

その他、正体不明な者たち。
　
　
　コミックマーケット70。
　
　
参加サークル数　約35,000。
出展企業　約120社。
総動員人数予想　延べ46万人。
イベント開催費用　約3億円。
　
国内最大規模の展示会場『東京ビックサイト』東館6ホール西館4ホールを使いきり、さまざまなジャンルにおける最深端の精鋭（＝最強にダメまった人/意訳）たちが集う。
　

　
すべてが、なにかに導かれるように。そして――。

（月面基地前『らくえん ～あいかわらずなぼく。の場合～』（Amazon）より・一部改変）
　
　

　
と言う訳でコミックマーケット70（通称：コミケ）に逝って来ました。
参加した方々、お疲れ様でした。と言っても本日は三連戦の一日目で、我々野郎ヲタにとっては三日目こそが本番なんですけどね！
実はセンセイも一日目の参加は久しぶりでした。社会人になってからというもの三日目のみ休日を取って参加すると言う日程で動いていたからなぁ。それで久方ぶりに男性向け以外のジャンルがひしめいている会場を見ましたが、まぁ何と腐女子女性の方々の多い事。いかに三日目が（いろんな意味で）地獄かと言う証明ですな。

それ以上に企業ブースが凄かった。もうあちらこちらで語られていますが、特にTYPE‐MOON、なのはProjectの行列は悲惨を極めた模様で。勿論センセイは行列を見ただけで畏れをなしてすごすごと引き返しましたけどね！
（でも、そのくらいの時間でもYUJINのモリガンは大分数があった事を目視確認しました。えびセイバー限定版は影も形も無くなってましたが）
　
もっとも企業ブースのある西館に着いたのは12時ごろ。それまでは東館で友人のファンネルとしてあちこちを駆け回っておりました。そんな中で何とか自分用を確保できたのがこちら。
　
東シ46a『Blazer One』 「メイドさんボトルキャップフィギュア　すもも＆インコ」




　
原型製作はお馴染み宮川武氏。甘露樹×宮川武のコンビも今年に入って既に三回目なので（一回目はWF「シャンプー」、二回目はサンクリ版）非常に手馴れていると言うか、目が大きめのあまつゆ絵と宮川氏の造形のの相性は非常に良いものであることを再確認する代物でした。ボトルキャップフィギュアとしては、通常のトレーディングフィギュアサイズとほぼ同じなのでかなり大き目と言う印象。ボトルキャップと言うよりウォーターラインモデルのフィギュアと考えた方がヨロシイかと。
尚、以前のWFで同じ宮川氏が作成したボトルキャップフィギュアはキャップサイズが特殊でしたが、今回のは通常サイズです。
そして主役のインコの出来が良し。良い按配にディフォルメが効いているので実にかわいらしく出来ております。

そしてこの商品の真価は、三日目の東シ62a『CUT A DASH!!』の猫耳メイドボトルキャップと並べる事で発揮されると…畜生！ファンネルッ！
　
本日の『Blazer One』では相当数用意していたようなので、午前中に向かった人には行き渡ったようですが、それでもスゴイ人が並びました。
センセイの記憶が正しければ

　
東ホール中間地点から一旦東ホール端まで移動し、折り返して反対側の端まで。本日のサークル内ではおそらく一番の行列だったでしょう。　
それ以上の行列を西館企業ブースであちこちに見つけてしまったので引き返したセンセイをヘタレと言わないでくださいお願いしますもう年齢なんです。
　
そんなわけで戦いは続く！戦いは続く！あぁストップ・ザ・バトル！ なので参加する人は明日以降も頑張れ～。センセイは二日目は仕事です。